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#152 魔王軍基地潜入計画⑫
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「翔子!」
ソフィアが跳ね起きた。
「出番だよ! 甲板へ急ごう!」
嫌だったけど、仕方がない。
ソフィアの肩を借り、よろよろと立ち上がる。
船のローリングに合わせて巨乳が上下左右にぴょんぴょん跳ねるため、バランスを取りにくくてしょうがない。
苦労して梯子を上がると、
「おいらも行くぜ! いよいよ巨大ロボット出動かよ!」
呼んでもいないのに、後ろから一平がついてきた。
上層にあがると、荒くれ男たちは床にうずくまり、頭を抱えて何事か口々に唱えている最中だった。
「くわばらくわばら」
「なんまいだぶ」
そんな声があちこちから聞こえてくる。
「ちょっとあんたたち、しっかりしてよ!」
ソフィアがそんな男たちの尻を乱暴に蹴り飛ばす。
もうひとつ梯子を上って甲板に出ると、いきなり頭の上から波が崩れ落ちてきた。
「ぶっ、死ぬ」
びしょぬれになり、私は船のメインマストに懸命にしがみついた。
船は今や、荒れ狂う海に木の葉のごとく翻弄されている。
頭上からはバケツをひっくり返したような強い雨が降り注ぎ、周囲は見渡す限りうねる高い波。
その波のはざま、船の進行方向に、異様なものが浮かんでいた。
「あれが…リヴァイアさん?」
ソフィアが呆然とつぶやいた。
「はあ?」
と私も呆れて口を開けた。
波の上を漂っているのは、巨大な蓮の花である。
差し渡し10メートルはあるだろうか。
さながらマンモスフラワーとでもいうべきか。
が、もっと異様なのは、その上に座っているやつだった。
大仏である。
東大寺などでおなじみのあの大仏様が、荒れ狂う海に蓮の花に乗って漂っている。
しかも。
胡坐をかいたその大仏の股間から、トーテムポールのような長大な棒が突き立っているのだ。
ロケットみたいに亀頭のふくらんだ、バカでかいペニスである。
大仏は、膝の上に置いた両手でその勃起ペニスをつかんでいるのだった。
「な、なんで?」
私はあまりのバカバカしさに、うわ言のようにつぶやいた。
「どうしてまた、よりによって大仏なの?」
「いいから翔子、早くビッチファッカーに!」
ソフィアが私の背中を押した。
「このままじゃ、みんな船ごと沈んじゃうよ!」
「わ、わかった」
本当は何もわかっていなかったけど、とりあえず私はやってみることにした。
ビスチェの胸プレートを回転させ、ふたつの巨乳を引っ張り出す。
釣り鐘型の、見事な乳房がぷるんと飛び出て天を指す。
その肉の丘を両手で挟み、谷間をぐっと中央に寄せてやる。
乳首の先のふたつのリングが触れ合った、その瞬間である。
突如として嵐が消え、あっと叫んだ時には、すでに私はビッチファッカー初号機のコクピットの中だった。
-試運転のチャンスですねー
頭の中で、女神が言った。
-さ、翔子、配置につくのですー
ソフィアが跳ね起きた。
「出番だよ! 甲板へ急ごう!」
嫌だったけど、仕方がない。
ソフィアの肩を借り、よろよろと立ち上がる。
船のローリングに合わせて巨乳が上下左右にぴょんぴょん跳ねるため、バランスを取りにくくてしょうがない。
苦労して梯子を上がると、
「おいらも行くぜ! いよいよ巨大ロボット出動かよ!」
呼んでもいないのに、後ろから一平がついてきた。
上層にあがると、荒くれ男たちは床にうずくまり、頭を抱えて何事か口々に唱えている最中だった。
「くわばらくわばら」
「なんまいだぶ」
そんな声があちこちから聞こえてくる。
「ちょっとあんたたち、しっかりしてよ!」
ソフィアがそんな男たちの尻を乱暴に蹴り飛ばす。
もうひとつ梯子を上って甲板に出ると、いきなり頭の上から波が崩れ落ちてきた。
「ぶっ、死ぬ」
びしょぬれになり、私は船のメインマストに懸命にしがみついた。
船は今や、荒れ狂う海に木の葉のごとく翻弄されている。
頭上からはバケツをひっくり返したような強い雨が降り注ぎ、周囲は見渡す限りうねる高い波。
その波のはざま、船の進行方向に、異様なものが浮かんでいた。
「あれが…リヴァイアさん?」
ソフィアが呆然とつぶやいた。
「はあ?」
と私も呆れて口を開けた。
波の上を漂っているのは、巨大な蓮の花である。
差し渡し10メートルはあるだろうか。
さながらマンモスフラワーとでもいうべきか。
が、もっと異様なのは、その上に座っているやつだった。
大仏である。
東大寺などでおなじみのあの大仏様が、荒れ狂う海に蓮の花に乗って漂っている。
しかも。
胡坐をかいたその大仏の股間から、トーテムポールのような長大な棒が突き立っているのだ。
ロケットみたいに亀頭のふくらんだ、バカでかいペニスである。
大仏は、膝の上に置いた両手でその勃起ペニスをつかんでいるのだった。
「な、なんで?」
私はあまりのバカバカしさに、うわ言のようにつぶやいた。
「どうしてまた、よりによって大仏なの?」
「いいから翔子、早くビッチファッカーに!」
ソフィアが私の背中を押した。
「このままじゃ、みんな船ごと沈んじゃうよ!」
「わ、わかった」
本当は何もわかっていなかったけど、とりあえず私はやってみることにした。
ビスチェの胸プレートを回転させ、ふたつの巨乳を引っ張り出す。
釣り鐘型の、見事な乳房がぷるんと飛び出て天を指す。
その肉の丘を両手で挟み、谷間をぐっと中央に寄せてやる。
乳首の先のふたつのリングが触れ合った、その瞬間である。
突如として嵐が消え、あっと叫んだ時には、すでに私はビッチファッカー初号機のコクピットの中だった。
-試運転のチャンスですねー
頭の中で、女神が言った。
-さ、翔子、配置につくのですー
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