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#96 中ボス戦⑧
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・エア・ひざまくら 習得SP 250P 消費MP300
・いっしょにおねんね 習得SP260P 消費MP310
これが、魔法リストに燦然と輝く、レベル35のエロ魔法だった。
「おいおい」
私は声を荒げた。
「不倫カップルの温泉旅行じゃないんだから、もっとマシなの出してよね! 私がやられちゃったら、いったい誰がこの世界を救うって言うの?」
-そう言われましても。
レベルアップの女神は歯切れが悪い。
「えーい、やり直し! 早く次のリスト、出してったら!」
わめいている間にも、意に反して体が上下に振動する。
私の分身である美神が、怪人の後頭部に騎乗位で跨ったまま、真下から突き上げられているせいだ。
珍朴菜の極太ペニスが、彼女の蜜壺の中を、情け容赦なくかきまわしているのである。
当然、彼女の感じている快感は、私にもリアルタイムで伝わってくる。
くう。
だ、だめ。
このままでは、い、いっちゃうよ…。
-仕方ありません。緊急事態ですから、特別措置としてー
イキかけている私をさすがに哀れに思ったのか、女神が言った。
ー魔法ルーレットで、次に覚える魔法を決めていただくことにしますー
「魔法、ルーレット?」
-そうです。今から、私が残りの全リストを高速回転させます。ここぞと思ったところで、念じてくださいー
「止まれって具合に?」
-そうですー
「めちゃ高レベルの魔法を引き当てることもありなのね?」
-ええ。ただし、その場合は、現状のレベルに合わせて、威力を調整する必要がありますがー
「やるやる! さあ、早く回して! 私が達しないうちに!」
-では。レディ・ゴー!-
カラカラカラカラ。
旧式のスロットマシーンみたいな感じで、頭の中のリストが回転を始めた。
早すぎて、どんな魔法があるのか、さっぱりわからない。
ええい、何でもいいや。
さっきのふたつ。
『エア・ひざまくら』と『いっしょにおねんね』以外なら。
快感が急速に高まってきた。
まずい。
気持ち、いい。
いつまでも回してはいられない。
「ストップ!」
適当なところで、私は叫んだ。
スロットがスピードを落とし、やがて、カランと乾いた音を立てて止まった。
そこに現れた文字を見て、
「おお」
私は息を呑んだ。
これだ。
これなら、使えるかも。
・いっしょにおねんね 習得SP260P 消費MP310
これが、魔法リストに燦然と輝く、レベル35のエロ魔法だった。
「おいおい」
私は声を荒げた。
「不倫カップルの温泉旅行じゃないんだから、もっとマシなの出してよね! 私がやられちゃったら、いったい誰がこの世界を救うって言うの?」
-そう言われましても。
レベルアップの女神は歯切れが悪い。
「えーい、やり直し! 早く次のリスト、出してったら!」
わめいている間にも、意に反して体が上下に振動する。
私の分身である美神が、怪人の後頭部に騎乗位で跨ったまま、真下から突き上げられているせいだ。
珍朴菜の極太ペニスが、彼女の蜜壺の中を、情け容赦なくかきまわしているのである。
当然、彼女の感じている快感は、私にもリアルタイムで伝わってくる。
くう。
だ、だめ。
このままでは、い、いっちゃうよ…。
-仕方ありません。緊急事態ですから、特別措置としてー
イキかけている私をさすがに哀れに思ったのか、女神が言った。
ー魔法ルーレットで、次に覚える魔法を決めていただくことにしますー
「魔法、ルーレット?」
-そうです。今から、私が残りの全リストを高速回転させます。ここぞと思ったところで、念じてくださいー
「止まれって具合に?」
-そうですー
「めちゃ高レベルの魔法を引き当てることもありなのね?」
-ええ。ただし、その場合は、現状のレベルに合わせて、威力を調整する必要がありますがー
「やるやる! さあ、早く回して! 私が達しないうちに!」
-では。レディ・ゴー!-
カラカラカラカラ。
旧式のスロットマシーンみたいな感じで、頭の中のリストが回転を始めた。
早すぎて、どんな魔法があるのか、さっぱりわからない。
ええい、何でもいいや。
さっきのふたつ。
『エア・ひざまくら』と『いっしょにおねんね』以外なら。
快感が急速に高まってきた。
まずい。
気持ち、いい。
いつまでも回してはいられない。
「ストップ!」
適当なところで、私は叫んだ。
スロットがスピードを落とし、やがて、カランと乾いた音を立てて止まった。
そこに現れた文字を見て、
「おお」
私は息を呑んだ。
これだ。
これなら、使えるかも。
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