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#72 召喚魔法
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リストに上がったのは、以下のふたつである。
? 天誅バイブ 必須SP 40
消費MP 50
? 美尻ボンバー(召喚) 必須SP 200
消費MP 200
なんとか手首を目の前まで引き寄せ、ブレスレットで現在の状況を確認する。
SPは400貯まっている。
度重なるレベルアップのおかげで、MPのマックスは3000にまで達している。
MP充填率80パーセントだから、ふたつとも覚えて即実行することも不可能ではない。
それにしても、と思う。
?の美尻ボンバーに、『召喚魔法』という但し書きがついているのはなぜだろう。
消費MP200というのも、これまで覚えた魔法の中で最大だ。
マジでゲームみたいに、召喚獣を呼び出せるというのだろうか。
しかし、バイブだの美尻だの、相変らずゲスなネーミングである。
誰が命名したのか知らないけど、マジでもう少しなんとかしてほしい。
文句をつけていてもらちが明かないので、とりあえずふたつとも覚えることにして、魔法の名前を思念で押す。
-天誅バイブ、習得しましたー
-美尻ボンバー、習得しましたー
天の声が告げた。
じゃあ、まずは、消費MPの少ない天誅バイブから。
頭の中で念じると、群がるゾンビの顔越しにそれが見えた。
空中に奇妙なものが出現したのだ。
直径10センチ、長さ30センチはありそうな、黒光りする人造ペニスである。
ウインウインと唸りながら身悶えしているさまは、まさに大人の玩具、バイブレーターだ。
まるで黒人のそれを模したようなその雄姿に、私はしばし見入ってしまった。
太い。
そして、長い。
あれが入ってきたら、なんだかむっちゃ気持ちよさそうだ。
そんなことを妄想していると、ふいに糸が切れたようにバイブが落下を始めた。
音に気づいて、真下に居たゾンビが顔を上げた。
ちょうど私の胸にまたがっていた、おっさんのゾンビである。
そいつの口めがけて、バイブが突っ込んだ。
ぐしゃ。
ゾンビの頭が爆発した。
それでもまだ容赦なく、バイブはゾンビの体の中にずぶずぶとめり込んでいく。
ゾンビたちの動きが止まった。
みんな呆気にとられ、突然ひき肉と化した仲間のほうを眺めている。
チャンスだった。
私はましらのごとく転がった。
十分距離を取って振り返ると、両手を頭上に差し上げて叫んだ。
「行け! 美尻ボンバー!」
あそこにはまったクリリングがとたんに高熱を発し、否応なく私を快感の渦に巻き込んだ。
? 天誅バイブ 必須SP 40
消費MP 50
? 美尻ボンバー(召喚) 必須SP 200
消費MP 200
なんとか手首を目の前まで引き寄せ、ブレスレットで現在の状況を確認する。
SPは400貯まっている。
度重なるレベルアップのおかげで、MPのマックスは3000にまで達している。
MP充填率80パーセントだから、ふたつとも覚えて即実行することも不可能ではない。
それにしても、と思う。
?の美尻ボンバーに、『召喚魔法』という但し書きがついているのはなぜだろう。
消費MP200というのも、これまで覚えた魔法の中で最大だ。
マジでゲームみたいに、召喚獣を呼び出せるというのだろうか。
しかし、バイブだの美尻だの、相変らずゲスなネーミングである。
誰が命名したのか知らないけど、マジでもう少しなんとかしてほしい。
文句をつけていてもらちが明かないので、とりあえずふたつとも覚えることにして、魔法の名前を思念で押す。
-天誅バイブ、習得しましたー
-美尻ボンバー、習得しましたー
天の声が告げた。
じゃあ、まずは、消費MPの少ない天誅バイブから。
頭の中で念じると、群がるゾンビの顔越しにそれが見えた。
空中に奇妙なものが出現したのだ。
直径10センチ、長さ30センチはありそうな、黒光りする人造ペニスである。
ウインウインと唸りながら身悶えしているさまは、まさに大人の玩具、バイブレーターだ。
まるで黒人のそれを模したようなその雄姿に、私はしばし見入ってしまった。
太い。
そして、長い。
あれが入ってきたら、なんだかむっちゃ気持ちよさそうだ。
そんなことを妄想していると、ふいに糸が切れたようにバイブが落下を始めた。
音に気づいて、真下に居たゾンビが顔を上げた。
ちょうど私の胸にまたがっていた、おっさんのゾンビである。
そいつの口めがけて、バイブが突っ込んだ。
ぐしゃ。
ゾンビの頭が爆発した。
それでもまだ容赦なく、バイブはゾンビの体の中にずぶずぶとめり込んでいく。
ゾンビたちの動きが止まった。
みんな呆気にとられ、突然ひき肉と化した仲間のほうを眺めている。
チャンスだった。
私はましらのごとく転がった。
十分距離を取って振り返ると、両手を頭上に差し上げて叫んだ。
「行け! 美尻ボンバー!」
あそこにはまったクリリングがとたんに高熱を発し、否応なく私を快感の渦に巻き込んだ。
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