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#64 絶体絶命!
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ま、まずい!
私は暴れた。
つもりだった。
だが、痺れ薬のせいで、指1本動かせない。
なんてことだろう。
19年間守ってきた貞操を、あの化け物みたいなトロルに奪われた挙句、今度は小学生に犯されるとは!
これでは極上のこのボディがダイナシである。
宝の持ち腐れとは、まさにこのことだ。
第一、セックスとは愛が前提の行為なのではなかったのか?
どうして私だけが、こう次から次に、意に沿わぬ相手としなければならないのだ?
「ぶふふふっ、どうだ、動けないだろう? へへ、じゃ、さっそく触らせてもらおうかなあ」
鼻の穴を広げたマセガキの顔が近づいてくる。
くそ。
こんな童貞、MPさえあればイチコロなのに。
なにもヴァギナカッターで包茎ちんぼを輪切りにしてやるほどのこともない。
エア・フェラチオで充分なのだ。
なのに、そのMP7すらも今の私にはないのだった。
エクスタシー・ハリケーン、乳首ミサイルという大技を連発し、愛液ローションで身体を防御し続けた結果、MPがすっからかんになってしまったのである。
こうなったら意地でもMPを貯めるほかないのだが、それには性的快感が必要だ。
なのに、最悪なことに、全身が痺れ薬のせいで無感覚になってしまっている。
これでは得意の『ひとり乳首舐め』も不可能だし、仮にマセガキに乳房やあそこを愛撫されたとしても、神経が麻痺していて何も感じないに違いない。
何かいい手はないものか。
せめて、疑似的に快感を得られる方法があれば…。
「まず、おっぱい、もんじゃおっかなあ」
すぐ耳元でマセガキの声がした。
「うひゃあ、すっげえ。なんてやわらかいんだ」
いかん。
マジでこいつ、もんでやがる。
何も感じないけど、薄目を開けるとガキが私の右乳にかじりついていた。
うう、これは一刻の猶予もないぞ。
快感と言えば。
私は雑念を払い、目を閉じた。
私がこの短い生涯で、本気で感じた経験。
それを思い出せばいいのではないか。
ふとそう思ったのだ。
こちらの世界に来てからの経験は駄目である。
エロ魔導士になってからのそれは、どれも今一つ、心ときめくものがないからだ。
気持ちいいにはいいのだが、どうもやらされている、という感じが強いのである。
ならば、向こうの世界に居た時の経験を思い出すしかない。
しかし、年齢=彼氏いない歴の干物女だったこの私に、そんな心ときめく体験があっただろうか。
自慢じゃないが、オナニーすらもしたことがなかったのだから。
でも。
ほんとうにそうだろうか。
思い出すんだ、翔子。
必死で記憶を巻き戻す。
大学、高校と暗黒の時代をさかのぼる。
中学3年の夏までさかのぼった時である。
あ。
一筋の光明が、私の目を射てきらめいた。
そういえば、あれ。
あれがある。
そうして気がつくと、私は瞬時に中3の夏休みに戻っていた。
私は暴れた。
つもりだった。
だが、痺れ薬のせいで、指1本動かせない。
なんてことだろう。
19年間守ってきた貞操を、あの化け物みたいなトロルに奪われた挙句、今度は小学生に犯されるとは!
これでは極上のこのボディがダイナシである。
宝の持ち腐れとは、まさにこのことだ。
第一、セックスとは愛が前提の行為なのではなかったのか?
どうして私だけが、こう次から次に、意に沿わぬ相手としなければならないのだ?
「ぶふふふっ、どうだ、動けないだろう? へへ、じゃ、さっそく触らせてもらおうかなあ」
鼻の穴を広げたマセガキの顔が近づいてくる。
くそ。
こんな童貞、MPさえあればイチコロなのに。
なにもヴァギナカッターで包茎ちんぼを輪切りにしてやるほどのこともない。
エア・フェラチオで充分なのだ。
なのに、そのMP7すらも今の私にはないのだった。
エクスタシー・ハリケーン、乳首ミサイルという大技を連発し、愛液ローションで身体を防御し続けた結果、MPがすっからかんになってしまったのである。
こうなったら意地でもMPを貯めるほかないのだが、それには性的快感が必要だ。
なのに、最悪なことに、全身が痺れ薬のせいで無感覚になってしまっている。
これでは得意の『ひとり乳首舐め』も不可能だし、仮にマセガキに乳房やあそこを愛撫されたとしても、神経が麻痺していて何も感じないに違いない。
何かいい手はないものか。
せめて、疑似的に快感を得られる方法があれば…。
「まず、おっぱい、もんじゃおっかなあ」
すぐ耳元でマセガキの声がした。
「うひゃあ、すっげえ。なんてやわらかいんだ」
いかん。
マジでこいつ、もんでやがる。
何も感じないけど、薄目を開けるとガキが私の右乳にかじりついていた。
うう、これは一刻の猶予もないぞ。
快感と言えば。
私は雑念を払い、目を閉じた。
私がこの短い生涯で、本気で感じた経験。
それを思い出せばいいのではないか。
ふとそう思ったのだ。
こちらの世界に来てからの経験は駄目である。
エロ魔導士になってからのそれは、どれも今一つ、心ときめくものがないからだ。
気持ちいいにはいいのだが、どうもやらされている、という感じが強いのである。
ならば、向こうの世界に居た時の経験を思い出すしかない。
しかし、年齢=彼氏いない歴の干物女だったこの私に、そんな心ときめく体験があっただろうか。
自慢じゃないが、オナニーすらもしたことがなかったのだから。
でも。
ほんとうにそうだろうか。
思い出すんだ、翔子。
必死で記憶を巻き戻す。
大学、高校と暗黒の時代をさかのぼる。
中学3年の夏までさかのぼった時である。
あ。
一筋の光明が、私の目を射てきらめいた。
そういえば、あれ。
あれがある。
そうして気がつくと、私は瞬時に中3の夏休みに戻っていた。
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