27 / 246
#26 MPを回復せよ!
しおりを挟む
「せ、セックス?」
私は目を剥いた。
「だ、誰と?」
周囲を見渡しても、もはや橋の上にいるのは、私たち3人とトロルだけである。
「ソフィアは女だから、まあ、私が相手ということになるだろうな」
コホンとわざとらしい咳ばらいをひとつして、ラルクが言った。
「ちょっと、何言ってんのよ!」
怒髪天を突く、とはこのことだ。
気がつくと、私はラルクのひらひらの襟元をつかみ、食ってかかっていた。
「私、まだ処女なのよ! なのに、どうして純潔を見ず知らずのあんたなんかに!」
「あんたなんか、とはまたずいぶんだな。こう見えても私は、この地方の警護をつかさどるトーラス騎士団長の長男だ。トーラス家といえば、このサンフローレンスでは名家のなかの名家だぞ」
トーラス騎士団の騎士団長というのは、この3人兄弟の父親、すなわちあの髭の将軍のことだろう。
「そんなのどうでもいい! 家柄自慢するしかないなんて、あんたほんとにクズだね! とにかく私の純潔は、愛した人にしかあげないの!」
「まあ、ソフィア。そんなに怒らないで」
いきり立つ私を、ソフィアがなだめた。
「ラルクはたしかに臆病者で、クズかもしれないけど、一応私の兄上だし。あんまりひどいこと、いわないで」
「そうだ。どこの馬の骨かわからないのは、おまえのほうだろう。私のような由緒正しい武人にセックスしてもらえるだけ、ありがたいと思え」
「それに翔子、エロ魔導士として生まれ変わったからには、いつまでも処女というわけにはいかないわ。真のオーガスムスを知ってこそ、エロ魔法は威力を増すの。処女のままでは、本来の力の半分も発揮できないはず」
「そんなこといったって…」
泣きたくなった。
私の青春が…。
こんな男と、しかも、異世界の橋の上で、終わってしまうだなんて。
でも、死ぬよりは、ましか…。
私たちがもめている間にも、トロルはのっしのっしと近づいてくる。
「私も手伝うから。さ、胸をはだけて、スカートをめくり、お尻をつき出して」
「はああ」
くそ。
もう、どうにでもなれ。
私は脇のファスナーを下ろし、セーラー服の上着をかなぐり捨てた。
セーラー服はブラウスのようにボタン式ではないので、着脱にけっこう手間がかかるのだ。
「行くよ」
スポーツブラをソフィアがずらすと、ぽろんと爆乳が飛び出した。
まるで『新春恒例! 芸能人水泳大会』のひとコマである。
さすが、一緒にひと晩を過ごしただけあって、ソフィアは慣れたものだった。
私の右の乳房を口に含み、左の乳房を指でつかむと、空いたほうの手を股間に伸ばしてきた。
クリリングで肥大したポッチをつままれると、3つの点を起点にして、得も言われぬ快感が私の全身を駆け抜けた。
「ああん、はあああ」
思わずのけぞって喘いだ時、バックから固いものが尻の間に当たるのが分かった。
ラルクの勃起ペニスである。
「おいしい」
ちゅぱちゅぱ音を立てて、ソフィアが乳首を吸ってくる。
可愛い顔で見つめながら吸ってくるので、それだけでもう、天にも昇る心地になる。
「そんなお口で舐められたら…」
喘いだ。
はあはあ言いながら、後ろ手に手を伸ばし、ラルクのペニスを握ってやった。
ちゃんと誘導してやらないと、別の穴に突っ込まれそうで怖かったからだ。
「こ、こら、つかむな」
上ずった声でラルクがうめく。
「そ、そんなことしたら、ああ」
そのとたんである。
どくんどくん。
ふいにペニスが脈動して、お尻に生温かい液体が飛び散るのがわかった。
「え?」
「なに?」
私とソフィアはそろって目を見開いた。
「す、すまん」
ラルクが消入りそうな声でつぶやいた。
「あんまりいい尻してるから、挿入前に出てしまった」
見ると、ズボンをずり下げたラルクの股間で、長さだけは一人前の一物が、しなびかけたソーセージのように、ぶらんと垂れ下がっていた。
仮性包茎の先端が、白い駅にまみれて鈍い光を放っている。
周囲に漂う青臭い匂い。
「はあ?」
私は呆れた。
もう、射精?
まだ、入口にも達していないのに?
早漏にもほどがある。
お尻に先っちょが触れただけじゃない!
「がううっ!」
そこにトロルが足音も荒く突っ込んできた。
「ソフィア! いったん引け!」
ラルクが妹を私から引きはがし、どたどたと橋を駆け戻っていく。
「ちょっと、この薄情者!」
怒鳴ってみたが、時すでに遅し。
次の瞬間、トロルの丸太のような腕が伸びー。
あっと思った時にはすでに、私は高々と宙に抱え上げられてしまっていた。
私は目を剥いた。
「だ、誰と?」
周囲を見渡しても、もはや橋の上にいるのは、私たち3人とトロルだけである。
「ソフィアは女だから、まあ、私が相手ということになるだろうな」
コホンとわざとらしい咳ばらいをひとつして、ラルクが言った。
「ちょっと、何言ってんのよ!」
怒髪天を突く、とはこのことだ。
気がつくと、私はラルクのひらひらの襟元をつかみ、食ってかかっていた。
「私、まだ処女なのよ! なのに、どうして純潔を見ず知らずのあんたなんかに!」
「あんたなんか、とはまたずいぶんだな。こう見えても私は、この地方の警護をつかさどるトーラス騎士団長の長男だ。トーラス家といえば、このサンフローレンスでは名家のなかの名家だぞ」
トーラス騎士団の騎士団長というのは、この3人兄弟の父親、すなわちあの髭の将軍のことだろう。
「そんなのどうでもいい! 家柄自慢するしかないなんて、あんたほんとにクズだね! とにかく私の純潔は、愛した人にしかあげないの!」
「まあ、ソフィア。そんなに怒らないで」
いきり立つ私を、ソフィアがなだめた。
「ラルクはたしかに臆病者で、クズかもしれないけど、一応私の兄上だし。あんまりひどいこと、いわないで」
「そうだ。どこの馬の骨かわからないのは、おまえのほうだろう。私のような由緒正しい武人にセックスしてもらえるだけ、ありがたいと思え」
「それに翔子、エロ魔導士として生まれ変わったからには、いつまでも処女というわけにはいかないわ。真のオーガスムスを知ってこそ、エロ魔法は威力を増すの。処女のままでは、本来の力の半分も発揮できないはず」
「そんなこといったって…」
泣きたくなった。
私の青春が…。
こんな男と、しかも、異世界の橋の上で、終わってしまうだなんて。
でも、死ぬよりは、ましか…。
私たちがもめている間にも、トロルはのっしのっしと近づいてくる。
「私も手伝うから。さ、胸をはだけて、スカートをめくり、お尻をつき出して」
「はああ」
くそ。
もう、どうにでもなれ。
私は脇のファスナーを下ろし、セーラー服の上着をかなぐり捨てた。
セーラー服はブラウスのようにボタン式ではないので、着脱にけっこう手間がかかるのだ。
「行くよ」
スポーツブラをソフィアがずらすと、ぽろんと爆乳が飛び出した。
まるで『新春恒例! 芸能人水泳大会』のひとコマである。
さすが、一緒にひと晩を過ごしただけあって、ソフィアは慣れたものだった。
私の右の乳房を口に含み、左の乳房を指でつかむと、空いたほうの手を股間に伸ばしてきた。
クリリングで肥大したポッチをつままれると、3つの点を起点にして、得も言われぬ快感が私の全身を駆け抜けた。
「ああん、はあああ」
思わずのけぞって喘いだ時、バックから固いものが尻の間に当たるのが分かった。
ラルクの勃起ペニスである。
「おいしい」
ちゅぱちゅぱ音を立てて、ソフィアが乳首を吸ってくる。
可愛い顔で見つめながら吸ってくるので、それだけでもう、天にも昇る心地になる。
「そんなお口で舐められたら…」
喘いだ。
はあはあ言いながら、後ろ手に手を伸ばし、ラルクのペニスを握ってやった。
ちゃんと誘導してやらないと、別の穴に突っ込まれそうで怖かったからだ。
「こ、こら、つかむな」
上ずった声でラルクがうめく。
「そ、そんなことしたら、ああ」
そのとたんである。
どくんどくん。
ふいにペニスが脈動して、お尻に生温かい液体が飛び散るのがわかった。
「え?」
「なに?」
私とソフィアはそろって目を見開いた。
「す、すまん」
ラルクが消入りそうな声でつぶやいた。
「あんまりいい尻してるから、挿入前に出てしまった」
見ると、ズボンをずり下げたラルクの股間で、長さだけは一人前の一物が、しなびかけたソーセージのように、ぶらんと垂れ下がっていた。
仮性包茎の先端が、白い駅にまみれて鈍い光を放っている。
周囲に漂う青臭い匂い。
「はあ?」
私は呆れた。
もう、射精?
まだ、入口にも達していないのに?
早漏にもほどがある。
お尻に先っちょが触れただけじゃない!
「がううっ!」
そこにトロルが足音も荒く突っ込んできた。
「ソフィア! いったん引け!」
ラルクが妹を私から引きはがし、どたどたと橋を駆け戻っていく。
「ちょっと、この薄情者!」
怒鳴ってみたが、時すでに遅し。
次の瞬間、トロルの丸太のような腕が伸びー。
あっと思った時にはすでに、私は高々と宙に抱え上げられてしまっていた。
1
お気に入りに追加
86
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。


セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる