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#12 ソフィアの家
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ソフィアは長老のひ孫にあたるとかで、村では2番目に大きな家に住んでいた。
ただ、行ってみると、家には使用人とソフィアの母しかいなかった。
父親をはじめ、兄たちふたりはオークの侵略に備え、今朝から要塞に出かけているのだという。
「私たちも急がなきゃね」
私服に着替えると、難しい顔をしてソフィアは言った。
「オークはゴブとは比較にならないくらい強いから、とっても心配。きっとトロルもいるでしょうし」
オークだのトロルだの、まるっきりファンタジーの世界である。
ゴブや人食い植物でも十分腰を抜かしたのに、スリリングな日常を送れそうである。
ソフィアの母はでっぷり太った気のいいおばさんで、目元以外はあまり娘に似ていない。
それでもへんてこな格好をした私を手放しで歓待してくれるところなど、きっといい人に違いなかった。
新鮮な食材をふんだんに使った夕食をごちそうになり、お風呂に入らせてもらった。
浴室の壁の鏡であらためて自分の裸を点検してみると、これがまた鼻血が出そうなほどエロかった。
股間にリングが光っているせいで、余計にそう見えるのだ。
いつまでもあのコスのままいるわけにもいかないので、ソフィアのワンピースを貸してもらったのだが、これが小さすぎて、身長190近い私が着ると、半分尻が出てしまう始末だった。
よって下はあいかわらずわかめちゃん状態である。
ただ、違うのは、わかめが穿いているのは色気のかけらもない提灯ブルマだが、私のは食い込みも激しいエロ魔導士の紐型コスだという点である。
「あー、いい湯だった」
風呂から出て、あてがわれた部屋の中で髪を乾かしていると、
「入るよ」
そういって、ソフィアが入ってきた。
「わ」
私が驚いたのは、彼女の格好である。
スケスケのネグリジェみたいなものを着ているのだ。
「さあ、練習の時間よp」
ベッドに横座りになると、意味ありげなまなざしで私を見つめて、ソフィアが言った。
「練習? 何の?」
ぽかんとして聞き返すと、
「決まってるでしょ。魔法の練習よ。言ったじゃない。私が実験台になってあげるって」
「え」
私は息を呑んだ。
「それってあの、エア・クンニのこと?」
「そ、そうよ」
頬を赤らめてソフィアがうなずいた。
なんだかちょっと、興奮しているようだった。
ただ、行ってみると、家には使用人とソフィアの母しかいなかった。
父親をはじめ、兄たちふたりはオークの侵略に備え、今朝から要塞に出かけているのだという。
「私たちも急がなきゃね」
私服に着替えると、難しい顔をしてソフィアは言った。
「オークはゴブとは比較にならないくらい強いから、とっても心配。きっとトロルもいるでしょうし」
オークだのトロルだの、まるっきりファンタジーの世界である。
ゴブや人食い植物でも十分腰を抜かしたのに、スリリングな日常を送れそうである。
ソフィアの母はでっぷり太った気のいいおばさんで、目元以外はあまり娘に似ていない。
それでもへんてこな格好をした私を手放しで歓待してくれるところなど、きっといい人に違いなかった。
新鮮な食材をふんだんに使った夕食をごちそうになり、お風呂に入らせてもらった。
浴室の壁の鏡であらためて自分の裸を点検してみると、これがまた鼻血が出そうなほどエロかった。
股間にリングが光っているせいで、余計にそう見えるのだ。
いつまでもあのコスのままいるわけにもいかないので、ソフィアのワンピースを貸してもらったのだが、これが小さすぎて、身長190近い私が着ると、半分尻が出てしまう始末だった。
よって下はあいかわらずわかめちゃん状態である。
ただ、違うのは、わかめが穿いているのは色気のかけらもない提灯ブルマだが、私のは食い込みも激しいエロ魔導士の紐型コスだという点である。
「あー、いい湯だった」
風呂から出て、あてがわれた部屋の中で髪を乾かしていると、
「入るよ」
そういって、ソフィアが入ってきた。
「わ」
私が驚いたのは、彼女の格好である。
スケスケのネグリジェみたいなものを着ているのだ。
「さあ、練習の時間よp」
ベッドに横座りになると、意味ありげなまなざしで私を見つめて、ソフィアが言った。
「練習? 何の?」
ぽかんとして聞き返すと、
「決まってるでしょ。魔法の練習よ。言ったじゃない。私が実験台になってあげるって」
「え」
私は息を呑んだ。
「それってあの、エア・クンニのこと?」
「そ、そうよ」
頬を赤らめてソフィアがうなずいた。
なんだかちょっと、興奮しているようだった。
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