異世界転生して謎のリングをアソコに装着したらエロ魔導士になりましたとさ

#7 エロ魔導士覚醒

　魔法を使うななんて、そんな。
　なんて茫然としていたら、たちまち草むらに引きずり込まれた。
「翔子！」
　ソフィアの叫びが聞こえた。
　だが、彼女も応戦中らしく、すぐに助けに来てはくれないようだ。
　杖と帽子を取り上げられ、マントを引きはがされた。
　私の相手はふたりだった。
　でっぷり太ったゴブリンが背後から私を羽交い絞めする。
「いいおっぱいだ。たまんねえ」
　小柄なほうが舌なめずりしながら、かろうじて乳首を隠しているコスチュームに手をかける。
　ひも状の胸当てがずらされると、ぽろんと大きな乳房がこぼれ出た。
　自分でも信じられないくらいの爆乳だ。
　Gカップは優にある。
　揉まれた。
「やめて」
　私は足をばたつかせた。
　だが、デブゴブリンの力は強く、いくら暴れてもびくともしない。
「うほ、乳首が立ってきやがった」
　チビゴブリンが嬉しそうに言った。
　そんな、馬鹿な。
　と思ったけれど、本当だった。
　胸をもみくちゃにされているうちに、変な感じになってきた。
　気持ち、いいのである。
「もうがまんできねえ」
　ゴブが乳首に吸いついた。
　稲妻のような快感が体の芯を駆け抜け、かっとあそこのリングが熱くなる。
「＠あふ＠」
　思わず喘いだその瞬間である。
　ふいに頭の中にファンファーレみたいな音が鳴り響き、
　文字が浮かび出た。

　氏名　やもりしょうこ
　Lv.2
　性別:女　
 　年齢:18
　種族:人間
　STR：30
 　VIT：30
 　AGI：50
 　DEX：30
 　INT：90
　 MND：80
　獲得スキルポイント：10

　習得可能魔法：エア・フェラチオ（単体）：必要P…5
　全身なでなで（範囲）：必要P…7

　そして、AIの音声みたいな、ひどく無機質な声がした。
　
　ーレベルが上がりました。習得する魔法を選択してください。

　来たあ！
　レベルアップ！
　と、喜んでいいかどうか。
　胸を吸われながら、私は しばし考え込んだ。
　何？　この魔法？
　エア・フェラチオ？
　全身なでなで？
　はっきりいって、どっちもいやなんだけど。