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#81 儀式①
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おびただしい触手が、乙都の躰にまといつく。
弾けるようにボタンが飛び、ナース服がはがされていく。
下半身に絡みついた触手が、パンツをずり下げる。
またたく間に下着姿にされる乙都。
丸い肩と豊満な胸。
くびれた腰と張り出した尻。
その童顔とはアンバランスな、意外に肉づきのいい肢体が露わになる。
が、触手たちによる蹂躙はまだ止もうとしない。
ベージュ色のスポーツブラがはぎ取られ、たわわに実った果実のような乳房がこぼれ出す。
アラバスターのように白い乳白色のその膨らみに、僕の中で何かがぞわりと蠢いた。
柔らかそうなふたつの乳房にイトミミズのような触手たちが巻きついて、根元からギリギリ絞り始める。
変形した紡錘形の乳房の先で、桜色の蕾みたいな可憐な乳首が揺れているが、その乳首のつけ根にまで触手は這い上がり、じわじわと締めつけ、先端を乳頭に埋めている。
乙都の下半身からは完全にナース服のパンツが脱がされ、シンプルなデザインの三角形の小さなショーツが剥き出しになってしまっている。
ショーツがずり下げられているせいで、丸い尻とその間の割れ目が半ば以上見えてしまっている。
あたかも、中世ヨーロッパで行われたという、悪魔教のサバトを見ているようだった。
その伝で解釈すれば、さしずめ北条真琴がサタンで、ブラックナースたちが悪魔教の信者、乙都が生贄ということになるだろう。
が、そうだとすると、わからないのは、この僕に与えられた役割だった。
ブラックナースたちの繰り出す無数の触手の第二弾が、乙都の平らな腹部やむっちりした太腿に巻きついた。
その中の何本かは裸の両の太腿を這い回った後、ショーツのクロッチ部分を目指してうねりながら肌を遡った。
乙都の小さなショーツの端から触手が中に忍び込み、穴を掘る蚯蚓のような独特の動きを見せ始めると、
「あああ…ン」
乙都の桜の花びらのような唇が開き、そんな甘い喘ぎ声が漏れ出した。
触手が卑猥な指と化して、乙都の秘所をまさぐり始めたに違いない。
「いいぞ。エクシタシーだ。エクシタシーが始まった」
サーチライトみたいな目を光らせて、北条真琴がひとりごちた。
「もっとだ。もっと愛撫を。もっと感じさせるんだ」
その言葉に、異形の黒い看護師たちが活性化する。
漆黒のナース服の半袖の部分がぶるぶる震え出しー。
更に数の増えた触手が爆発するように伸び上がり、乙都の細い首に巻きつくと同時に、半開きの口の中にずるずると入っていく。
「あう・・・」
触手の群れを呑み込んだ乙都の唇の端から、くぐもった喘ぎ声が漏れ、透明なよだれが一筋。顎に伝った。
「くウん…」
飛び出した舌にまで、細い触手が絡みついていく。
乙都のマシュマロのような肌に、ぴくぴくと痙攣のさざ波が走った。
全身の皮膚はどんどん上気して、きれいなピンク色に染まっていくようだ。
ショートカットの髪は汗にまみれ、艶やかな頬に貼りついてしまっている。
眼を半眼にして、そのあどけない顔に何やら恍惚とした表情を宿している。
乙都は、今や完全に、”女の顔”になってしまっているのだった。
「や、やめろ…」
金属アームに羽交い絞めにされ、自由を奪われたまま、僕はうめいた。
目の前に展開されるのは、あまりにも官能的な眺めだった。
体幹を疼くような衝動が駆け抜ける。
ああ、このままでは、僕は…。
と、そんな僕の様子に気づいたのか、ほくそ笑むような口調で、真琴が言った。
「ほう、早くも反応し始めているじゃないか。君は本当に素直だね。”オルガノイドの少年”君」
弾けるようにボタンが飛び、ナース服がはがされていく。
下半身に絡みついた触手が、パンツをずり下げる。
またたく間に下着姿にされる乙都。
丸い肩と豊満な胸。
くびれた腰と張り出した尻。
その童顔とはアンバランスな、意外に肉づきのいい肢体が露わになる。
が、触手たちによる蹂躙はまだ止もうとしない。
ベージュ色のスポーツブラがはぎ取られ、たわわに実った果実のような乳房がこぼれ出す。
アラバスターのように白い乳白色のその膨らみに、僕の中で何かがぞわりと蠢いた。
柔らかそうなふたつの乳房にイトミミズのような触手たちが巻きついて、根元からギリギリ絞り始める。
変形した紡錘形の乳房の先で、桜色の蕾みたいな可憐な乳首が揺れているが、その乳首のつけ根にまで触手は這い上がり、じわじわと締めつけ、先端を乳頭に埋めている。
乙都の下半身からは完全にナース服のパンツが脱がされ、シンプルなデザインの三角形の小さなショーツが剥き出しになってしまっている。
ショーツがずり下げられているせいで、丸い尻とその間の割れ目が半ば以上見えてしまっている。
あたかも、中世ヨーロッパで行われたという、悪魔教のサバトを見ているようだった。
その伝で解釈すれば、さしずめ北条真琴がサタンで、ブラックナースたちが悪魔教の信者、乙都が生贄ということになるだろう。
が、そうだとすると、わからないのは、この僕に与えられた役割だった。
ブラックナースたちの繰り出す無数の触手の第二弾が、乙都の平らな腹部やむっちりした太腿に巻きついた。
その中の何本かは裸の両の太腿を這い回った後、ショーツのクロッチ部分を目指してうねりながら肌を遡った。
乙都の小さなショーツの端から触手が中に忍び込み、穴を掘る蚯蚓のような独特の動きを見せ始めると、
「あああ…ン」
乙都の桜の花びらのような唇が開き、そんな甘い喘ぎ声が漏れ出した。
触手が卑猥な指と化して、乙都の秘所をまさぐり始めたに違いない。
「いいぞ。エクシタシーだ。エクシタシーが始まった」
サーチライトみたいな目を光らせて、北条真琴がひとりごちた。
「もっとだ。もっと愛撫を。もっと感じさせるんだ」
その言葉に、異形の黒い看護師たちが活性化する。
漆黒のナース服の半袖の部分がぶるぶる震え出しー。
更に数の増えた触手が爆発するように伸び上がり、乙都の細い首に巻きつくと同時に、半開きの口の中にずるずると入っていく。
「あう・・・」
触手の群れを呑み込んだ乙都の唇の端から、くぐもった喘ぎ声が漏れ、透明なよだれが一筋。顎に伝った。
「くウん…」
飛び出した舌にまで、細い触手が絡みついていく。
乙都のマシュマロのような肌に、ぴくぴくと痙攣のさざ波が走った。
全身の皮膚はどんどん上気して、きれいなピンク色に染まっていくようだ。
ショートカットの髪は汗にまみれ、艶やかな頬に貼りついてしまっている。
眼を半眼にして、そのあどけない顔に何やら恍惚とした表情を宿している。
乙都は、今や完全に、”女の顔”になってしまっているのだった。
「や、やめろ…」
金属アームに羽交い絞めにされ、自由を奪われたまま、僕はうめいた。
目の前に展開されるのは、あまりにも官能的な眺めだった。
体幹を疼くような衝動が駆け抜ける。
ああ、このままでは、僕は…。
と、そんな僕の様子に気づいたのか、ほくそ笑むような口調で、真琴が言った。
「ほう、早くも反応し始めているじゃないか。君は本当に素直だね。”オルガノイドの少年”君」
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