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#16 地獄の躰拭き①
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抵抗する暇もなかった。
蓮月が僕の病衣の前をはだけた。
乙都が、僕の躰から手際よく点滴のチューブや心電図用のコードを外していく。
蓮月に病衣をはぎ取られ、瞬く間に僕は紙オムツ一枚の裸になった。
恥ずかしさの前に、”近藤さん”に対する恐怖も一時的にどこかに吹き飛んでしまった。
乙都の操作で40度程の角度にベッドの上半分が持ち上がる。
「身体、起こすよ」
蓮月が背後から腋の下に手を入れ、僕の上半身を更に引き起こす。
ナース服越しに背中に当たる胸は、恐ろしく弾力に富んでいてまるでバレーボールを支えにしたような感触だ。
「お拭きしますねー」
歌うように言い、お湯で濡らしたタオルで乙都が僕の胸、わき腹、背中を拭いていく。
くすぐったいけど、同時に気持ちがいい。
研修はこれが初めてではないのだろう、ずいぶん慣れた手つきである。
「次、おしも行きますねー」
上半身が終わった時だった。
突然乙都が紙オムツを外し始め、僕は仰天した。
まさか、身体を拭くって、そこまでー。
オムツを脱がされ、全裸にされた。
改めて見ると、僕の下半身は、大変なことになっていた。
薄い体毛から垂れ下がった性器の先は、包皮が半ばほどまで剥かれ、亀頭の先にカテーテルが刺さっている。
渦を巻く細いチューブの中には、黄金色の液体がまだ少し残っているようだ。
「うひょお、初々しくて、いいじゃんいいじゃんっ!」
僕の上半身を抱きかかえるようにして背後からハグすると、舌なめずりするみたいな口調で、蓮月が言った。
「爺さんたちの皺くちゃのアレとは大違いだねえ。ね、よかったらそこ洗うの、あたしにやらせてくれないかな」
僕は耳のつけ根まで赤くなった。
な、何を言い出すんだ、この女は?
「だーめ」
すまし顔で、乙都が答えた。
「忘れちゃだめですよ。颯太さんの担当は、あくまで私なんですから」
「ちぇ、ケチ。じゃ、いいよ、あたしはあたしで楽しませてもらうから」
「いいけど、あんまり過激なことしちゃだめだよ。彼、まだICUから出たばかりなんだし」
「わかってるよ。そういうオトこそ、手加減してやりなよ」
僕は混乱した。
まったく、ふたりで何をしゃべっているのだ?
「じゃ、颯太さん、おしもにお湯、かけますねー」
乙都が言うと、次の瞬間、僕の剥き出しの性器に、ちょろちょろと生温かい液体が注がれ始めた。
蓮月が僕の病衣の前をはだけた。
乙都が、僕の躰から手際よく点滴のチューブや心電図用のコードを外していく。
蓮月に病衣をはぎ取られ、瞬く間に僕は紙オムツ一枚の裸になった。
恥ずかしさの前に、”近藤さん”に対する恐怖も一時的にどこかに吹き飛んでしまった。
乙都の操作で40度程の角度にベッドの上半分が持ち上がる。
「身体、起こすよ」
蓮月が背後から腋の下に手を入れ、僕の上半身を更に引き起こす。
ナース服越しに背中に当たる胸は、恐ろしく弾力に富んでいてまるでバレーボールを支えにしたような感触だ。
「お拭きしますねー」
歌うように言い、お湯で濡らしたタオルで乙都が僕の胸、わき腹、背中を拭いていく。
くすぐったいけど、同時に気持ちがいい。
研修はこれが初めてではないのだろう、ずいぶん慣れた手つきである。
「次、おしも行きますねー」
上半身が終わった時だった。
突然乙都が紙オムツを外し始め、僕は仰天した。
まさか、身体を拭くって、そこまでー。
オムツを脱がされ、全裸にされた。
改めて見ると、僕の下半身は、大変なことになっていた。
薄い体毛から垂れ下がった性器の先は、包皮が半ばほどまで剥かれ、亀頭の先にカテーテルが刺さっている。
渦を巻く細いチューブの中には、黄金色の液体がまだ少し残っているようだ。
「うひょお、初々しくて、いいじゃんいいじゃんっ!」
僕の上半身を抱きかかえるようにして背後からハグすると、舌なめずりするみたいな口調で、蓮月が言った。
「爺さんたちの皺くちゃのアレとは大違いだねえ。ね、よかったらそこ洗うの、あたしにやらせてくれないかな」
僕は耳のつけ根まで赤くなった。
な、何を言い出すんだ、この女は?
「だーめ」
すまし顔で、乙都が答えた。
「忘れちゃだめですよ。颯太さんの担当は、あくまで私なんですから」
「ちぇ、ケチ。じゃ、いいよ、あたしはあたしで楽しませてもらうから」
「いいけど、あんまり過激なことしちゃだめだよ。彼、まだICUから出たばかりなんだし」
「わかってるよ。そういうオトこそ、手加減してやりなよ」
僕は混乱した。
まったく、ふたりで何をしゃべっているのだ?
「じゃ、颯太さん、おしもにお湯、かけますねー」
乙都が言うと、次の瞬間、僕の剥き出しの性器に、ちょろちょろと生温かい液体が注がれ始めた。
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