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第6部 淫蕩のナルシス
#58 蜜壺責め
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トイレを済ませ、シャワーを浴びて浴室から出てくると、廊下でヤチカに抱きすくめられた。
「やん」
荒々しく裸の胸を揉まれ、舌を思いっきり吸い上げられて、杏里はすぐに濡れそぼった。
タオルを床に落として、丸裸で立っている杏里を抱き寄せると、
「これ、入れるよ」
ヤチカが目の前にピンクのローターを突き出した。
「ま、また、ですか?」
杏里は震えた。
「僕を僕のままにしておくためさ。それには杏里の悦楽に堪える表情がいちばんだ」
にこりともせず、ヤチカが言う。
「少なくとも零に遭うまでは、このままでいたいんでね」
足を少し開かされ、淫汁の滲み始めた襞の合間に、ずぶりとヤチカがローターを埋め込んだ。
杏里の太腿にベルトを装着すると、ローターの電池ボックスをそこに取りつける。
「電池は買ったばかりだから、丸一日もつ。今からオンにしておいても大丈夫」
「そ、そんな、早すぎます。まだ、お昼前なのに…」
抗議したが、遅かった。
ヤチカがスイッチを入れると、おなじみの振動が膣の中を震わせ始めた。
「いやよ」
内股になって、太腿をすり合わせる杏里。
「こんなの…とても歩けない」
「さ、そのまま下着と服を着るんだ。おなかすいてるだろ? 食事がてら、買物に行こう」
30分後。
メンバー全員が、ヤチカの愛車、オペルの前に顔をそろえていた。
「作戦決行は夕方でしょ? なんで僕まで買い物に付き合わなきゃなんないのさ」
重人が不満げに言った。
起きたばかりなのか、髪の毛に寝癖がついている。
時間的には正午近いのだが、サイキックの特性なのか、重人の睡眠時間は長いのだ。
「杏里の衣装が決まったら、そのまま堤邸に直行する。それまで、食事でもしながら作戦の細部を詰めようと思ってね」
白のカジュアルなシャツとパンツスーツ姿のヤチカが答えた。
髪をポニーテールにしたヤチカは、まさしく男装の麗人といった印象だ。
「なんかヤチカさん、ひと晩で雰囲気変わったよね。あ、そうか。今、男になってるのか」
「似合うな」
重人の背後にうっそりと佇んでいた正一が、珍しく自分から口を開いた。
「男装のヤチカも、悪くない」
「だね。僕も同感。あれ? でも、杏里ったら、なんで茹蛸みたいに真っ赤になってイキんでるの?」
重人の関心がふいにこっちに向いたため、杏里は亀の子みたいに首をすくめた。
なんでって言われても…。
今この瞬間にも、体の中心ではローターが元気よく振動しているのだ。
感じやすい蜜壺の内側を間断なく刺激されて、平静でいろというほうが無理な話だった。
「おなかでも痛いのかい? 裸で寝てて寝冷えしたとか」
「ち、違うわよ。あんたじゃあるまいし」
重人の発想は、外見通り、小学生レベルである。
「じゃ、なんなのさ? ひょっとして便秘ってこと?」
「う、うるさいわね! 子どものあんたにはわかんないのよ!」
杏里が爆発した時、電子キーで車のオートロックを解除して、ヤチカが言った。
「さ、乗ってくれ。重人と正一は後ろ。杏里は助手席だ」
樹種席に乗り込み、かさばる胸を締めつけるようにシートベルトを装着した。
車を出すと同時に、ヤチカが耳元に口を寄せてきた。
「さ、杏里。僕を握ってくれ。君の温かく、やわらかい手で。代わりに僕も、こうしてあげる」
杏里はきのうと同じ、アイドル風ベストにフレアミニといった出で立ちだ。
その短いスカートを割って、ヤチカが手を入れてきた。
腰のところが紐になったビキニパンティは、すでに局部を中心に湿り気を帯びている。
いい加減濡れているところに、パンティの隙間から指を入れ、ヤチカが勃起したつぼみを指でじかに触ってきたからたまらない。
「あああん!」
思わず喘いだ杏里に、後部座席から重人がからかうように声をかけてきた。
「ほら見ろ。杏里ったら、やっぱり漏れそうなんじゃないか」
漏れるものが違うのよ!
心の中でそう悪態をつきながら、杏里はあまりのバカバカしさに、ついぷっと吹き出していた。
「やん」
荒々しく裸の胸を揉まれ、舌を思いっきり吸い上げられて、杏里はすぐに濡れそぼった。
タオルを床に落として、丸裸で立っている杏里を抱き寄せると、
「これ、入れるよ」
ヤチカが目の前にピンクのローターを突き出した。
「ま、また、ですか?」
杏里は震えた。
「僕を僕のままにしておくためさ。それには杏里の悦楽に堪える表情がいちばんだ」
にこりともせず、ヤチカが言う。
「少なくとも零に遭うまでは、このままでいたいんでね」
足を少し開かされ、淫汁の滲み始めた襞の合間に、ずぶりとヤチカがローターを埋め込んだ。
杏里の太腿にベルトを装着すると、ローターの電池ボックスをそこに取りつける。
「電池は買ったばかりだから、丸一日もつ。今からオンにしておいても大丈夫」
「そ、そんな、早すぎます。まだ、お昼前なのに…」
抗議したが、遅かった。
ヤチカがスイッチを入れると、おなじみの振動が膣の中を震わせ始めた。
「いやよ」
内股になって、太腿をすり合わせる杏里。
「こんなの…とても歩けない」
「さ、そのまま下着と服を着るんだ。おなかすいてるだろ? 食事がてら、買物に行こう」
30分後。
メンバー全員が、ヤチカの愛車、オペルの前に顔をそろえていた。
「作戦決行は夕方でしょ? なんで僕まで買い物に付き合わなきゃなんないのさ」
重人が不満げに言った。
起きたばかりなのか、髪の毛に寝癖がついている。
時間的には正午近いのだが、サイキックの特性なのか、重人の睡眠時間は長いのだ。
「杏里の衣装が決まったら、そのまま堤邸に直行する。それまで、食事でもしながら作戦の細部を詰めようと思ってね」
白のカジュアルなシャツとパンツスーツ姿のヤチカが答えた。
髪をポニーテールにしたヤチカは、まさしく男装の麗人といった印象だ。
「なんかヤチカさん、ひと晩で雰囲気変わったよね。あ、そうか。今、男になってるのか」
「似合うな」
重人の背後にうっそりと佇んでいた正一が、珍しく自分から口を開いた。
「男装のヤチカも、悪くない」
「だね。僕も同感。あれ? でも、杏里ったら、なんで茹蛸みたいに真っ赤になってイキんでるの?」
重人の関心がふいにこっちに向いたため、杏里は亀の子みたいに首をすくめた。
なんでって言われても…。
今この瞬間にも、体の中心ではローターが元気よく振動しているのだ。
感じやすい蜜壺の内側を間断なく刺激されて、平静でいろというほうが無理な話だった。
「おなかでも痛いのかい? 裸で寝てて寝冷えしたとか」
「ち、違うわよ。あんたじゃあるまいし」
重人の発想は、外見通り、小学生レベルである。
「じゃ、なんなのさ? ひょっとして便秘ってこと?」
「う、うるさいわね! 子どものあんたにはわかんないのよ!」
杏里が爆発した時、電子キーで車のオートロックを解除して、ヤチカが言った。
「さ、乗ってくれ。重人と正一は後ろ。杏里は助手席だ」
樹種席に乗り込み、かさばる胸を締めつけるようにシートベルトを装着した。
車を出すと同時に、ヤチカが耳元に口を寄せてきた。
「さ、杏里。僕を握ってくれ。君の温かく、やわらかい手で。代わりに僕も、こうしてあげる」
杏里はきのうと同じ、アイドル風ベストにフレアミニといった出で立ちだ。
その短いスカートを割って、ヤチカが手を入れてきた。
腰のところが紐になったビキニパンティは、すでに局部を中心に湿り気を帯びている。
いい加減濡れているところに、パンティの隙間から指を入れ、ヤチカが勃起したつぼみを指でじかに触ってきたからたまらない。
「あああん!」
思わず喘いだ杏里に、後部座席から重人がからかうように声をかけてきた。
「ほら見ろ。杏里ったら、やっぱり漏れそうなんじゃないか」
漏れるものが違うのよ!
心の中でそう悪態をつきながら、杏里はあまりのバカバカしさに、ついぷっと吹き出していた。
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