キチママ

戸影絵麻

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#13 来訪者②

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 インターホンの音に続き、
 -はーいー
 と答える、妙に若やいだママの声。
 やがてくぐもった男の声が聞えたかと思うと、ほどなくして、乱暴にふすまが開く音。
 ーちょっと、自治会長さん、いきなり、そんなー
 ー奥さん、たまってんだろ? 今更何言ってるんだー
 ーでも、せめてお茶ぐらいー
 ーいらねえよ、そんなもん。俺はただ、あんたとやれりゃ、いいんだよー
 もみ合う気配。
 衣ずれの音。
 僕は頭にかっと血が上るのを感じた。
 怒りで目がくらむほどだった。
 ママが危ない。
 自治会長がどんだけ偉いのか知らないけど、ママをどうしようというのだろう?
 我慢できずに、押し入れの戸を少し開けてみた。
 瞬間、僕は危うく声を上げそうになった。
 老人がママを抱きしめ、舐めるように唇を吸っている。
 ママ…。
 逃げて。
 だめだ、そんなの。
 -くわえろー
 髪の毛をつかみ、老人がママを畳の上に無理やり座らせた。
 何をするつもりなのかと見ていると、やにわに作業ズボンのジッパーを下げ、皺だらけのふにゃふにゃしたものを引っ張り出した。
 ーくわえて、立たせてみろ、奥さん、こういうの、好きなんだろ? 好きそうな顔、してるじゃねえかー
 ママ!
 だめだよ!
 そんな汚いこと、する必要ないって!
 僕は、すんでのところで、戸を開けて飛び出すところだった。
 が、僕の意志をくじいたのは、ママである。
 ママは両手を老人のそれに添えると、すっぽりと口に含み、目を細めて前後に顔を動かし始めたのである。
 -いいぞ。いいー
 老人が、感に堪えぬような声で、うめいた。
 -おお、もう勃ってきた。あんた、なんてうまいんだー
 ママの口の間から時折覗くそれは、確かに太く大きく硬くなっているようだ。
 ああ、ママ…そんな…。
 僕はまるで自分がママにされているかのような錯覚に陥り、ズボンの中に無意識に右手を突っ込んでいた。
 -よし、今度はこっちの番だ。柱に手を突いて、尻を突き出せー
 老人がママを引っ張り上げ、柱に向けて突き飛ばす。
 一瞬、ママの姿が見えなくなり、僕は誘惑に負けて更に戸を開いていた。
 スカートを腰までたくしあげられ、下着に包まれたお尻をこっちに向けたママ。
 そのママの形のいいお尻に、下半身を丸出しにした老人がのしかかっていく。
 両手を伸ばしてブラウスの上から胸をもみくちゃにしながら、ぐいぐいと腰を押しつけ始めたのだ。
 -ああんー 
 ママが甘えたような声を立てた。
 そこには拒絶の響きはなかった。
 ママは喜んでいるようだった。
 その認識に、僕は震えた。
 握った手の中で、僕のペニスは石のように固くなってしまっていた。
 -ほしいか。欲しいだろう?-
 老人が、言った。
 -お願いー
 ママが、喘ぎながら、答えた。
 -お願い、入れてー
 老人が、ママのストッキングを引きむしった。
 空いた穴から指を入れ、下着を大きく横にずらした。
 露に濡れた濃いピンクの穴が現れた。
 ふちが生き物みたいにひくひく動いている。
 -どうだー
 そこに老人が、反り返った肉の棒を突き立てた。
 ぐちゅっといやらしい音がした。
 ママが自分から尻を動かし始めた。
 眉間にしわを寄せ、気持ちよさそうに目を閉じている。
 信じられなかった。
 見ず知らずの男にあんなことをされているのに、ママったら、喜んでる…。
 もう、我慢できなかった。
 目は、あられもないママの姿態に釘付けになってしまっている。
 僕は怒張した己のペニスを引きずり出し、狂ったようにしごき始めた。
 そして、血がにじむほどしごいた挙句、押し入れのふすまの裏側一杯に、生臭い液体を呆れるほど大量にぶちまけたのだった。




 
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