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第3章 美少女監禁

#8  蹂躙される柔肌②

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 小腹が空いてきたので、作業台の上にピザを置き、紙皿を用意した。
 冷蔵庫から牛乳パックを出し、紙コップに注ぐ。
 この冷蔵庫は納屋の奥で発見したものである。
 ビニールシートに覆われて棚の奥に放置してあったのを発見し、試しにコンセントにコードをつないでみたら、まだ生きていた。
 そこで綺麗に洗って使うことに決めたのだ。
 丸椅子を引き寄せ、ピザをかじりながら、杏里と太郎の様子をじっくりと観察することにした。
 太郎はさすが成犬のドーベルマンだけあって、体も大きいし力も強い。
 対する杏里は激しい下痢の直後だけに、すっかり弱ってしまっている。
 だから、目覚めても太郎の巨体を押しのけることもできず、ただされるがままになっている。
 太郎は千切れるほど激しく尻尾を振りながら、その長い舌で杏里を舐め回していた。
 意外だったのは、太郎が最も興味を示した部位が、杏里の腋の下だったことである。
 乳房をひとしきり舐め回すと、次に太郎はいきなり杏里の右腋に鼻づらをつっこんだ。
 くんくん匂いを嗅ぎ、わん!と勝ち誇ったようにひと声吼えたかと思うと、ハアハア息を切らしながらつるつるの腋の下に舌を這わせ始めたのだ。
 同じ雄でも、犬は興奮するポイントが人間とは違うらしかった。
 おそらく、太郎にとって、性感帯に結びついているのは視覚ではなく、嗅覚なのだ。
 人間の身体で一番匂いの強い部位。
 それは間違いなく腋の下だろう。
 これは別に杏里の腋臭が匂うという意味ではない。
 杏里の場合、発散しているのはフェロモンである。
 あの花の蜜を空気に溶かしたような濃密な香り。
 太郎の行動からすると、あれはたぶん、彼女の腋の下から分泌されているに違いない。
「太郎、やめて」
 手錠とロープで拘束されているため、杏里には逃れるすべはない。
 脚を交互に伸ばしたり縮めたりするさまが、見ていてなんともいやらしい。
「だめよ、くすぐったいったら!」
 口では嫌がっているが、杏里の肌はほんのりと薄桃色に染まってきている。
 さっきまで白蝋のように生気のなかった身体全体の皮膚が、風呂から上がったばかりのように、ほんのりとしたピンク色に艶めいてきているのだ。
「太郎、杏里はお尻を舐めてほしいんだって。さっきたくさんお漏らししちゃったから、杏里は今、お尻とおまんこがぐちょぐちょなの。だからおまえの舌で、穴の中まで綺麗にしてあげなさい」
 わん!
 腋の下から顔を上げて、元気よく返事をする太郎。
 太郎は本当に頭がいい。
 私の命令をすぐに飲み込んだらしく、鼻づらを身体の下に入れると、杏里をごろんとうつ伏せの状態に転がした。
「さ、今度は杏里の番。さっきみたいに、高くお尻を上げて。いつまでも汚いままじゃ、気持ち悪いでしょ。悪いけど、ここにはシャワーもお風呂もないから、綺麗になりたいなら、太郎に任せるしかないの。そんな恰好、恥知らずなあんたには、何でもないことでしょう? 今までさんざん男の前にそのいやらしいお尻、突き出してきたんだから」
 口にしてしまってから、私は身を焦がすような嫉妬に苛まれた。
 教室で、20人の男子生徒たちに次々に犯される杏里の姿を思い出したのだ。
 恋人の私をさしおいて、赤の他人に等しいあのけだものどもに、たやすく身を捧げた杏里。
 許せない、と思う。
 でも、まだだ。
 ここで感情的になっては、杏里の思うつぼだった。
 私は他の馬鹿どもとは違う。
 おまえを屈服させる前に、タナトスの術中にはまるわけにはいかないのだ。
 杏里がおずおずと尻を持ち上げ始めた。
 横から見ると、身長の割に、杏里の脚は意外と長い。
 特に膝から腿のつけ根にかけての部位が長いので、かなりの高さまで尻が持ち上がる。
 そのはちきれんばかりの丸い尻に、太郎が前足をかけた。
 器用に肉をふたつに割ると、だしぬけに鼻づらを突っ込んで、むき出しの肛門を舐め始める。
「ダメ! 太郎! そんなとこ、汚いったら!」
 自分から尻を上げて誘ったくせに、錯乱しているのか、杏里はそんな矛盾したことを言う。
 矛盾と言えば、ダメと言いながら、自分から尻をゆっくり左右に振り出したのはどういうわけだろう。
 ハアハアハアハア。
 太郎の鼻息が激しくなる。
「ああ…ううん…はああ」
 そこに混じる杏里の声が、加速度的に艶めかしくなっていく。
 杏里が尻をゆするたびに、垂れ下がった乳房が大きく弾む。
 その先端で、乳首がコチコチに尖っている。
 汗で頬に貼りついた髪をかき上げることもできず、杏里は顔を床につけ、尻だけを後方に高く突き出している。
 太朗はアナルだけでは飽き足らないのか、杏里の股間に開いた割れ目もなぞるようにして、長くざらざらした舌でアナルまでの部位を一気に舐め上げる。
 そのたび杏里がびくんと痙攣し、脚を崩しそうになるのが面白い。
 そのうちに、私は太郎の身に起こった変化に気づいていた。
 太郎の下腹で、黒く細い棒が育っている。
 毛に覆われたそれは、太さはないけれども、人間のものよりずっと長い。
「したいんだね、太郎」
 声をかけると、ハアハア言いながら、太郎が私を見た。
 すがるような目で、じいっと見つめてくる。
「しかたないねえ。太郎も育ち盛りの男の子だもんねえ」
 わざと大声で言うと、
「どうする…つもり、なの?」
 杏里が途切れ途切れに訊いてきた。
「させてあげなさいよ」
 私は意地悪く笑った。
「あんた、されるの好きなんでしょ?」
「そ、そんな…」
 さすがの杏里も動揺が隠せないようだった。
「だって、太郎は…」
「お似合いじゃないの」
 私はヒステリックに言った。
「犬とセックスなんて、いかにも杏里らしくていいと思う」
 杏里が深いため息をついた。
 がっくりと肘を折り、再び頬を床にくっつけた。
 だが、まだ尻は高く掲げたままだ。
 その目尻に涙のしずくが浮かんだ時、
 わん!
 元気よく吠えながら、雄ドーベルマンの太郎が、すごい勢いで杏里の尻にのしかかっていった。

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