2 / 77
第1章 転校生
♯2 性癖
しおりを挟む
私はめったにいじめられることがない。
理由は単純。
顏が怖いからである。
いじめの標的にするには、あまりにも人間離れした顔をしているせいだ。
現に、マスクをしないで街を歩くと、私の顔をひと目見るだけで子どもは泣き出すし、気の弱い大人は嘔吐する。
だから、周囲は腫れ物に触るようにしか私を扱わない。
というか、私のほうを見ない、というのが正解だろう。
もちろん、母のせいもある。
うちの母に目をつけられたら、人生が終わる。
それをみんな知っているのだ。
だが、例外がひとつあった。
そして、それが私と母の忌まわしいきずなを強めるきっかけになった。
小学校6年生の時である。
転校生がやってきた。
生意気盛りの悪ガキだった。
事情を知らない悪ガキは、私を格好の玩具とでも思ったらしい。
言葉の暴力と嫌がらせで、さんざん私を痛めつけた。
それが、母の耳に入った。
体重150キロの母はタクシーで学校に乗りつけ、職員室で暴れ回ったらしい。
翌日、すぐに悪ガキの母親が、私の家に謝罪にやってきた。
上品そうな、まだ若い、スタイルのいい女性だった。
母は彼女を罵り、あまつさえ家の中に監禁した。
裸に剥き、あらゆる性具を駆使して、弄んだ。
学校から帰った私が目の当たりにしたのは、全裸で犬のように四つん這いになり、アナルに太いバイブを挿入されて泣き叫ぶ彼女の姿だった。
エクスタシーを覚えたのは、おそらくその時だ。
無意識のうちに下着に手を入れ、股間を弄り始めた私に、母は言ったものだ。
「さあ、もっと近くにおいで。おまえも、こういうの、好きだろう? 隠さなくったっていいよ、なにしろその顏だし、あたしの娘なんだからさ」
それからというもの、半年に一度、私と母は交代で獲物を家に持ち帰るようになった。
男でも女でも、子どもでも大人でも、美しければなんでもよかった。
獲物が手に入ると、私は学校を休んで母と一緒に禁断の遊びに耽った。
性欲が人並み以上に強いのも災いしたようだ。
いつのまにか私は、この儀式なしには生きていけなくなってしまっていたのである。
そんな時だった。
あの女、笹原杏里が、私の前に現れたのは。
理由は単純。
顏が怖いからである。
いじめの標的にするには、あまりにも人間離れした顔をしているせいだ。
現に、マスクをしないで街を歩くと、私の顔をひと目見るだけで子どもは泣き出すし、気の弱い大人は嘔吐する。
だから、周囲は腫れ物に触るようにしか私を扱わない。
というか、私のほうを見ない、というのが正解だろう。
もちろん、母のせいもある。
うちの母に目をつけられたら、人生が終わる。
それをみんな知っているのだ。
だが、例外がひとつあった。
そして、それが私と母の忌まわしいきずなを強めるきっかけになった。
小学校6年生の時である。
転校生がやってきた。
生意気盛りの悪ガキだった。
事情を知らない悪ガキは、私を格好の玩具とでも思ったらしい。
言葉の暴力と嫌がらせで、さんざん私を痛めつけた。
それが、母の耳に入った。
体重150キロの母はタクシーで学校に乗りつけ、職員室で暴れ回ったらしい。
翌日、すぐに悪ガキの母親が、私の家に謝罪にやってきた。
上品そうな、まだ若い、スタイルのいい女性だった。
母は彼女を罵り、あまつさえ家の中に監禁した。
裸に剥き、あらゆる性具を駆使して、弄んだ。
学校から帰った私が目の当たりにしたのは、全裸で犬のように四つん這いになり、アナルに太いバイブを挿入されて泣き叫ぶ彼女の姿だった。
エクスタシーを覚えたのは、おそらくその時だ。
無意識のうちに下着に手を入れ、股間を弄り始めた私に、母は言ったものだ。
「さあ、もっと近くにおいで。おまえも、こういうの、好きだろう? 隠さなくったっていいよ、なにしろその顏だし、あたしの娘なんだからさ」
それからというもの、半年に一度、私と母は交代で獲物を家に持ち帰るようになった。
男でも女でも、子どもでも大人でも、美しければなんでもよかった。
獲物が手に入ると、私は学校を休んで母と一緒に禁断の遊びに耽った。
性欲が人並み以上に強いのも災いしたようだ。
いつのまにか私は、この儀式なしには生きていけなくなってしまっていたのである。
そんな時だった。
あの女、笹原杏里が、私の前に現れたのは。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる