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第1章 黄泉の国から来た少女
#5 杏里、いぶかる
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喚き散らす目覚まし時計で、目が覚めた。
「ん~」
枕元に手を伸ばし、ひとつを止めると、ベッドの下ですぐにまた別のひとつが鳴り出した。
「わかってるって! んもう! うっさいなあ!」
ガバッと飛び起きると、杏里は足でもうひとつの目覚ましを蹴飛ばした。
転がったのを右手でキャッチし、なんとか泣きわめくベルを止め、ほっと大きなため息をつく。
見慣れた自分の部屋である。
サッシ窓からは、薄手のカーテンを通して朝陽が射しこんでいる。
きのう、あれからどうしたのだろう?
確か、大通りに出てタクシーを拾ったような気がする。
あるいは、全部夢だったのか。
囮捜査でレイプ魔に襲われたこと。
そこに不思議な少女、零が現れたこと。
零と奇妙な通路を通り、廃寺に行ったこと。
その本堂で、零の愛撫に恍惚となりながら、首筋から血を吸われたこと…。
思い出して、杏里は耳のつけ根まで赤くなった。
あれが夢だとしたら、淫夢としかいいようがない。
よっぽど欲求不満が溜まっていたのだろうか。
そりゃ大学卒業以来、彼氏いない歴3年で、あっちのほうはとんとご無沙汰ではあるけれど…。
それにしても、まさか相手が女とは…。
杏里は決してLGBTではない。
少なくともこれまでは、自分は性的にはノーマルだと、そう思ってきた。
セクシャル・マイノリティとして、悩んだ覚えもない。
これまでつきあった相手は全員男だったし、今の職に就いてからも、例えばイケメンの三上に優しくされたりすると、ついときめいたりすることがある。
だが、と思う。
人を好きになるのに、実は性別というのは、さほど重要な要素ではないのではないだろうか。
現に零をひと目見た時のあの衝撃。
それが夢であるにしろ、リアルでの出来事にしろ、あの瞬間、杏里はかつて覚えたことのないめくるめくような感覚に襲われたのだった。
古い表現だが、ひとめぼれというものが存在するとしたら、あれこそがまさにそうなのだろう。
柄にもなく、真剣にそう思う。
髪を両手でかき上げると、杏里は己の身体を見下ろした。
ブラとパンティだけの、いつものスタイルである。
床には脱ぎ捨てたセーラー服とミニひだスカート。
こわごわブラをずらして見ると、左の乳房にうっすらとだが、5本の指の痕が残っていた。
うはあ。
またため息が漏れた。
今度は、驚きの中に喜びの入り混じった吐息だった。
夢じゃなかったんだ。
零、本当に居たんだ。
とたんに乳首のあたりに少女の指の感触が蘇ってきて、杏里は首筋まで赤くなった。
うう、シャワー、浴びなきゃ。
着替えを抱え、部屋を出る。
右手にドアがひとつ。
左手が階下への階段になっている。
下へ降りるとそこは短い廊下で、右が広めの洋間とキッチン、左手に廊下に沿ってバスとトイレがある。
その前を通り過ぎて更に左に行くと、玄関の三和木に突き当たる。
2階建ての建売住宅としては小さいほうだが、ひとりで住むには広すぎる。
それが年老いた養母が杏里のために残してくれた、唯一の遺産だった。
急いでシャワーを浴び、バスタオルを身体と頭に巻いて洋間を覗くと、零が椅子に座って何かをテーブルに並べていた。
あの深紅の素地に木の葉をちりばめたような着物を着て、長い脚を組んでいる。
「起きたか」
ちらりと杏里のほうを見て、零が言った。
「2階の奥の部屋、空いてるみたいだから勝手に使わせてもらってる。まずかったか?」
「ううん」
杏里はかぶりを振った。
「最初から、そのつもりだったから」
思い出してきた。
そもそもここに零を誘ったのは、私のほうなのだ。
「死んだおばあちゃんの部屋なんだけど、それでよかったら」
「構わない。むしろ生者の部屋より落ちつくぐらいだ」
「よかった」
杏里は零の対面に座った。
じわじわと多幸感がこみあげてくるのがわかる。
零が現実であってくれて、良かった…。
杏里のつぶやきには、その意味も込められていた。
「…何してるの?」
バスタオルで髪を拭いながら、訊く。
「持ち物の点検」
顏も上げずに、零が答えた。
杏里は少なからずがっかりした。
こっちを見てよ。
お顔を見せて。
それから…この私を、見て。
零が並べているのは、奇妙なものばかりだ。
鋼鉄の矢じりみたいなものが数本。
ずいぶんと使い込まれた、細長い砥石。
それから、銀杏の実のような木の実がいくつか。
プラスチックの名刺入れに入った、ネームプレート。
そして、運転免許証。
「これは苦無といって、昔、忍者が実際に使っていた武器だ」
鉄の矢じりを取り上げて、零が言った。
「くない? 手裏剣みたいなもの?」
「投げたり、刺したり、突いたりと、苦無には色々な使い方がある。先に言っておくが、私の身体能力は、月の運行に左右される。わかりやすく言うなら、例えば満月の時なら100m6秒で走れるところが、新月時では9秒に落ちる。そんな時には、この苦無のお世話になる」
100m9秒なら十分超人だけど。
20秒はかかる杏里は内心舌を巻く。
「それから、これが時じくの実。いざという時の非常食に、少し持ってきた。狂人どもの松果体の副作用があまり続くようなら、ひとつ食べようかと思ってた。だが、おまえのおかげでその必要がなくなった」
「運転免許、持ってるんだ」
一番意外なのがそれだった。
零の話から、仙人のような生活を想像していたのだが、あながちそうでもないということか。
「これは里を出る時、爺が用意してくれた。証明書代わりにね。それに、私には一応戸籍もある」
「偽造ってこと?」
「まあね。でも、心配いらない。2トントラックくらいまでならちゃんと運転できる。里での生活は退屈だから、たまに研修がてら、こっちに来てたんでね」
「そういう問題かなあ」
「それから、これはたまにバイトに行く店の会員証だ。どうしても現金が必要なときは、ここで稼ぐことにしている」
「バイト? あなたが?」
驚きだった。
この子にコンビニの店員やレストランのウェイトレスが務まるとは、とても思えない。
「JKパブってやつだ。私を選んできた男と散歩して、食事をごちそうになる。ただそれだけの仕事だよ」
「その後、ラブホとか行くんじゃないの?」
「そんな度胸のある男は、これまでひとりもいなかった」
「なるほど」
なんとなく、納得だ。
零は超のつくほどの美少女だが、剃刀を裡に秘めているような怖さを持っている。
「あと、問題なのは、これだ」
寺から持ってきた巾着袋から、最後に零が取り出したのは、小さなビニール袋である。
杏里は目を細めて、その物体に焦点を合わせた。
袋の中には、赤いルビーのようなものがひとつ、入っている。
が、ルビーにしては形が完全な球形で、色合いもずっとシックな感じがした。
「宝石みたい」
杏里がつぶやくと、零がうなずいた。
「おそらく、真珠だと思う。里に出入りする商人が、闇ルートに流れていたと言って持ってきた。私の第一の使命は、これの出所を突き止めること」
「赤い真珠の、出所…を?」
「そう。なぜなら」
ここで初めて、零が杏里の顏を見た。
「こいつは呪われてるからだ」
「呪われてる?」
杏里は首をかしげた。
まただ。
ほんと、零ったら、オカルトじみてるんだから。
それ以上聞く気になれず、
「あー、おなか空いちゃったな」
つぶやいて柱時計に目をやると、すでに出勤時間を大幅に過ぎていた。
「あ、いけない! もう、こんな時間だ」
ばたばたと浴室に戻り、脱衣籠に入れてあった着替えを慌ただしく身につける。
「すまない。私には朝食の習慣がないから、準備するのを忘れていた」
後ろから、零が声をかけてくる。
「料理、できるの?」
タイトスカートに発育の良すぎるヒップをねじこみながら聞き返すと、
「無理」
短い返事が返ってきた。
「じゃ、夜は私がなんとかするから、お昼は冷蔵庫の中のもの、適当に食べてて」
靴を履きながら杏里は言った。
「必要ない。1週間に一度、おまえの血を飲ませてくれればそれでいい」
零があっさりとそう返してくる。
「んもう、このバンパイア!」
杏里は叩きつけるようにドアを閉めた。
突如として、ゆうべ血を吸われた時のめくるめくあの官能が、体の芯に蘇ってきたからである。
「ん~」
枕元に手を伸ばし、ひとつを止めると、ベッドの下ですぐにまた別のひとつが鳴り出した。
「わかってるって! んもう! うっさいなあ!」
ガバッと飛び起きると、杏里は足でもうひとつの目覚ましを蹴飛ばした。
転がったのを右手でキャッチし、なんとか泣きわめくベルを止め、ほっと大きなため息をつく。
見慣れた自分の部屋である。
サッシ窓からは、薄手のカーテンを通して朝陽が射しこんでいる。
きのう、あれからどうしたのだろう?
確か、大通りに出てタクシーを拾ったような気がする。
あるいは、全部夢だったのか。
囮捜査でレイプ魔に襲われたこと。
そこに不思議な少女、零が現れたこと。
零と奇妙な通路を通り、廃寺に行ったこと。
その本堂で、零の愛撫に恍惚となりながら、首筋から血を吸われたこと…。
思い出して、杏里は耳のつけ根まで赤くなった。
あれが夢だとしたら、淫夢としかいいようがない。
よっぽど欲求不満が溜まっていたのだろうか。
そりゃ大学卒業以来、彼氏いない歴3年で、あっちのほうはとんとご無沙汰ではあるけれど…。
それにしても、まさか相手が女とは…。
杏里は決してLGBTではない。
少なくともこれまでは、自分は性的にはノーマルだと、そう思ってきた。
セクシャル・マイノリティとして、悩んだ覚えもない。
これまでつきあった相手は全員男だったし、今の職に就いてからも、例えばイケメンの三上に優しくされたりすると、ついときめいたりすることがある。
だが、と思う。
人を好きになるのに、実は性別というのは、さほど重要な要素ではないのではないだろうか。
現に零をひと目見た時のあの衝撃。
それが夢であるにしろ、リアルでの出来事にしろ、あの瞬間、杏里はかつて覚えたことのないめくるめくような感覚に襲われたのだった。
古い表現だが、ひとめぼれというものが存在するとしたら、あれこそがまさにそうなのだろう。
柄にもなく、真剣にそう思う。
髪を両手でかき上げると、杏里は己の身体を見下ろした。
ブラとパンティだけの、いつものスタイルである。
床には脱ぎ捨てたセーラー服とミニひだスカート。
こわごわブラをずらして見ると、左の乳房にうっすらとだが、5本の指の痕が残っていた。
うはあ。
またため息が漏れた。
今度は、驚きの中に喜びの入り混じった吐息だった。
夢じゃなかったんだ。
零、本当に居たんだ。
とたんに乳首のあたりに少女の指の感触が蘇ってきて、杏里は首筋まで赤くなった。
うう、シャワー、浴びなきゃ。
着替えを抱え、部屋を出る。
右手にドアがひとつ。
左手が階下への階段になっている。
下へ降りるとそこは短い廊下で、右が広めの洋間とキッチン、左手に廊下に沿ってバスとトイレがある。
その前を通り過ぎて更に左に行くと、玄関の三和木に突き当たる。
2階建ての建売住宅としては小さいほうだが、ひとりで住むには広すぎる。
それが年老いた養母が杏里のために残してくれた、唯一の遺産だった。
急いでシャワーを浴び、バスタオルを身体と頭に巻いて洋間を覗くと、零が椅子に座って何かをテーブルに並べていた。
あの深紅の素地に木の葉をちりばめたような着物を着て、長い脚を組んでいる。
「起きたか」
ちらりと杏里のほうを見て、零が言った。
「2階の奥の部屋、空いてるみたいだから勝手に使わせてもらってる。まずかったか?」
「ううん」
杏里はかぶりを振った。
「最初から、そのつもりだったから」
思い出してきた。
そもそもここに零を誘ったのは、私のほうなのだ。
「死んだおばあちゃんの部屋なんだけど、それでよかったら」
「構わない。むしろ生者の部屋より落ちつくぐらいだ」
「よかった」
杏里は零の対面に座った。
じわじわと多幸感がこみあげてくるのがわかる。
零が現実であってくれて、良かった…。
杏里のつぶやきには、その意味も込められていた。
「…何してるの?」
バスタオルで髪を拭いながら、訊く。
「持ち物の点検」
顏も上げずに、零が答えた。
杏里は少なからずがっかりした。
こっちを見てよ。
お顔を見せて。
それから…この私を、見て。
零が並べているのは、奇妙なものばかりだ。
鋼鉄の矢じりみたいなものが数本。
ずいぶんと使い込まれた、細長い砥石。
それから、銀杏の実のような木の実がいくつか。
プラスチックの名刺入れに入った、ネームプレート。
そして、運転免許証。
「これは苦無といって、昔、忍者が実際に使っていた武器だ」
鉄の矢じりを取り上げて、零が言った。
「くない? 手裏剣みたいなもの?」
「投げたり、刺したり、突いたりと、苦無には色々な使い方がある。先に言っておくが、私の身体能力は、月の運行に左右される。わかりやすく言うなら、例えば満月の時なら100m6秒で走れるところが、新月時では9秒に落ちる。そんな時には、この苦無のお世話になる」
100m9秒なら十分超人だけど。
20秒はかかる杏里は内心舌を巻く。
「それから、これが時じくの実。いざという時の非常食に、少し持ってきた。狂人どもの松果体の副作用があまり続くようなら、ひとつ食べようかと思ってた。だが、おまえのおかげでその必要がなくなった」
「運転免許、持ってるんだ」
一番意外なのがそれだった。
零の話から、仙人のような生活を想像していたのだが、あながちそうでもないということか。
「これは里を出る時、爺が用意してくれた。証明書代わりにね。それに、私には一応戸籍もある」
「偽造ってこと?」
「まあね。でも、心配いらない。2トントラックくらいまでならちゃんと運転できる。里での生活は退屈だから、たまに研修がてら、こっちに来てたんでね」
「そういう問題かなあ」
「それから、これはたまにバイトに行く店の会員証だ。どうしても現金が必要なときは、ここで稼ぐことにしている」
「バイト? あなたが?」
驚きだった。
この子にコンビニの店員やレストランのウェイトレスが務まるとは、とても思えない。
「JKパブってやつだ。私を選んできた男と散歩して、食事をごちそうになる。ただそれだけの仕事だよ」
「その後、ラブホとか行くんじゃないの?」
「そんな度胸のある男は、これまでひとりもいなかった」
「なるほど」
なんとなく、納得だ。
零は超のつくほどの美少女だが、剃刀を裡に秘めているような怖さを持っている。
「あと、問題なのは、これだ」
寺から持ってきた巾着袋から、最後に零が取り出したのは、小さなビニール袋である。
杏里は目を細めて、その物体に焦点を合わせた。
袋の中には、赤いルビーのようなものがひとつ、入っている。
が、ルビーにしては形が完全な球形で、色合いもずっとシックな感じがした。
「宝石みたい」
杏里がつぶやくと、零がうなずいた。
「おそらく、真珠だと思う。里に出入りする商人が、闇ルートに流れていたと言って持ってきた。私の第一の使命は、これの出所を突き止めること」
「赤い真珠の、出所…を?」
「そう。なぜなら」
ここで初めて、零が杏里の顏を見た。
「こいつは呪われてるからだ」
「呪われてる?」
杏里は首をかしげた。
まただ。
ほんと、零ったら、オカルトじみてるんだから。
それ以上聞く気になれず、
「あー、おなか空いちゃったな」
つぶやいて柱時計に目をやると、すでに出勤時間を大幅に過ぎていた。
「あ、いけない! もう、こんな時間だ」
ばたばたと浴室に戻り、脱衣籠に入れてあった着替えを慌ただしく身につける。
「すまない。私には朝食の習慣がないから、準備するのを忘れていた」
後ろから、零が声をかけてくる。
「料理、できるの?」
タイトスカートに発育の良すぎるヒップをねじこみながら聞き返すと、
「無理」
短い返事が返ってきた。
「じゃ、夜は私がなんとかするから、お昼は冷蔵庫の中のもの、適当に食べてて」
靴を履きながら杏里は言った。
「必要ない。1週間に一度、おまえの血を飲ませてくれればそれでいい」
零があっさりとそう返してくる。
「んもう、このバンパイア!」
杏里は叩きつけるようにドアを閉めた。
突如として、ゆうべ血を吸われた時のめくるめくあの官能が、体の芯に蘇ってきたからである。
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