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第1章 黄泉の国から来た少女
#4 杏里、恍惚となる
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ほとんど初対面といっていい、どこの誰ともわからぬ少女。
いくら美人だからとはいえ、その見知らぬ少女に「服を脱げ」と言われたからといって、その通りにしなければならない理由などない。
にもかかわらず、ふと気がつくと杏里はセーラー服の上着とブラジャーを脱ぎ捨て、上半身裸で妖しい蝋燭の光の中に震えながら立っていたのだった。
たわわに実ったふたつの乳房を右腕で隠してはいるものの、その丸く柔らかな果実は、今にも腕の間からこぼれ落ちそうに、小刻みに震えていた。
「下も」
妙に掠れた声で、零が言った。
小さくうなずき、ミニひだスカートのファスナーを下げると、杏里は腰を軽くひと振りして、それを床に落とした。
白い小さなビキニパンティに包まれた下半身が露わになる。
パンティは上下が浅く、両サイドが紐状になっているため、むっちりした太腿のつけ根から、恥骨のあたりまでがむき出しになってしまっている。
ああ…。
無遠慮な少女の視線にさらされながら、杏里は心の中でつぶやいた。
なんだろう、この感じ。
すごくドキドキする。
恥ずかしい。
恥ずかしくてならないけど、でも…。
なんだか、すごく、ゾクゾクする…。
「手を」
零が、そっと上腕部に触れてきた。
脱力したように、両手を脇に垂らす杏里。
こぼれ出たのは、先がつんと上を向いた、真っ白な乳房だ。
見るからに重量感のある、熟した果実のような肉の丘である。
その釣り鐘型の綺麗なラインが、鎖骨までなだらかに続いている。
その頂点で、早くも薄桃色の突起が硬く尖り始めていた。
「ほう」
零が感心したようにつぶやいた。
一歩下がって、しげしげと杏里の裸身に見入る。
「見事なもんだな。よもや、これほどとは、思わなかった」
私、見られてるんだ。
かっと顔が熱くなる。
体の震えが激しくなる。
身体の奥からわきあがる疼きに気づいて、杏里は反射的に太腿をきつく閉じた。
「寒いのか」
固く尖ったふたつのつぼみに目をやって、零が小声で訊ねてきた。
ゆるゆるとかぶりを振る杏里。
体の表面は寒いのに、中は炉心に火が点ったように熱い。
「どうする気…?」
うつむいたまま、かろうじて声を絞り出す。
「少し痛むかもしれない。だからまず、別の感覚を呼び覚ます」
別の感覚?
ふいに零が右腕を伸ばし、伸ばした人差し指で左の乳首の触れてきた時、すぐにその意味がわかった。
「あ」
無意識のうちに声が出た。
そこを起点に電撃が走ったのだ。
杏里はびくんと身悶えた。
零がそのまま2本の指で乳首を挟み、親指の腹で円を描くようにゆっくりと乳頭を刺激する。
「ああ…ん」
杏里の喘ぎが大きくなる。
零がてのひらで杏里の乳房を包み込み、指と指の間から乳首を出す。
指のつけ根で乳首を刺激しながら、おもむろに乳房を揉み始めた。
「いや…」
杏里はのけぞった。
白い喉を露わにして、呻いた。
「感じているのか」
零が訊いた。
答えられない。
そんな恥ずかしいこと、口にできるわけがない。
「どれ」
零が、空いたほうの手を杏里の股間に伸ばしてきた。
いとも簡単に膝を割られ、太腿と太腿の間を指先で撫でられた。
「もう、濡れているみたいだが」
薄いパンティの生地を通して、杏里の大事な部分をそうっと撫でさすりながら、零が言う。
「そんな恥ずかしいこと、言わないで…」
閉じたくても、膝が勝手に開いていく。
自然に零のほうに、腰を突き出す格好になった。
「そろそろ行くぞ」
乳房と股間を愛撫しながら、零が身を寄せてくる。
妖しく光る双眸が、杏里を正面から見据えた。
漆黒のストレートヘアに包まれた、小悪魔めいた顔が近づいてくる。
と、零の口が開いて、ふわりと舌が伸び出した。
人間のものとは似もつかぬ、不思議な形状の舌だった。
先がふたつに割れているところは、蛇のそれにそっくりだ。
が、蛇の舌に比べると、格段に長かった。
優に額に届くほどの長さである。
割れた先端がくっついてひとつになり、宙で大きくうねると、その長い舌が杏里の首筋に巻きついた。
蛇そっくりに鎌首をもたげた鋭い先端が、狙いを定めて杏里の左の頚静脈に突き刺さる。
太い注射針を突き刺されたような激しい痛みを感じ、杏里は唇を噛み締めた。
だが、それもほんの束の間のことだった。
零の愛撫によって引き出された快感が、すぐに痛みを押し流したのだ。
「あん…」
執拗に乳房を揉まれ、同時に股間のスリットを下着の上からなぞられて、大きくのけぞる杏里。
その首筋に突き立った舌が、どくんどくんと脈動する。
零は、杏里の血を吸っているのだった。
それは蛭の吸血の様子に酷似していた。
極細のチューブ状になった舌の中を、吸い上げられた杏里の血液が奔流となって移動していく。
どのくらいそうして悶え狂ったのか。
頭の中が真っ白になり、ほとんど恍惚状態に陥りかけた時、
「終わった。もういい」
突然零が言い、杏里の裸身から無造作に身を離した。
舌がはずれ、支えを失ってその場に崩れ落ちる杏里。
かなり大量の血を失ったらしく、身体に力が入らない。
だが、もっとやっかいなのは、身体の中心に居座る激しい疼きだった。
下着がぐっしょり濡れているのがわかる。
その奥、子宮あたりでマグマが煮えたぎっている。
太腿の内側を、生温かいものが伝い落ちていた。
24ともなれば、杏里とて処女ではない。
しかし、ここまで濡れたのは初めてだった。
過去に愛を交わした男たちが杏里に与えてくれなかったもの。
それを零は、指の愛撫だけで…。
「美味だな。さすが、人魚姫の血だ」
満足げな零のつぶやきが聞こえてきた。
「実は、体のあちこちが腐り始めていたところだった」
首をひねって見上げると、零が着物の袖をめくり上げていた。
見ると、右の上腕部から肩にかけて、紫色の痣のようなものが広がっている。
「狂人の脳を食らった副作用だ。でも、おまえの血のおかげで、それが治りかけている」
零はすっかり上機嫌のようだ。
杏里が今どんな状態なのか、気にかけてもいないらしい。
虚しさがこみ上げるとともに、頭がくらくらした。
貧血を起こした時のように、視野が狭くなり、手足の先が冷たくなってきていた。
零が杏里の傍らに膝をついた。
「人魚姫の血があれば、狂人の脳を食らわなくても、私はこの世界でやっていけるということか」
「確かめるって、私の、血を、飲むことだったのね…?」
顔を上げ、零を見つめ返して、杏里はたずねた。
零がうなずいた。
「おまえが本物の人魚姫なら、もしやと思ってね」
「そんな、ひどい…」
とたんに、ぶわっと熱い涙があふれてくる。
「私はあなたの食料代わりってこと? 家畜みたいなもの? 人をこんなふうにしておいて、あなただけ満腹になってご満悦ってわけ?」
「怒ったのか?」
零の眼が丸くなる。
なんだか意外そうな表情をしている。
「おまえが嫌なら無理にとは言わない。また元の捕食活動に戻ればいいだけの話だから」
「そういうことじゃなくって」
杏里は恨みがましく零を睨みつけた。
このしれっとした顏が、また腹立たしい。
「零、あなたが更生するなら、私の血なんて、いくらでもあげる。でも、そのたびにこんな思いをするのは嫌。私にだって、プライドはある!」
「こんな思いって、どんな思い?」
零が、きょとんとした表情で、杏里を見返した。
「もういい。説明なんてできない。さ、それより、そうと決まったらすぐにお引越しだよ! さっさと準備して!」
「いいのか? ずいぶん機嫌が悪いようだが…?」
「いいったら、いいの!」
零を追い払って、スカートを穿き、ブラに大き過ぎる乳房を押しこんだところで、唐突にスマホが鳴った。
出ると、韮崎の怒鳴り声が耳に飛び込んできた。
『笹原! おまえどこに行きやがったんだ? おまえの見たっていう怪しい中年男なんてどこにもいねーぞ! また寝ぼけてたんじゃないのかよ!』
杏里は舌を出し、肩をすくめた。
そして、わざと苦しそうな声で答えた。
「すみません、ニラさん、きょうは気分悪いんで、このまま直帰させていただきます。詳しい報告は、また明日ということで。じゃ、三上さんや高山先輩によろしくです。おやすみなさい」
いくら美人だからとはいえ、その見知らぬ少女に「服を脱げ」と言われたからといって、その通りにしなければならない理由などない。
にもかかわらず、ふと気がつくと杏里はセーラー服の上着とブラジャーを脱ぎ捨て、上半身裸で妖しい蝋燭の光の中に震えながら立っていたのだった。
たわわに実ったふたつの乳房を右腕で隠してはいるものの、その丸く柔らかな果実は、今にも腕の間からこぼれ落ちそうに、小刻みに震えていた。
「下も」
妙に掠れた声で、零が言った。
小さくうなずき、ミニひだスカートのファスナーを下げると、杏里は腰を軽くひと振りして、それを床に落とした。
白い小さなビキニパンティに包まれた下半身が露わになる。
パンティは上下が浅く、両サイドが紐状になっているため、むっちりした太腿のつけ根から、恥骨のあたりまでがむき出しになってしまっている。
ああ…。
無遠慮な少女の視線にさらされながら、杏里は心の中でつぶやいた。
なんだろう、この感じ。
すごくドキドキする。
恥ずかしい。
恥ずかしくてならないけど、でも…。
なんだか、すごく、ゾクゾクする…。
「手を」
零が、そっと上腕部に触れてきた。
脱力したように、両手を脇に垂らす杏里。
こぼれ出たのは、先がつんと上を向いた、真っ白な乳房だ。
見るからに重量感のある、熟した果実のような肉の丘である。
その釣り鐘型の綺麗なラインが、鎖骨までなだらかに続いている。
その頂点で、早くも薄桃色の突起が硬く尖り始めていた。
「ほう」
零が感心したようにつぶやいた。
一歩下がって、しげしげと杏里の裸身に見入る。
「見事なもんだな。よもや、これほどとは、思わなかった」
私、見られてるんだ。
かっと顔が熱くなる。
体の震えが激しくなる。
身体の奥からわきあがる疼きに気づいて、杏里は反射的に太腿をきつく閉じた。
「寒いのか」
固く尖ったふたつのつぼみに目をやって、零が小声で訊ねてきた。
ゆるゆるとかぶりを振る杏里。
体の表面は寒いのに、中は炉心に火が点ったように熱い。
「どうする気…?」
うつむいたまま、かろうじて声を絞り出す。
「少し痛むかもしれない。だからまず、別の感覚を呼び覚ます」
別の感覚?
ふいに零が右腕を伸ばし、伸ばした人差し指で左の乳首の触れてきた時、すぐにその意味がわかった。
「あ」
無意識のうちに声が出た。
そこを起点に電撃が走ったのだ。
杏里はびくんと身悶えた。
零がそのまま2本の指で乳首を挟み、親指の腹で円を描くようにゆっくりと乳頭を刺激する。
「ああ…ん」
杏里の喘ぎが大きくなる。
零がてのひらで杏里の乳房を包み込み、指と指の間から乳首を出す。
指のつけ根で乳首を刺激しながら、おもむろに乳房を揉み始めた。
「いや…」
杏里はのけぞった。
白い喉を露わにして、呻いた。
「感じているのか」
零が訊いた。
答えられない。
そんな恥ずかしいこと、口にできるわけがない。
「どれ」
零が、空いたほうの手を杏里の股間に伸ばしてきた。
いとも簡単に膝を割られ、太腿と太腿の間を指先で撫でられた。
「もう、濡れているみたいだが」
薄いパンティの生地を通して、杏里の大事な部分をそうっと撫でさすりながら、零が言う。
「そんな恥ずかしいこと、言わないで…」
閉じたくても、膝が勝手に開いていく。
自然に零のほうに、腰を突き出す格好になった。
「そろそろ行くぞ」
乳房と股間を愛撫しながら、零が身を寄せてくる。
妖しく光る双眸が、杏里を正面から見据えた。
漆黒のストレートヘアに包まれた、小悪魔めいた顔が近づいてくる。
と、零の口が開いて、ふわりと舌が伸び出した。
人間のものとは似もつかぬ、不思議な形状の舌だった。
先がふたつに割れているところは、蛇のそれにそっくりだ。
が、蛇の舌に比べると、格段に長かった。
優に額に届くほどの長さである。
割れた先端がくっついてひとつになり、宙で大きくうねると、その長い舌が杏里の首筋に巻きついた。
蛇そっくりに鎌首をもたげた鋭い先端が、狙いを定めて杏里の左の頚静脈に突き刺さる。
太い注射針を突き刺されたような激しい痛みを感じ、杏里は唇を噛み締めた。
だが、それもほんの束の間のことだった。
零の愛撫によって引き出された快感が、すぐに痛みを押し流したのだ。
「あん…」
執拗に乳房を揉まれ、同時に股間のスリットを下着の上からなぞられて、大きくのけぞる杏里。
その首筋に突き立った舌が、どくんどくんと脈動する。
零は、杏里の血を吸っているのだった。
それは蛭の吸血の様子に酷似していた。
極細のチューブ状になった舌の中を、吸い上げられた杏里の血液が奔流となって移動していく。
どのくらいそうして悶え狂ったのか。
頭の中が真っ白になり、ほとんど恍惚状態に陥りかけた時、
「終わった。もういい」
突然零が言い、杏里の裸身から無造作に身を離した。
舌がはずれ、支えを失ってその場に崩れ落ちる杏里。
かなり大量の血を失ったらしく、身体に力が入らない。
だが、もっとやっかいなのは、身体の中心に居座る激しい疼きだった。
下着がぐっしょり濡れているのがわかる。
その奥、子宮あたりでマグマが煮えたぎっている。
太腿の内側を、生温かいものが伝い落ちていた。
24ともなれば、杏里とて処女ではない。
しかし、ここまで濡れたのは初めてだった。
過去に愛を交わした男たちが杏里に与えてくれなかったもの。
それを零は、指の愛撫だけで…。
「美味だな。さすが、人魚姫の血だ」
満足げな零のつぶやきが聞こえてきた。
「実は、体のあちこちが腐り始めていたところだった」
首をひねって見上げると、零が着物の袖をめくり上げていた。
見ると、右の上腕部から肩にかけて、紫色の痣のようなものが広がっている。
「狂人の脳を食らった副作用だ。でも、おまえの血のおかげで、それが治りかけている」
零はすっかり上機嫌のようだ。
杏里が今どんな状態なのか、気にかけてもいないらしい。
虚しさがこみ上げるとともに、頭がくらくらした。
貧血を起こした時のように、視野が狭くなり、手足の先が冷たくなってきていた。
零が杏里の傍らに膝をついた。
「人魚姫の血があれば、狂人の脳を食らわなくても、私はこの世界でやっていけるということか」
「確かめるって、私の、血を、飲むことだったのね…?」
顔を上げ、零を見つめ返して、杏里はたずねた。
零がうなずいた。
「おまえが本物の人魚姫なら、もしやと思ってね」
「そんな、ひどい…」
とたんに、ぶわっと熱い涙があふれてくる。
「私はあなたの食料代わりってこと? 家畜みたいなもの? 人をこんなふうにしておいて、あなただけ満腹になってご満悦ってわけ?」
「怒ったのか?」
零の眼が丸くなる。
なんだか意外そうな表情をしている。
「おまえが嫌なら無理にとは言わない。また元の捕食活動に戻ればいいだけの話だから」
「そういうことじゃなくって」
杏里は恨みがましく零を睨みつけた。
このしれっとした顏が、また腹立たしい。
「零、あなたが更生するなら、私の血なんて、いくらでもあげる。でも、そのたびにこんな思いをするのは嫌。私にだって、プライドはある!」
「こんな思いって、どんな思い?」
零が、きょとんとした表情で、杏里を見返した。
「もういい。説明なんてできない。さ、それより、そうと決まったらすぐにお引越しだよ! さっさと準備して!」
「いいのか? ずいぶん機嫌が悪いようだが…?」
「いいったら、いいの!」
零を追い払って、スカートを穿き、ブラに大き過ぎる乳房を押しこんだところで、唐突にスマホが鳴った。
出ると、韮崎の怒鳴り声が耳に飛び込んできた。
『笹原! おまえどこに行きやがったんだ? おまえの見たっていう怪しい中年男なんてどこにもいねーぞ! また寝ぼけてたんじゃないのかよ!』
杏里は舌を出し、肩をすくめた。
そして、わざと苦しそうな声で答えた。
「すみません、ニラさん、きょうは気分悪いんで、このまま直帰させていただきます。詳しい報告は、また明日ということで。じゃ、三上さんや高山先輩によろしくです。おやすみなさい」
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