264 / 295
第10部 ヒバナ、アブノーマルヘブン!
#41 浮上!
しおりを挟む
世界がリセットされても、記憶は残る。
その境目で生存活動を停止していた者は別だが、普通に生活していた者にとっては、細部でさまざまな変貌を遂げながらも、世界は地続きで続いていく。
だからヒバナは、ヒューズ1の世界で出会った光男のことを覚えていた。
港のショッピングセンターで魔物に襲われている光男を助けたのがきっかけで、その後、彼が実家に呼び戻されるまでのわずかな間、淡い交際を続けていた時期があった。
麗奈に操られた光男のせいで危うく命を落としかけたヒバナだったが、絶体絶命の危機に陥ったヒバナを最後の最後で助けてくれたのも、また光男だったのだ。
光男の自由を奪っていた戒めを、鋭い爪を一閃させて、断ち切った。
そこでヒバナは自分がまだ変身したままだったことに気づき、人間の姿に戻った。
視点が次第に低くなり、ほぼ光男と同じ高さのところで落ち着いた。
「どうしてここに・・・?」
助け起こしながらそうたずねると、
「どうしてって・・・ここで働いてるから」
顔を伏せたまま、光男が答えた。
世界が新たにリセットされたとき、光男と麗奈の関係が以前とは違った形で復活したということなのか。
それにしてもこの格好・・・。
光男はここでも相変らず、麗奈に性奴として扱われているに違いなかった。
「一緒に逃げよう。こんなとこに居たって、いいことなんか何もないよ。わたしが助けてあげるから」
「ありがとう・・・」
光男がいった。
「でも、そうはいかないんだ」
ヒバナを見上げ、弱々しく、微笑んだ。
「どうして?」
「どうしてって・・・」
ヒバナの肩につかまりながら、よろよろと光男が立ち上がった。
ヒバナはあることに気づいて、眉をひそめた。
光男の股間で、相変らずペニスが勃起したままなのだ。
むしろ、さっきより大きくなっているようにも見える。
「命令を受けてるんだよ」
そのぺニスの先が、突然割れた。
「君を捕獲するようにってね」
それが、触手となって、広がった。
獲物に飛びかかる蛇のように、すばやく伸びた。
「う」
ヒバナはうめいた。
両手両脚に、光男の股間から放たれた触手がからみついている。
額に意識を集中し、変身しようとした。
そのとたん、触手の間から、更に太い触手が1本、飛び出してきた。
鳩尾に衝撃を感じた。
血がしぶいた。
触手がヒバナの腹をぶち破ったのだった。
ヒバナの戦闘服はセパレートタイプである。
セーラー服を模したジャケットと、ショートパンツの間が大きく開いている。
そこを狙われたのだ。
太い触手に身体を貫通され、ヒバナは宙に浮いた。
体中から力が抜けていくのがわかった。
「いいことを教えてあげよう。僕の身体の中には、自爆装置が仕掛けられている。あと10分ほどで爆発するように、タイマーがセットされてるんだ。さあ、どうする? ヒバナ」
光男が舌なめずりするように笑った。
眼に何か凶悪な光が宿っていた。
目の前に居るのは、もはやヒバナの知っているあの内向的で目立たない青年ではなかった。
麗奈たちの手で改造され、魔物に変貌した光男なのだ。
ヒバナは変身を解いたことを後悔した。
だが、後の祭りだった。
変身していなくても、ヒバナは常人以上の運動能力を発揮できる。
だが、この状態ではいくらなんでも分が悪かった。
ヒバナの腹部に突き刺さった触手には毒性があるのか、体が痺れたように動かないのだ。
手足を絡め取っている触手が途中で枝分かれして、増殖していた。
その1本1本がヒバナの身体を這い回り、服の下に入ってくる。
1本が乳房に巻きつき、別の1本が、ショートパンツの裾から中に侵入した。
左右に大きく開いた股の間から、性器を狙っているのだ。
ヒバナは身をよじった。
悲鳴を上げようとした。
だが、体も口も動かない。
時間だけが無為に過ぎていく。
触手が体内に入ってくる。
ぞっとするような感触だった。
快感もなにもない。
ただ気持ち悪いだけだ。
ひみちゃん。
ヒバナの目尻に涙の玉が浮かぶ。
助けて。
自爆装置だなんて・・・。
もう、時間がない。
ごめん、ひみちゃん、
わたしって、なんて間が悪いんだろう。
ぼんやりしてきた頭で、そんなことを考えたときだった。
「ヒバナ、通路、見つけたよ!」
背後で、緋美子の声がした。
「おい、様子が変だぞ」
と、これは玉子の声だ。
「もう遅い」
光男が叫んだ。
「タイムリミットだ!」
そのとき、緋美子が飛んだ。
目にも留まらぬスピードだった。
いっぱいに広げた翼で、光男の触手を一刀両断した。
同時に、光男の身体が耀き始めた。
「やばいぜ、ひみねえ」
玉子が叫んだときには、緋美子の極彩色の翼が、すでに2人をしっかりと覆っていた。
閃光がひらめき、
どーんと、腹に響く音がした。
壁が崩れ、天井が吹き飛んだ。
爆風をもろに喰らい、2人をかばった緋美子の身体がじりじりと後退する。
羽毛が焼け焦げる匂いがした。
瓦礫に混じって、血と肉片が降り注ぐ。
粉微塵になった光男のなれの果てだった。
どれだけ時間がたったのだろうか。
「もう大丈夫」
緋美子がいい、翼を畳んだ。
「ひみねえ、ヒバナが・・・」
ヒバナの身体に抱きついた玉子が、泣きそうな声でいった。
掌に、べっとりと血がついている。
ヒバナの腹に開いた穴から噴き出す血だった。
「わたしは、いいから・・・」
ようやくしゃべれるようになったヒバナが、小声で囁くようにいう。
「2人でナミと麗奈を追って・・・。放っておくと、大変なことになりそうな、気がするの」
「だめ」
緋美子が鋭く遮った。
ヒバナをぎゅっと抱き締めると、
「極楽湯に帰る。早く手当てしなきゃ」
「でも、せっかくのチャンスなのに・・・」
「バカやろう」
玉子が大声を出した。
「これ以上犠牲なんて出せるわけないだろ? ヒバナまで死んじまったらあたいはどうすりゃいいんだよ」
「そういうこと」
緋美子がヒバナを抱える。
その背中に玉子が這い登る。
吹っ飛んだ天井の向こうに、夜空が広がっている。
焼け焦げた羽毛を払い落としながら、朱雀が舞い上がった。
「ま、こんなもんか」
シンがいい、3Dプリンターから最後の心臓を取り出した。
外見は本物そっくりである。
粘液に覆われ、ゆっくり拍動しているところも、真に迫っている。
浴槽ほどもあるプラスチックケース。
そこに心臓がぎっしり詰まっている。
その隙間に、最後の一個を押し込んだ。
「運ぶよ」
ナギがケースを台車に乗せ、荷物運搬用リフトのほうに押していく。
「俺も行く」
シンが白衣の裾をなびかせて、後に続いた。
小型潜航艇が、海流に逆らいながら、危なっかしく岸壁を離れていく。
その映像をモニター画面で眺めながら、
「いよいよね」
麗奈がつぶやいた。
「あたし、ふと思ったんだけど」
煙草に火をつけながら、ナミがいう。
「クトゥルーって、八岐大蛇と関係あるんじゃないかな」
なんだか、考え込むような眼をしていた。
「どうして?」
麗奈が訊く。
「だって、漢字に変換すると、クトゥルーって、九の頭の竜でしょ? オロチより、首が一本多いけど」
「九頭竜か・・・。なるほどね」
「ルルイエが浮上して、クトゥルーを目覚めさせたとして」
ナミが潜航艇の画像を目で追いながら、つぶやく。
「あたしたちに、制御できるかしらね」
「さあ」
麗奈が肩をすくめた。
「そればかりは、やってみないことには、何ともいえないわね」
数時間後。
三河湾の沖合いに、巨大な渦が現れた。
真っ黒なその渦巻は、さながら海面に出現したブラックホールだった。
その虚無の穴の中心から、今、何か途方もなく邪悪なものが迫(せ)り出してこようとしていた。
近くの島々で、ばたばたと睡眠中だった野鳥が死んでいった。
海面に魚の死体が無数に浮かび上がる。
空がにわかに掻き曇り、黒雲が月を隠す。
雷鳴が轟き、雨が降り始めた。
世界の終わりが、やってきたのだ。
その境目で生存活動を停止していた者は別だが、普通に生活していた者にとっては、細部でさまざまな変貌を遂げながらも、世界は地続きで続いていく。
だからヒバナは、ヒューズ1の世界で出会った光男のことを覚えていた。
港のショッピングセンターで魔物に襲われている光男を助けたのがきっかけで、その後、彼が実家に呼び戻されるまでのわずかな間、淡い交際を続けていた時期があった。
麗奈に操られた光男のせいで危うく命を落としかけたヒバナだったが、絶体絶命の危機に陥ったヒバナを最後の最後で助けてくれたのも、また光男だったのだ。
光男の自由を奪っていた戒めを、鋭い爪を一閃させて、断ち切った。
そこでヒバナは自分がまだ変身したままだったことに気づき、人間の姿に戻った。
視点が次第に低くなり、ほぼ光男と同じ高さのところで落ち着いた。
「どうしてここに・・・?」
助け起こしながらそうたずねると、
「どうしてって・・・ここで働いてるから」
顔を伏せたまま、光男が答えた。
世界が新たにリセットされたとき、光男と麗奈の関係が以前とは違った形で復活したということなのか。
それにしてもこの格好・・・。
光男はここでも相変らず、麗奈に性奴として扱われているに違いなかった。
「一緒に逃げよう。こんなとこに居たって、いいことなんか何もないよ。わたしが助けてあげるから」
「ありがとう・・・」
光男がいった。
「でも、そうはいかないんだ」
ヒバナを見上げ、弱々しく、微笑んだ。
「どうして?」
「どうしてって・・・」
ヒバナの肩につかまりながら、よろよろと光男が立ち上がった。
ヒバナはあることに気づいて、眉をひそめた。
光男の股間で、相変らずペニスが勃起したままなのだ。
むしろ、さっきより大きくなっているようにも見える。
「命令を受けてるんだよ」
そのぺニスの先が、突然割れた。
「君を捕獲するようにってね」
それが、触手となって、広がった。
獲物に飛びかかる蛇のように、すばやく伸びた。
「う」
ヒバナはうめいた。
両手両脚に、光男の股間から放たれた触手がからみついている。
額に意識を集中し、変身しようとした。
そのとたん、触手の間から、更に太い触手が1本、飛び出してきた。
鳩尾に衝撃を感じた。
血がしぶいた。
触手がヒバナの腹をぶち破ったのだった。
ヒバナの戦闘服はセパレートタイプである。
セーラー服を模したジャケットと、ショートパンツの間が大きく開いている。
そこを狙われたのだ。
太い触手に身体を貫通され、ヒバナは宙に浮いた。
体中から力が抜けていくのがわかった。
「いいことを教えてあげよう。僕の身体の中には、自爆装置が仕掛けられている。あと10分ほどで爆発するように、タイマーがセットされてるんだ。さあ、どうする? ヒバナ」
光男が舌なめずりするように笑った。
眼に何か凶悪な光が宿っていた。
目の前に居るのは、もはやヒバナの知っているあの内向的で目立たない青年ではなかった。
麗奈たちの手で改造され、魔物に変貌した光男なのだ。
ヒバナは変身を解いたことを後悔した。
だが、後の祭りだった。
変身していなくても、ヒバナは常人以上の運動能力を発揮できる。
だが、この状態ではいくらなんでも分が悪かった。
ヒバナの腹部に突き刺さった触手には毒性があるのか、体が痺れたように動かないのだ。
手足を絡め取っている触手が途中で枝分かれして、増殖していた。
その1本1本がヒバナの身体を這い回り、服の下に入ってくる。
1本が乳房に巻きつき、別の1本が、ショートパンツの裾から中に侵入した。
左右に大きく開いた股の間から、性器を狙っているのだ。
ヒバナは身をよじった。
悲鳴を上げようとした。
だが、体も口も動かない。
時間だけが無為に過ぎていく。
触手が体内に入ってくる。
ぞっとするような感触だった。
快感もなにもない。
ただ気持ち悪いだけだ。
ひみちゃん。
ヒバナの目尻に涙の玉が浮かぶ。
助けて。
自爆装置だなんて・・・。
もう、時間がない。
ごめん、ひみちゃん、
わたしって、なんて間が悪いんだろう。
ぼんやりしてきた頭で、そんなことを考えたときだった。
「ヒバナ、通路、見つけたよ!」
背後で、緋美子の声がした。
「おい、様子が変だぞ」
と、これは玉子の声だ。
「もう遅い」
光男が叫んだ。
「タイムリミットだ!」
そのとき、緋美子が飛んだ。
目にも留まらぬスピードだった。
いっぱいに広げた翼で、光男の触手を一刀両断した。
同時に、光男の身体が耀き始めた。
「やばいぜ、ひみねえ」
玉子が叫んだときには、緋美子の極彩色の翼が、すでに2人をしっかりと覆っていた。
閃光がひらめき、
どーんと、腹に響く音がした。
壁が崩れ、天井が吹き飛んだ。
爆風をもろに喰らい、2人をかばった緋美子の身体がじりじりと後退する。
羽毛が焼け焦げる匂いがした。
瓦礫に混じって、血と肉片が降り注ぐ。
粉微塵になった光男のなれの果てだった。
どれだけ時間がたったのだろうか。
「もう大丈夫」
緋美子がいい、翼を畳んだ。
「ひみねえ、ヒバナが・・・」
ヒバナの身体に抱きついた玉子が、泣きそうな声でいった。
掌に、べっとりと血がついている。
ヒバナの腹に開いた穴から噴き出す血だった。
「わたしは、いいから・・・」
ようやくしゃべれるようになったヒバナが、小声で囁くようにいう。
「2人でナミと麗奈を追って・・・。放っておくと、大変なことになりそうな、気がするの」
「だめ」
緋美子が鋭く遮った。
ヒバナをぎゅっと抱き締めると、
「極楽湯に帰る。早く手当てしなきゃ」
「でも、せっかくのチャンスなのに・・・」
「バカやろう」
玉子が大声を出した。
「これ以上犠牲なんて出せるわけないだろ? ヒバナまで死んじまったらあたいはどうすりゃいいんだよ」
「そういうこと」
緋美子がヒバナを抱える。
その背中に玉子が這い登る。
吹っ飛んだ天井の向こうに、夜空が広がっている。
焼け焦げた羽毛を払い落としながら、朱雀が舞い上がった。
「ま、こんなもんか」
シンがいい、3Dプリンターから最後の心臓を取り出した。
外見は本物そっくりである。
粘液に覆われ、ゆっくり拍動しているところも、真に迫っている。
浴槽ほどもあるプラスチックケース。
そこに心臓がぎっしり詰まっている。
その隙間に、最後の一個を押し込んだ。
「運ぶよ」
ナギがケースを台車に乗せ、荷物運搬用リフトのほうに押していく。
「俺も行く」
シンが白衣の裾をなびかせて、後に続いた。
小型潜航艇が、海流に逆らいながら、危なっかしく岸壁を離れていく。
その映像をモニター画面で眺めながら、
「いよいよね」
麗奈がつぶやいた。
「あたし、ふと思ったんだけど」
煙草に火をつけながら、ナミがいう。
「クトゥルーって、八岐大蛇と関係あるんじゃないかな」
なんだか、考え込むような眼をしていた。
「どうして?」
麗奈が訊く。
「だって、漢字に変換すると、クトゥルーって、九の頭の竜でしょ? オロチより、首が一本多いけど」
「九頭竜か・・・。なるほどね」
「ルルイエが浮上して、クトゥルーを目覚めさせたとして」
ナミが潜航艇の画像を目で追いながら、つぶやく。
「あたしたちに、制御できるかしらね」
「さあ」
麗奈が肩をすくめた。
「そればかりは、やってみないことには、何ともいえないわね」
数時間後。
三河湾の沖合いに、巨大な渦が現れた。
真っ黒なその渦巻は、さながら海面に出現したブラックホールだった。
その虚無の穴の中心から、今、何か途方もなく邪悪なものが迫(せ)り出してこようとしていた。
近くの島々で、ばたばたと睡眠中だった野鳥が死んでいった。
海面に魚の死体が無数に浮かび上がる。
空がにわかに掻き曇り、黒雲が月を隠す。
雷鳴が轟き、雨が降り始めた。
世界の終わりが、やってきたのだ。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる