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第7部 ヒバナ、ハーレムクィーン!
#2 たったひとつのヘンなやり方
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超ミニの美少女高校生が、秋津緋美子。
野球帽の中学生が、八代ひずみ。
白いムク犬姿の小学生は、大和田玉子。
3人とも岬ヒバナの友だちで、きょうはうちの大学の学園祭に遊びに来ていたらしい。
お互い自己紹介を済ませると、お通夜と女の子たちは先に会場に向かい、俺と先輩で後片づけをすることにした。
片づけが済んで、会場になっている体育館の楽屋に顔を出すと、
「ただのカラオケではおもしろくないので」
俺たちを目に留めるなり、ペロリと舌を出してメイド服姿のお通夜がいった。
「軽音の友だちに頼んで楽器借りちゃいました」
彼女に友達がいたこと自体驚きだったが、更なる驚愕が俺を待っていた。
体育館のステージが、カラオケ大会の舞台である。
パイプ椅子の観客席は8割方埋まっている。
やがて、最後の組、すなわちお通夜たちの番が回ってきた。
幕が上がるなり、
会場がどよめいた。
真ん中にメイド服姿のお通夜、左右に例のセクシーユニフォームのヒバナと緋美子が立っている。
まずびっくりしたのは、緋美子がエレキギターを抱えていることだった。
ヒバナはタンバリンを2つ、手に提げている。
そしてもうひとつの驚きは、お通夜の背後のドラムセットに、ちゃんとドラマーがいたことだった。
プロレスラーの肉体に、パンクロッカーのファッション。
体重150キロはありそうな巨漢である。
「行きます」
よく通る声で宣言し、お通夜がマイクを持った右手を高々と挙げた。
と同時に。
ドラムが爆発した。
緋美子のギターが唸る。
ヒバナとムク犬小学生が、タンバリンを鳴らしながら飛び出してきた。
お通夜のリードボーカルが炸裂する。
「こ、これは・・・?」
丸山先輩が俺の隣で唸った。
下腹に響く重いドラム。
すさまじくビートの効いたリードギターのリフ。
人が変わったようなお通夜の全力シャウト。
しかし、間違いない。
曲は、誰もが知っている、あの、
『仰げば尊し』だった。
『パンク仰げば尊し』ともいうべきか。
エレキギターを弾きまくる絶世の美少女緋美子は、最高にかっこよかった。
踊り狂うヒバナのヒップのエロさ加減はもういうまでもない。
ヒバナと交錯してステージ上を転げ回るムク犬は、おそらくお笑い担当だろう。
そして何よりもあの半分棺桶に足を突っ込んで生きているような女、お通夜の変貌ぶり。
似合わぬメイド服の上になぜか赤いランドセルを背負い、全身でシャウトしている。
曲はいつのまにか『パンク蛍の光』に変わり、
最後はBABY METALの『いじめ、ダメ、ぜったい!』だった。
これはもうお通夜が歌うと説得力ありまくりで、俺は聞きながら思わずもらい泣きしそうになった。
演奏が終わると同時に、会場がカオスと化した。
耳鳴りがするほどの拍手と歓声の渦。
結果発表どころではなかった。
アンコールのコールが津波のように大きくなり、すさまじい熱気とともにやがて会場全体を包みこんでいった。
俺と丸山先輩は喧騒に耐えかねて会場を離脱した。
建物の外から楽屋裏のほうに回ると、ちょうどお通夜たちが逃げ出してきたところだった。
「あー、気もちよかった」
お通夜が瞳をきらきらさせていった。
「丸山先輩、貢くん、ありがとうございます。おかげさまで念願が叶いました。つやは、もういつ死んでもいいです」
「馬鹿。そんなことで死んでどうする」
先輩がお通夜の頭をぽかりと叩く。
俺は信じられない思いで、お通夜の様子をうかがった。
これがあの暗くて存在感のなかったお通夜だろうか。
出会いのときのことを思い出す。
入学式の日。
新入生歓迎の古本バザーで、沼正三の『家畜人ヤプー』を手に取ったのが、このお通夜だった。
色気のかけらもないやせっぽちの少女と『家畜人ヤプー』の取り合わせ。
そこに感動して、俺は彼女を超常研に誘ったのだったが、まさかこんな一面が隠れていようとは。
「打ち上げ、行きませんか? 結果も気になるけど、あの騒ぎの中、戻るのはちょっと」
艶やかな頬を火照らせて、緋美子がいった。
「ですね。つやは、みんなの前で歌えただけでもう満足です」
いつになくお通夜は雄弁である。
「居酒屋行こうよ」
ムク犬と手をつないで出てきたヒバナが提案する。
そこに、黒のワンボックスカーが近づいてきて、停車した。
運転席に、あの巨漢。助手席に、女子中学生のひずみが乗っている。
「ヒバナ、また目立っちゃったね」
後部座席のスライドドアを開けながら、ひずみがいった。
「緋美子先輩、かっこよすぎだし」
「あたいは?」
玉子が身を乗り出してたずねる。
「玉子は・・・変。だいたいなんであんただけ変身してるわけ?」
「緊急事態に備えてに決まってるだろ? それなのに、『ヘン』ってなんだよ」
「ヘンシン? それ、着ぐるみじゃないのか」
地獄耳の丸山先輩が、ひずみの一言を聞きとがめて、ふいに割り込んだ。
「あ、いえ、それには色々事情がありまして」
ヒバナが玉子と先輩の間に、両手を広げて立ちはだかる。
「とにかく、行きましょうよ。なんか、人が追っかけてきたし」
ヒバナの言う通り、振り返ると体育館の入口から人の群れがあふれだし、砂煙を上げてこちらに向かってくるところだった。
模擬店の売り上げの一部を使い、近所の居酒屋の二階を借り切った。
打ち上げは、大いに盛り上がった。
合コンには何度も参加してきた俺だが、こんなに楽しかったのは久しぶりだった。
外観はそれなりに綺麗にしているものの、なんかそろって鈍そうな大学の女子たち。
そんな彼女たちに比べ、ヒバナの仲間たちはそれぞれが個性的で、輝いて見えた。
ヒバナと玉子の掛け合い漫才にも似た会話、ときおり決まるひずみの鋭い突っ込み。
ただの美少女にはない、緋美子の深い知性のきらめき。
アルコール類は一切口にせず、ただ微笑んでメンバーを見守っている巨漢、岩崎明日香の存在感。
心の底から、仲間に入れたら、と思った。
こんなメンバーとハーレムをつくってひとつ屋根の下で暮らしていけたら、どんなに楽しいことだろう。
が、今朝見た転生の夢と同じで、事はそうそう、うまくいくものではない。
小学生と中学生がいる関係上、8時にはお開きとなった。
ただ、朗報がひとつ。
うちの超常研に、ヒバナが入ってくれることになったのだ。
他の3人は学校があるので無理だが、深夜喫茶勤務のヒバナは基本的に昼間は暇だというのだった。
厳密に言えば、ヒバナはうちの大学の学生ではない。
が、丸山先輩は、
「別に部員が在籍学生でなければならないという規定はない。これでわが超常研の存続は安泰だ。
ありがとう、ヒバナ君」
といたくご満悦だった。
サークルの成立基準は部員4人。
春まで超常研にも、もうひとり男子部員がいたのだが、新入生歓迎のイベントとして開催した『最寄りの心霊スポットツアー』の際、本物の霊を見てしまったとかで、入部して1週間で辞めてしまったのである。
まったく、最近の男は根性がないこと、おびただしい。
ヒバナたち一行と別れ、お通夜を地下鉄の駅まで送ると、俺と先輩はいったん大学の部室に戻ることにした。
「これで研究が大幅に進むな」
大股で歩きながら、先輩がいった。
「貢、おまえ、感じなかったか? ヒバナたちには何かがある」
「竜脈探知機がオーバーヒートするくらいですからね」
「ああ。だが、それだけではない。あのメンバー全員に、何か秘密がありそうだ。いいか、貢、ヒバナから目を離すな」
言われるまでもなかった。
俺の目はすでに、ヒバナの尻を自動的に追尾するようにセットされてしまっているのだ。
「尻のことじゃないぞ」
そんな俺の心を見抜いたように、鋭く先輩がいった。
「確かに彼女の臀部は一個の芸術品だ。すばらしい黄金律で形成されている。だが、それとこれとは別だ。いいか。俺たちの使命は、あくまでも超常現象を通してこの宇宙の仕組みを解き明かすことなのだ」
「万物理論ですね。了解っす」
ヒバナを迎えての新生超常研の活動が楽しみだった。
その夜、俺はまた、あの転生の夢を見た。
野球帽の中学生が、八代ひずみ。
白いムク犬姿の小学生は、大和田玉子。
3人とも岬ヒバナの友だちで、きょうはうちの大学の学園祭に遊びに来ていたらしい。
お互い自己紹介を済ませると、お通夜と女の子たちは先に会場に向かい、俺と先輩で後片づけをすることにした。
片づけが済んで、会場になっている体育館の楽屋に顔を出すと、
「ただのカラオケではおもしろくないので」
俺たちを目に留めるなり、ペロリと舌を出してメイド服姿のお通夜がいった。
「軽音の友だちに頼んで楽器借りちゃいました」
彼女に友達がいたこと自体驚きだったが、更なる驚愕が俺を待っていた。
体育館のステージが、カラオケ大会の舞台である。
パイプ椅子の観客席は8割方埋まっている。
やがて、最後の組、すなわちお通夜たちの番が回ってきた。
幕が上がるなり、
会場がどよめいた。
真ん中にメイド服姿のお通夜、左右に例のセクシーユニフォームのヒバナと緋美子が立っている。
まずびっくりしたのは、緋美子がエレキギターを抱えていることだった。
ヒバナはタンバリンを2つ、手に提げている。
そしてもうひとつの驚きは、お通夜の背後のドラムセットに、ちゃんとドラマーがいたことだった。
プロレスラーの肉体に、パンクロッカーのファッション。
体重150キロはありそうな巨漢である。
「行きます」
よく通る声で宣言し、お通夜がマイクを持った右手を高々と挙げた。
と同時に。
ドラムが爆発した。
緋美子のギターが唸る。
ヒバナとムク犬小学生が、タンバリンを鳴らしながら飛び出してきた。
お通夜のリードボーカルが炸裂する。
「こ、これは・・・?」
丸山先輩が俺の隣で唸った。
下腹に響く重いドラム。
すさまじくビートの効いたリードギターのリフ。
人が変わったようなお通夜の全力シャウト。
しかし、間違いない。
曲は、誰もが知っている、あの、
『仰げば尊し』だった。
『パンク仰げば尊し』ともいうべきか。
エレキギターを弾きまくる絶世の美少女緋美子は、最高にかっこよかった。
踊り狂うヒバナのヒップのエロさ加減はもういうまでもない。
ヒバナと交錯してステージ上を転げ回るムク犬は、おそらくお笑い担当だろう。
そして何よりもあの半分棺桶に足を突っ込んで生きているような女、お通夜の変貌ぶり。
似合わぬメイド服の上になぜか赤いランドセルを背負い、全身でシャウトしている。
曲はいつのまにか『パンク蛍の光』に変わり、
最後はBABY METALの『いじめ、ダメ、ぜったい!』だった。
これはもうお通夜が歌うと説得力ありまくりで、俺は聞きながら思わずもらい泣きしそうになった。
演奏が終わると同時に、会場がカオスと化した。
耳鳴りがするほどの拍手と歓声の渦。
結果発表どころではなかった。
アンコールのコールが津波のように大きくなり、すさまじい熱気とともにやがて会場全体を包みこんでいった。
俺と丸山先輩は喧騒に耐えかねて会場を離脱した。
建物の外から楽屋裏のほうに回ると、ちょうどお通夜たちが逃げ出してきたところだった。
「あー、気もちよかった」
お通夜が瞳をきらきらさせていった。
「丸山先輩、貢くん、ありがとうございます。おかげさまで念願が叶いました。つやは、もういつ死んでもいいです」
「馬鹿。そんなことで死んでどうする」
先輩がお通夜の頭をぽかりと叩く。
俺は信じられない思いで、お通夜の様子をうかがった。
これがあの暗くて存在感のなかったお通夜だろうか。
出会いのときのことを思い出す。
入学式の日。
新入生歓迎の古本バザーで、沼正三の『家畜人ヤプー』を手に取ったのが、このお通夜だった。
色気のかけらもないやせっぽちの少女と『家畜人ヤプー』の取り合わせ。
そこに感動して、俺は彼女を超常研に誘ったのだったが、まさかこんな一面が隠れていようとは。
「打ち上げ、行きませんか? 結果も気になるけど、あの騒ぎの中、戻るのはちょっと」
艶やかな頬を火照らせて、緋美子がいった。
「ですね。つやは、みんなの前で歌えただけでもう満足です」
いつになくお通夜は雄弁である。
「居酒屋行こうよ」
ムク犬と手をつないで出てきたヒバナが提案する。
そこに、黒のワンボックスカーが近づいてきて、停車した。
運転席に、あの巨漢。助手席に、女子中学生のひずみが乗っている。
「ヒバナ、また目立っちゃったね」
後部座席のスライドドアを開けながら、ひずみがいった。
「緋美子先輩、かっこよすぎだし」
「あたいは?」
玉子が身を乗り出してたずねる。
「玉子は・・・変。だいたいなんであんただけ変身してるわけ?」
「緊急事態に備えてに決まってるだろ? それなのに、『ヘン』ってなんだよ」
「ヘンシン? それ、着ぐるみじゃないのか」
地獄耳の丸山先輩が、ひずみの一言を聞きとがめて、ふいに割り込んだ。
「あ、いえ、それには色々事情がありまして」
ヒバナが玉子と先輩の間に、両手を広げて立ちはだかる。
「とにかく、行きましょうよ。なんか、人が追っかけてきたし」
ヒバナの言う通り、振り返ると体育館の入口から人の群れがあふれだし、砂煙を上げてこちらに向かってくるところだった。
模擬店の売り上げの一部を使い、近所の居酒屋の二階を借り切った。
打ち上げは、大いに盛り上がった。
合コンには何度も参加してきた俺だが、こんなに楽しかったのは久しぶりだった。
外観はそれなりに綺麗にしているものの、なんかそろって鈍そうな大学の女子たち。
そんな彼女たちに比べ、ヒバナの仲間たちはそれぞれが個性的で、輝いて見えた。
ヒバナと玉子の掛け合い漫才にも似た会話、ときおり決まるひずみの鋭い突っ込み。
ただの美少女にはない、緋美子の深い知性のきらめき。
アルコール類は一切口にせず、ただ微笑んでメンバーを見守っている巨漢、岩崎明日香の存在感。
心の底から、仲間に入れたら、と思った。
こんなメンバーとハーレムをつくってひとつ屋根の下で暮らしていけたら、どんなに楽しいことだろう。
が、今朝見た転生の夢と同じで、事はそうそう、うまくいくものではない。
小学生と中学生がいる関係上、8時にはお開きとなった。
ただ、朗報がひとつ。
うちの超常研に、ヒバナが入ってくれることになったのだ。
他の3人は学校があるので無理だが、深夜喫茶勤務のヒバナは基本的に昼間は暇だというのだった。
厳密に言えば、ヒバナはうちの大学の学生ではない。
が、丸山先輩は、
「別に部員が在籍学生でなければならないという規定はない。これでわが超常研の存続は安泰だ。
ありがとう、ヒバナ君」
といたくご満悦だった。
サークルの成立基準は部員4人。
春まで超常研にも、もうひとり男子部員がいたのだが、新入生歓迎のイベントとして開催した『最寄りの心霊スポットツアー』の際、本物の霊を見てしまったとかで、入部して1週間で辞めてしまったのである。
まったく、最近の男は根性がないこと、おびただしい。
ヒバナたち一行と別れ、お通夜を地下鉄の駅まで送ると、俺と先輩はいったん大学の部室に戻ることにした。
「これで研究が大幅に進むな」
大股で歩きながら、先輩がいった。
「貢、おまえ、感じなかったか? ヒバナたちには何かがある」
「竜脈探知機がオーバーヒートするくらいですからね」
「ああ。だが、それだけではない。あのメンバー全員に、何か秘密がありそうだ。いいか、貢、ヒバナから目を離すな」
言われるまでもなかった。
俺の目はすでに、ヒバナの尻を自動的に追尾するようにセットされてしまっているのだ。
「尻のことじゃないぞ」
そんな俺の心を見抜いたように、鋭く先輩がいった。
「確かに彼女の臀部は一個の芸術品だ。すばらしい黄金律で形成されている。だが、それとこれとは別だ。いいか。俺たちの使命は、あくまでも超常現象を通してこの宇宙の仕組みを解き明かすことなのだ」
「万物理論ですね。了解っす」
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