125 / 295
第6部 ヒバナ、センチメンタルブルー!
#2 悪意の痕跡
しおりを挟む
104号室は通路の一番奥に位置していた。
ドアの横には、古びた洗濯機と3輪車。
厚紙にサインペンでSOUMAと書いた表札らしきものが、ガムテープでドアにとめてある。
楔形文字のような、特徴的な字体だった。
「いいかい、それじゃ、開けるよ」
へっぴり腰で鍵穴に鍵を差し込みながら、大家の老婆が言った。
カチャリと、ロックの外れる音がした。
深呼吸ひとつして、ヒバナはノブを握り、ゆっくりと手前に引いた。
「わっ」
突然ドアの隙間から何かが飛び出してきて、ヒバナは危うくその場に尻餅をつきそうになった。
蝿だった。
おびただしい数の蝿の大群が、渦を巻きながら部屋の中から噴き出してきたのである。
老婆と田島緑が頭を抱え、悲鳴を上げる。
その隙に、玉子が動いた。
ヒバナに止める間も与えず、するりと部屋の内に入ってしまう。
仕方なく、ヒバナも後を追った。
窓にカーテンが引かれているため、内部は暗闇に近かった。
猛烈に臭く、サウナのように暑い。
間取りはヒバナの家と同じだから、電灯のスイッチの場所は目が見えなくてもわかる。
手探りでスイッチを探り当て、オンにする。
が、点かない。
どうやら、電気を止められているようだ。
「う、なんだこりゃ。ひでーな」
奥の6畳間のほうから玉子の声がしたかと思うと、カーテンの開く音がして、陽光が部屋の中を照らし出した。
「うー、死ぬ死ぬ」
わめきながら、玉子は窓を全開にしているようだ。
新鮮な空気が流れ込み、ヒバナはやっと息を吸い込むことができた。
眼前に広がるのは、悲惨な光景だった。
足の踏み場もないほど、ゴミや衣類が散らかっている。
レトルト食品のパック、カップラーメンの容器、ペットボトル、スナック菓子の空き袋。
そういったものが、見渡す限り散乱しているのだ。
台所の流しには、洗ってない食器類が奇怪なオブジェのように積み上げられて、微妙な均衡を保っている。
「ヒバナ、来いよ」
玉子が6畳間のほうから呼んだ。
ゴミを踏まないように気をつけながら奥に行くと、畳敷きの部屋に蒲団がしいてあるのが見えた。
蒲団の表面には、かなりの面積にわたって、何かべたべたしたものが乾いてこびりついている。
蒲団が波打つように動いて見え、
顔を近づけたヒバナは、正体に気づいて、思わず吐きそうになった。
蛆だった。
白くて丸々太った蛆の群れが、その上にびっしりとはりついているのだ。
「この匂い・・・」
鼻を手で覆って、ヒバナは呻いた。
「ああ、さっきのゴミ捨て場にあったアレと同じ臭いだ」
平気な顔で、玉子が応える。
「ゴミ屋敷もいいとこだな」
ぶつくさ言いながら隣の3畳間をのぞき、中にゴミしかないことを確かめると、台所のほうへ戻っていく。
「う。ここにもあったぞ」
風呂場との境目のアコーデオンカーテンを開けたとたん、その玉子が叫んだ。
玉子のおかっぱ頭越しに内部をのぞいたヒバナは、見た。
ゴミ捨て場にあった肉塊とそっくりなものが、3分の1ほど水の残った浴槽の底に沈んでいる。
ゴミ捨て場のそれはほとんど夏の日差しで干からびかけていたが、こちらはまだ生々しい。
当然ながら、ここにも蛆がわいていた。
風呂の水に死んだ蛆がびっしり浮かんでいる。
その上に生きている蛆が乗っかって、もぞもぞと蠢いているのだ。
見渡すと、天井やら壁やらあちこちに蝿がとまっていた。
地獄のような風景とは、まさにこのことだった。
「2回も脱皮してやがる」
特大サイズのナンのような肉の皮をじっと見つめながら、玉子がつぶやいた。
「あんた、これ何なのか、知ってるんだね」
ヒバナの問いに、
「見りゃわかるだろ」
玉子が振り向きもせず、
「抜け殻だよ」
何でもないことのように、そう言った。
「抜け殻? こんな大きいのに? いったい何の抜け殻なのよ」
目を丸くするヒバナ。
「人間のだよ。いや、もはや、"人外”のって、言うべきかな」
玉子が、信じがたいことをさらりと口にする。
そして、ヒバナを見上げると、
「あのビルの壁に男がめりこんでた事件、賭けてもいいけど。こいつの仕業だぜ」
そう、得意げに断言した。
「大丈夫です。人が死んでるとか、そういうのはなかったですから」
玄関に戻ると、ヒバナは外で待っていた老婆と主婦に報告した。
「そうかい。助かったよ」
大家が心底ほっとしたように吐息をつく。
「でも、この臭いは・・・?」
顔の下半分をハンカチで覆いながら、田島緑と名乗った主婦が訊く。
「ええ、それが・・・」
ヒバナはどう説明していいか、迷った。
アレが何なのか、自分でもよくわからなかったのだ。
「とにかく、ここの住人はもう戻ってこないよ。業者呼んで、大掃除してもらったほうがいいと思うな」
玉子の台詞に、老婆がうなずく。
主役のような小学生に、大人3人、完全に圧倒されてしまった感じだった。
出勤時間が迫っていたので、玉子をせきたてて2階の我が家のドアを開けた。
「ママ、ごめん、ちょっと今晩、この子、うちに泊めてあげて」
夜勤に備えて寝ていたのか、寝ぼけまなこで顔を出した母、薫が、ランドセルを背負った玉子を目にとめて、あんぐりと口をあけた。
「この前は中学生で、今度は小学生かい。あんたの友だちって、どんどん若返ってくんだねえ」
呆れ顔で言った。
「おばさん、戯言はそれくらいにして、ちょっくら飯でもつくっておくれよ」
恐いもの知らずの玉子が、勝手に靴を脱いで家の中に上がりこみながら、薫に向かって言う。
「夏だからソーメンとか、そういう手抜きはナシだぜ。あたいはこう、ガツンと精のつく焼肉とか、そういうもんが食いたいんだ」
ナニコレ?
目顔でたずねてくる母親に両手で拝むジェスチャーをすると、
「じゃ、わたし、仕事あるから、ママ、あと頼んだね。あ、玉子もおとなしくしてるんだよ」
ヒバナは猛然と外に飛び出した。
出勤時間の5時まで、あと10分しかない。
ママが仕事場まで乗って行くだろうから、きょうは自転車も使えない。
仕方ないか。
念じて、腰から下だけ、約7割細胞を変異させる。
いざというときに備え、きょうも戦闘服を着ているから、服が破れて裸体になる心配もない。
しっかり筋肉が増強されたのを見届けて、ダッシュした。
100メートル4秒台の俊足で、商店街の迷路を駆け抜ける。
目的地まで、5分とかからなかった。
狸の置物が目印の、深夜マンガ喫茶『アイララ』である。
変身を解き、店の自動ドアをくぐったときだった。
今岡店長と向かい合って、カウンターの前でなにやら話しこんでいた男2人がヒバナのほうを振り向いて、
「ん?」
とそろって声を上げた。
ヤクザのような人相の中年男と、長髪で軽薄そうな若造の2人連れである。
「娘、どっかで会ったな」
人相の悪いほうが話しかけてきた。
「こいつ、あのときのオンナですよ。ほら、5月の通り魔事件のときの参考人。リュックの中にカメレオンを仕込んでいた、あの怪しい娘です」
あのときの刑事たちか。
ヒバナはどんよりした気分になった。
カメレオンとは、以前のレオンのことである。
ヒバナと融合する前は、レオンは緑色の派手なカメレオンの中に入っていたのだ。
「何か御用ですか」
極力事務的な声に聞こえるよう。ヒバナはたずねた。
今回は、あの時と違い、後ろめたいことは何もないのだ。
多少強気に出ても、バチは当たるまい。
「ヒバナちゃんは知らないだろうが、ついさっき奇妙な事件があってね。刑事さんたちは、その聞き込みに来てるんだ」
店長が横から解説する。
「なんでも、高さ10メートルのビルの壁に・・・」
「店長、その先は私たちが」
年長の刑事が店長を遮ると、
「ちょっと、いいか?」
顎で事務所のほうを指してみせた。
ヒバナはうなずいた。
横柄な尋問は反吐が出るほど嫌だったが、こっちにも訊きたいことがある。
玉子の言が正しいとすると、104号室の主、相馬あおいは脱皮して何者かに変身し、部屋から外に出て、超常的な力であの男を殺害したことになる。
でも、いったいなぜ?
その謎を解くには、男の素性を知ることが先決だと思ったのだ。
ドアの横には、古びた洗濯機と3輪車。
厚紙にサインペンでSOUMAと書いた表札らしきものが、ガムテープでドアにとめてある。
楔形文字のような、特徴的な字体だった。
「いいかい、それじゃ、開けるよ」
へっぴり腰で鍵穴に鍵を差し込みながら、大家の老婆が言った。
カチャリと、ロックの外れる音がした。
深呼吸ひとつして、ヒバナはノブを握り、ゆっくりと手前に引いた。
「わっ」
突然ドアの隙間から何かが飛び出してきて、ヒバナは危うくその場に尻餅をつきそうになった。
蝿だった。
おびただしい数の蝿の大群が、渦を巻きながら部屋の中から噴き出してきたのである。
老婆と田島緑が頭を抱え、悲鳴を上げる。
その隙に、玉子が動いた。
ヒバナに止める間も与えず、するりと部屋の内に入ってしまう。
仕方なく、ヒバナも後を追った。
窓にカーテンが引かれているため、内部は暗闇に近かった。
猛烈に臭く、サウナのように暑い。
間取りはヒバナの家と同じだから、電灯のスイッチの場所は目が見えなくてもわかる。
手探りでスイッチを探り当て、オンにする。
が、点かない。
どうやら、電気を止められているようだ。
「う、なんだこりゃ。ひでーな」
奥の6畳間のほうから玉子の声がしたかと思うと、カーテンの開く音がして、陽光が部屋の中を照らし出した。
「うー、死ぬ死ぬ」
わめきながら、玉子は窓を全開にしているようだ。
新鮮な空気が流れ込み、ヒバナはやっと息を吸い込むことができた。
眼前に広がるのは、悲惨な光景だった。
足の踏み場もないほど、ゴミや衣類が散らかっている。
レトルト食品のパック、カップラーメンの容器、ペットボトル、スナック菓子の空き袋。
そういったものが、見渡す限り散乱しているのだ。
台所の流しには、洗ってない食器類が奇怪なオブジェのように積み上げられて、微妙な均衡を保っている。
「ヒバナ、来いよ」
玉子が6畳間のほうから呼んだ。
ゴミを踏まないように気をつけながら奥に行くと、畳敷きの部屋に蒲団がしいてあるのが見えた。
蒲団の表面には、かなりの面積にわたって、何かべたべたしたものが乾いてこびりついている。
蒲団が波打つように動いて見え、
顔を近づけたヒバナは、正体に気づいて、思わず吐きそうになった。
蛆だった。
白くて丸々太った蛆の群れが、その上にびっしりとはりついているのだ。
「この匂い・・・」
鼻を手で覆って、ヒバナは呻いた。
「ああ、さっきのゴミ捨て場にあったアレと同じ臭いだ」
平気な顔で、玉子が応える。
「ゴミ屋敷もいいとこだな」
ぶつくさ言いながら隣の3畳間をのぞき、中にゴミしかないことを確かめると、台所のほうへ戻っていく。
「う。ここにもあったぞ」
風呂場との境目のアコーデオンカーテンを開けたとたん、その玉子が叫んだ。
玉子のおかっぱ頭越しに内部をのぞいたヒバナは、見た。
ゴミ捨て場にあった肉塊とそっくりなものが、3分の1ほど水の残った浴槽の底に沈んでいる。
ゴミ捨て場のそれはほとんど夏の日差しで干からびかけていたが、こちらはまだ生々しい。
当然ながら、ここにも蛆がわいていた。
風呂の水に死んだ蛆がびっしり浮かんでいる。
その上に生きている蛆が乗っかって、もぞもぞと蠢いているのだ。
見渡すと、天井やら壁やらあちこちに蝿がとまっていた。
地獄のような風景とは、まさにこのことだった。
「2回も脱皮してやがる」
特大サイズのナンのような肉の皮をじっと見つめながら、玉子がつぶやいた。
「あんた、これ何なのか、知ってるんだね」
ヒバナの問いに、
「見りゃわかるだろ」
玉子が振り向きもせず、
「抜け殻だよ」
何でもないことのように、そう言った。
「抜け殻? こんな大きいのに? いったい何の抜け殻なのよ」
目を丸くするヒバナ。
「人間のだよ。いや、もはや、"人外”のって、言うべきかな」
玉子が、信じがたいことをさらりと口にする。
そして、ヒバナを見上げると、
「あのビルの壁に男がめりこんでた事件、賭けてもいいけど。こいつの仕業だぜ」
そう、得意げに断言した。
「大丈夫です。人が死んでるとか、そういうのはなかったですから」
玄関に戻ると、ヒバナは外で待っていた老婆と主婦に報告した。
「そうかい。助かったよ」
大家が心底ほっとしたように吐息をつく。
「でも、この臭いは・・・?」
顔の下半分をハンカチで覆いながら、田島緑と名乗った主婦が訊く。
「ええ、それが・・・」
ヒバナはどう説明していいか、迷った。
アレが何なのか、自分でもよくわからなかったのだ。
「とにかく、ここの住人はもう戻ってこないよ。業者呼んで、大掃除してもらったほうがいいと思うな」
玉子の台詞に、老婆がうなずく。
主役のような小学生に、大人3人、完全に圧倒されてしまった感じだった。
出勤時間が迫っていたので、玉子をせきたてて2階の我が家のドアを開けた。
「ママ、ごめん、ちょっと今晩、この子、うちに泊めてあげて」
夜勤に備えて寝ていたのか、寝ぼけまなこで顔を出した母、薫が、ランドセルを背負った玉子を目にとめて、あんぐりと口をあけた。
「この前は中学生で、今度は小学生かい。あんたの友だちって、どんどん若返ってくんだねえ」
呆れ顔で言った。
「おばさん、戯言はそれくらいにして、ちょっくら飯でもつくっておくれよ」
恐いもの知らずの玉子が、勝手に靴を脱いで家の中に上がりこみながら、薫に向かって言う。
「夏だからソーメンとか、そういう手抜きはナシだぜ。あたいはこう、ガツンと精のつく焼肉とか、そういうもんが食いたいんだ」
ナニコレ?
目顔でたずねてくる母親に両手で拝むジェスチャーをすると、
「じゃ、わたし、仕事あるから、ママ、あと頼んだね。あ、玉子もおとなしくしてるんだよ」
ヒバナは猛然と外に飛び出した。
出勤時間の5時まで、あと10分しかない。
ママが仕事場まで乗って行くだろうから、きょうは自転車も使えない。
仕方ないか。
念じて、腰から下だけ、約7割細胞を変異させる。
いざというときに備え、きょうも戦闘服を着ているから、服が破れて裸体になる心配もない。
しっかり筋肉が増強されたのを見届けて、ダッシュした。
100メートル4秒台の俊足で、商店街の迷路を駆け抜ける。
目的地まで、5分とかからなかった。
狸の置物が目印の、深夜マンガ喫茶『アイララ』である。
変身を解き、店の自動ドアをくぐったときだった。
今岡店長と向かい合って、カウンターの前でなにやら話しこんでいた男2人がヒバナのほうを振り向いて、
「ん?」
とそろって声を上げた。
ヤクザのような人相の中年男と、長髪で軽薄そうな若造の2人連れである。
「娘、どっかで会ったな」
人相の悪いほうが話しかけてきた。
「こいつ、あのときのオンナですよ。ほら、5月の通り魔事件のときの参考人。リュックの中にカメレオンを仕込んでいた、あの怪しい娘です」
あのときの刑事たちか。
ヒバナはどんよりした気分になった。
カメレオンとは、以前のレオンのことである。
ヒバナと融合する前は、レオンは緑色の派手なカメレオンの中に入っていたのだ。
「何か御用ですか」
極力事務的な声に聞こえるよう。ヒバナはたずねた。
今回は、あの時と違い、後ろめたいことは何もないのだ。
多少強気に出ても、バチは当たるまい。
「ヒバナちゃんは知らないだろうが、ついさっき奇妙な事件があってね。刑事さんたちは、その聞き込みに来てるんだ」
店長が横から解説する。
「なんでも、高さ10メートルのビルの壁に・・・」
「店長、その先は私たちが」
年長の刑事が店長を遮ると、
「ちょっと、いいか?」
顎で事務所のほうを指してみせた。
ヒバナはうなずいた。
横柄な尋問は反吐が出るほど嫌だったが、こっちにも訊きたいことがある。
玉子の言が正しいとすると、104号室の主、相馬あおいは脱皮して何者かに変身し、部屋から外に出て、超常的な力であの男を殺害したことになる。
でも、いったいなぜ?
その謎を解くには、男の素性を知ることが先決だと思ったのだ。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
10秒で読めるちょっと怖い話。
絢郷水沙
ホラー
ほんのりと不条理な『ギャグ』が香るホラーテイスト・ショートショートです。意味怖的要素も含んでおりますので、意味怖好きならぜひ読んでみてください。(毎日昼頃1話更新中!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる