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「大久保孝明には以前から露出癖があったそうです」
気を取り直すと、高田刑事が説明を再開した。
「道端でいきなりチンポ出して通りがかりの女子高生に見せつけてくるアレだね。よくいるよね、露出狂って」
ふと思いついてあたしが横から口をはさむと、
「ああ、それなんですけど、その男性器の露出という現象に関して、ボクには以前からひとつ疑問があるのです」
久保が突然妙なことを言い出した。
「疑問って?」
「露出狂の人って、その、露出した時、チンチンはどんな状態になってるんでしょうか? 萎えてるのか、勃起してるのか・・・。そこんところが、全然わかんなくて。だって、ニュースではそこまで説明してくれないんですもん」
「う~ん、やっぱ、あれじゃない? 見られたくってドキドキしてるんだから、カチンコチンになってるのが普通なんじゃない?」
「けど、それならそれで、ネットにその旨、面白おかしく情報が流れそうな気が・・・。ボクとしては、意外に萎びてるんじゃないかって気がします。そういう輩って、たいてい包茎でしょうしね」
「それは偏見だなあ。それじゃまるで、包茎の男性はみんな性犯罪者みたいじゃないか。この令和の世の中、差別はよくないよ」
妙に真剣に抗議する源さんだけど、ひょっとして、自分のこと言われたみたいな気になってる?
「あのう、皆さん、何の話をしてるんでしょうか?」
お伺いを立てるようにあたしたちの顏を見回す高田刑事に、
「あーごめんごめん、いいよ、続けて」
ケタケタ笑って久保がそう言った。
気を取り直すと、高田刑事が説明を再開した。
「道端でいきなりチンポ出して通りがかりの女子高生に見せつけてくるアレだね。よくいるよね、露出狂って」
ふと思いついてあたしが横から口をはさむと、
「ああ、それなんですけど、その男性器の露出という現象に関して、ボクには以前からひとつ疑問があるのです」
久保が突然妙なことを言い出した。
「疑問って?」
「露出狂の人って、その、露出した時、チンチンはどんな状態になってるんでしょうか? 萎えてるのか、勃起してるのか・・・。そこんところが、全然わかんなくて。だって、ニュースではそこまで説明してくれないんですもん」
「う~ん、やっぱ、あれじゃない? 見られたくってドキドキしてるんだから、カチンコチンになってるのが普通なんじゃない?」
「けど、それならそれで、ネットにその旨、面白おかしく情報が流れそうな気が・・・。ボクとしては、意外に萎びてるんじゃないかって気がします。そういう輩って、たいてい包茎でしょうしね」
「それは偏見だなあ。それじゃまるで、包茎の男性はみんな性犯罪者みたいじゃないか。この令和の世の中、差別はよくないよ」
妙に真剣に抗議する源さんだけど、ひょっとして、自分のこと言われたみたいな気になってる?
「あのう、皆さん、何の話をしてるんでしょうか?」
お伺いを立てるようにあたしたちの顏を見回す高田刑事に、
「あーごめんごめん、いいよ、続けて」
ケタケタ笑って久保がそう言った。
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