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「つまり久保は何が言いたいわけ?」
 詰め寄るあたしに、真顔になる久保。
「もし高田クンの言うことが本当だとすると、犯人はシゲアキじゃない・・・ってことになりません?」
「けど」
 あたしは眉根を寄せた。
「DNA鑑定はどうなるのさ? 前のぶっかけ事件の時に使われた体液と、今回死体に付着してた体液は、同じ人間のものだったんだろ?」
「そこなんですよ」
 久保が身を乗り出した。
「実はですね、その件についても、シゲアキは妙な供述を始めてるようなんです」

 
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