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ACT13 怪獣牧場

#9 リコ⑧

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 -リコ、これは・・・催淫剤ですね。

 頭の中でイオが言った。

 -血液成分から、多量の媚薬成分が検出されました。

 言われなくても、だいたい想像はついていた。

 あってはならないことだがー。

 気持ち、いいのだ。

 怪獣に揉まれる胸が、気持ちよくてたまらないのである。

 まるで、全身が性感帯と化したかのようだった。

「はあはあはあ」

 リコは豊満な胸を突き出し、腹筋の割れた剥き出しの下腹を波打たせ、激しく喘いでいた。

 だめだ、こんなの。

 怪獣に凌辱されて、肉の悦びに悶えるスーパーヒーローなんて・・・。

 そう自分を叱咤するが、心の中の声は、快楽の波に押し流されて徐々に消えていく。

 そのうち、怪獣の第三対の腕の一本がレオタードの股間の部分をつまみ上げ、強く引っ張るのがわかった。

 紐のようによじれて細くなった布が恥丘の間に食い込み、クリトリスをこすり上げる。

「いやあんっ」

 リコは悶絶した。

 身体の芯から熱いものが溢れ出してくる。

 リコの両の乳房を揉みしだきながら、マラブンタが更にレオタードを引っ張り上げる。

 食い込みが限界に達し、性器の肉が布の両側からはみ出した。

 その布地の中心に、じわりと染みが広がり始めた。

 初めは点だった染みが、縦長の性器の形の沿って、みるみるうちに広がっていく。

「い、いい・・・」

 リコの喉からハスキーな声が漏れた。

 あまりの快感に頭の中が白くなる。

 そして、こらえきれずに、つぶやいた。

「お願い・・・もっと、して・・・」 
 
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