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第284話 穢れた英雄②
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そうしてサトシはうんちマンになった。
うんちマンは、身長30メートルのうんちでできた巨人である。
必殺技は、うんパンチ。
そしてうんちミサイルだ。
「うーんパンチ!」
機械獣が糞まみれになって、ビルの谷間に倒れていった。
「うーんミサイル!」
サトシの指から放たれたうんちの粒子が、ミサイルとなって空を覆い尽くすUFOを撃ち落とす。
強いじゃないか、うんちマン!
サトシは内心得意だった。
学校ではいじめられっ子だったサトシが、街を救ったのだ。
が、喜ぶのは早すぎた。
ふいに空間が真っ二つに割れたかと思うと、突然目の前に仁王像みたいな金色の巨人が現れたのである。
どうやらX星人の大ボスらしい。
「ちょこざいな。たかがうんちの分際で」
流麗な日本語で、巨人が言った。
そして、サトシに向かって両腕を突き出した。
光の粒子が放たれ、サトシの腹を貫通した。
「あう」
サトシは倒れ、気を失った…。
気がつくと、サトシは人間に戻っていて、そこはお龍の膝の上だった。
目と鼻の先に着物の胸元からのぞくお龍の白い下乳が見え、とうに夢精の済んでいるサトシはあっけなく勃起した。
「気がついた? 危ないところだったわね」
サトシの額に指を這わせつつ、お龍が言った。
「ここは?」
身をよじって股間のふくらみ隠そうとしたら、お龍の太腿と太腿の間に顏がうずまった。
そこはかとないかぐわしい匂いに、サトシは頭がくらくらした。
「見ての通りの廃工場。あなたのおかげでX星人はいったん退却したけれど、予断を許さない状況ね」
股間の膨張をなんとかなだめすかし、お龍の膝の上で仰向けになると、サトシはぼんやり天井を見た。
「ねえ、お龍。どうして俺は、負けたんだろう」
「色々な要因が考えられるわ」
こめかみに汗で張り付いたほつれ毛を指先で払い、お龍が言った。
小学生にあるまじき、艶っぽい仕草である。
「まずはあなた自身が、うんちマンの力を信じていないこと」
「うん…。まだ、変身できるようになったばかりだからな」
「それから、第二次性徴期を迎えて、あなたの身体のホルモンバランスが崩れていること」
「…」
勃起したのがバレていたのだ。
サトシはひそかに頬を赤らめた。
「最後に、これがキメ技って必殺技を、あなたが持っていないこと」
「キメ技か…。確かに、うんパンチとうんちミサイルだけじゃ、弱すぎる」
「ヒーローと言えども、少しは努力しないと。特訓が必要ね」
無造作にお龍が立ち上がったので、サトシはごつんと頭を床にぶつけ、悲鳴を上げた。
お龍が着ているのは、小姓の着るような丈の短い着物なので、下から見上げるとパンツが丸見えだ。
むっちりした太腿の奥のほの暗い空間に、白い三角がばっちり見えている。
そのシークレットゾーンに、たちまちサトシの眼は吸い込まれてしまう。
「このヘタレヒーローが。私のパンチラ拝もうだなんて、10年早いよ」
またぞろ膨らみ始めたサトシの股間を、お龍がサンダルで踏みつける。
「で、でりゅ」
1、2度踏みにじられたら、あっけなく漏れてしまった。
青臭い栗の花の匂いが、廃工場に立ち込める。
「もっと破壊力のあるうんちをすることね。それがうんちマンとしての修行よ」
帯をたなびかせながら、お龍が去って行く。
尻の発達具合、振り方がすでに小学生のレベルを超えている。
「破壊力のある、うんち…」
射精後のけだるい脱力感に浸りながら、サトシはぽつりとつぶやいた。
うんちマンは、身長30メートルのうんちでできた巨人である。
必殺技は、うんパンチ。
そしてうんちミサイルだ。
「うーんパンチ!」
機械獣が糞まみれになって、ビルの谷間に倒れていった。
「うーんミサイル!」
サトシの指から放たれたうんちの粒子が、ミサイルとなって空を覆い尽くすUFOを撃ち落とす。
強いじゃないか、うんちマン!
サトシは内心得意だった。
学校ではいじめられっ子だったサトシが、街を救ったのだ。
が、喜ぶのは早すぎた。
ふいに空間が真っ二つに割れたかと思うと、突然目の前に仁王像みたいな金色の巨人が現れたのである。
どうやらX星人の大ボスらしい。
「ちょこざいな。たかがうんちの分際で」
流麗な日本語で、巨人が言った。
そして、サトシに向かって両腕を突き出した。
光の粒子が放たれ、サトシの腹を貫通した。
「あう」
サトシは倒れ、気を失った…。
気がつくと、サトシは人間に戻っていて、そこはお龍の膝の上だった。
目と鼻の先に着物の胸元からのぞくお龍の白い下乳が見え、とうに夢精の済んでいるサトシはあっけなく勃起した。
「気がついた? 危ないところだったわね」
サトシの額に指を這わせつつ、お龍が言った。
「ここは?」
身をよじって股間のふくらみ隠そうとしたら、お龍の太腿と太腿の間に顏がうずまった。
そこはかとないかぐわしい匂いに、サトシは頭がくらくらした。
「見ての通りの廃工場。あなたのおかげでX星人はいったん退却したけれど、予断を許さない状況ね」
股間の膨張をなんとかなだめすかし、お龍の膝の上で仰向けになると、サトシはぼんやり天井を見た。
「ねえ、お龍。どうして俺は、負けたんだろう」
「色々な要因が考えられるわ」
こめかみに汗で張り付いたほつれ毛を指先で払い、お龍が言った。
小学生にあるまじき、艶っぽい仕草である。
「まずはあなた自身が、うんちマンの力を信じていないこと」
「うん…。まだ、変身できるようになったばかりだからな」
「それから、第二次性徴期を迎えて、あなたの身体のホルモンバランスが崩れていること」
「…」
勃起したのがバレていたのだ。
サトシはひそかに頬を赤らめた。
「最後に、これがキメ技って必殺技を、あなたが持っていないこと」
「キメ技か…。確かに、うんパンチとうんちミサイルだけじゃ、弱すぎる」
「ヒーローと言えども、少しは努力しないと。特訓が必要ね」
無造作にお龍が立ち上がったので、サトシはごつんと頭を床にぶつけ、悲鳴を上げた。
お龍が着ているのは、小姓の着るような丈の短い着物なので、下から見上げるとパンツが丸見えだ。
むっちりした太腿の奥のほの暗い空間に、白い三角がばっちり見えている。
そのシークレットゾーンに、たちまちサトシの眼は吸い込まれてしまう。
「このヘタレヒーローが。私のパンチラ拝もうだなんて、10年早いよ」
またぞろ膨らみ始めたサトシの股間を、お龍がサンダルで踏みつける。
「で、でりゅ」
1、2度踏みにじられたら、あっけなく漏れてしまった。
青臭い栗の花の匂いが、廃工場に立ち込める。
「もっと破壊力のあるうんちをすることね。それがうんちマンとしての修行よ」
帯をたなびかせながら、お龍が去って行く。
尻の発達具合、振り方がすでに小学生のレベルを超えている。
「破壊力のある、うんち…」
射精後のけだるい脱力感に浸りながら、サトシはぽつりとつぶやいた。
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