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第208話 僕の妹飼育日記⑭

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 だが、妹がそれらしい反応を示したのは最初だけで、後はいくら乳首にローターを触れさせてみても、くすぐったそうに身をよじるだけだった。
「やっぱり、だめ」
 ややあって、首を横に振った。
「そんなの効かない。お兄ちゃんの指のほうがいい」
「ふん」
 僕は鼻で笑った。
 彼女はまだこいつのすごさを知らないのだ。
「今のは予行演習さ。本当は、こう使うんだ」
 僕はコードの先で揺れる片方のローターを手のひらでキャッチすると、それを鉛筆を持つような形で握り、やにわに妹の右の乳首に押しつけた。
 力を加えて、水着の上から勃起乳首をローターの先で押し潰す。
 微細な振動が敏感になった乳首を震わせ、
「あああああ」
 妹が断続的にわなないた。
「どうだ。これでも効かないか」
 もう一方のローターも同じように左の乳首に押しつける。
 ふたつのローターでぐりぐり乳首を弄びながら、ぎりぎりまで顔を近づけた。
 妹は薄く口を開き、温かい息を漏らしている。
 その息になんだか生臭い女の匂いを嗅いだような気がして、僕はますます昂ぶった。
「気持ちいいなら、声を出せと言っただろう?」
 急激に荒々しい感情がこみ上げてきて、思わず水着の胸元を開き、そこからローターを押し込んだ。
 ふたつのローターをそれぞれ乳首に当たる位置まで押し込むと、水着の上から手のひらでぎゅっと押さえつけてやる。
「いや、こんなの!」
 妹が脚をばたつかせた。
「取って! 取ってよお!」
 庭のほうでジイジイとセミが鳴いている。
 風はそよとも吹かず、空気は熱気をはらんで蒸し暑い。
 首筋を伝った汗が、妹のスクール水着の胸の谷間に染みをつくった。
 僕は上半身を乗り出し、両手を突っ張って水着の薄い生地の上からローターを押しつけている。
 ローターはふたつとも妹の乳頭にじかにあたり、乳首を乳房に垂直に押し込む格好になっている。
 高速の振動がようやく性感帯に届いたのか、妹はブリッジをするように腰を浮かせていた。
 否応なく、僕の視線はその股間に吸い寄せられてしまう。
 サイズの合わないスクール水着は、さながらハイレグのレオタードみたいな様相を呈していた。
 細い股間のクロッチの両側からはみ出た、少し色の濃い肉のふくらみ。
 そして、水着の中央を縦に走る、深い一本の筋。
 そこがどうなっているのか、確かめてみたくてたまらない。
 妄想が頭の中いっぱいに膨らみ、セミの声が聞こえなくなった。
 ああ…だめ…。
 妹はしきりに首を振りながら、そんなことをつぶやいているようだ。
 さっきまではあんなに嫌がっていたというのに、今は自分から胸を反らし、ローターに乳首を押しつけている。
「下のほうは、どうなってる?」
 よりいっそう強くローターで乳首をめり込ませながら、僕は訊いた。
「もうそろそろ、下も触ってほしくなってきたんじゃないのか?」
「ばか」
 妹が、小声で言った。
「そんなこと訊く…お兄ちゃんなんて…嫌い」
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