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第67話 古時計
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階段の踊り場にある古時計が止まっていた。
私が生まれる前から家にあった時計である。
仕方なく、庭で花の手入れをしている祖母に訊いてみた。
「大時計、止まっちゃったよ。電池替えればいいのかな? それともネジ?」
と、寂しそうな表情を皺だらけの顔に浮かべ、祖母が言った。
「あれまあ、とうとう寿命が来ちまったんだねえ。中で時計を動かしてたおじいさんが、死んじゃったんだよ」
私が生まれる前から家にあった時計である。
仕方なく、庭で花の手入れをしている祖母に訊いてみた。
「大時計、止まっちゃったよ。電池替えればいいのかな? それともネジ?」
と、寂しそうな表情を皺だらけの顔に浮かべ、祖母が言った。
「あれまあ、とうとう寿命が来ちまったんだねえ。中で時計を動かしてたおじいさんが、死んじゃったんだよ」
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