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第10部 姦禁のリリス
#74 漆黒の杏里②
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いつのまにか、床で悶え狂う冬美の周囲に、所員たちが集まってきていた。
皆、何かに憑かれたようなうつろな表情で、自ら服をはぎ取っていく冬美の痴態を凝視している。
見られるのが快感なのか、冬美の動きはどんどん過激になっていく。
黒いボンテージ風の下着姿になると、犬のように四つん這いになって、指で股間を弄り出す。
あの沈着冷静な冬美からは、想像もつかぬほど、淫ら極まりない姿だった。
由羅を裸に剥いて鞭をふるっても、自分は顔色ひとつ変えなかった冬美が、少女に舌の先をちょっと舐められただけで、見境いのない痴女と化してしまったのだ。
そんな冬美を見下ろして、漆黒の肌の少女が冷ややかに言った。
「コンソールに登って、脚を開きなさい。みんなによく見えるように。それから、そのいやらしい下着は取るの」
犬の姿勢のまま、壁際まで進むと、少女の言葉通り、コンソールの上に座って、冬美が両足を持ち上げた。
M字開脚の格好で、限界まで股を開いて性器を剥き出しにする。
「自分で穴を開いて、中をよく見せて」
冬美の指が動き、小陰唇に重なった。
その拍子に、サーモンピンクの中身と濡れそぼった赤い穴が丸見えになる。
「意外と綺麗な色、してるじゃない」
少女が近づいた。
「入れてほしいの? お口がぱくぱくしてるよ」
そう、からかうように言ったかと思うと、やにわに膣口に指を突っ込んだ。
5本同時に突っ込むと、めりめりと肉襞を割って手首まで埋め込んだ。
冬美が激しく痙攣し、黄色い液体を迸らせた。
少女の手首と括約筋の隙間から熱い尿が噴き出し、”観客たち”の頭上に降りかかる。
それを合図にしたかのように、他の者たちにも異変が生じ始めた。
老若男女を問わず、周囲に居合わせた者全員が、はぎ取るように制服を脱いでいく。
下着もむしり取って全裸になると、立ったまま狂おしく乳首と性器を弄び、白目を剥いて喘ぎ出す。
杏里の”浄化”シーンの再現だった。
が、小田切だけは、蚊帳の外に置かれている。
実の母親の手による、少年時の去勢。
そのトラウマが、彼を徹底的な不感症にしてしまったからだ。
「いい加減にしないか」
少女の肩に手を置いて、小田切は言った。
「あんたには効かないんだね」
杏里そっくりの瞳が、信じられないといったふうに見開かれる。
「タナトスの世話係は、俺みたいな宦官にしか、務まらないのさ。それより早く悪戯はやめて、杏里の所に案内しろ。ドクターヘリの出動は、俺から頼んでおく。杏里の居どころがわかったといえば、すぐに承認されるだろう」
皆、何かに憑かれたようなうつろな表情で、自ら服をはぎ取っていく冬美の痴態を凝視している。
見られるのが快感なのか、冬美の動きはどんどん過激になっていく。
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あの沈着冷静な冬美からは、想像もつかぬほど、淫ら極まりない姿だった。
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そんな冬美を見下ろして、漆黒の肌の少女が冷ややかに言った。
「コンソールに登って、脚を開きなさい。みんなによく見えるように。それから、そのいやらしい下着は取るの」
犬の姿勢のまま、壁際まで進むと、少女の言葉通り、コンソールの上に座って、冬美が両足を持ち上げた。
M字開脚の格好で、限界まで股を開いて性器を剥き出しにする。
「自分で穴を開いて、中をよく見せて」
冬美の指が動き、小陰唇に重なった。
その拍子に、サーモンピンクの中身と濡れそぼった赤い穴が丸見えになる。
「意外と綺麗な色、してるじゃない」
少女が近づいた。
「入れてほしいの? お口がぱくぱくしてるよ」
そう、からかうように言ったかと思うと、やにわに膣口に指を突っ込んだ。
5本同時に突っ込むと、めりめりと肉襞を割って手首まで埋め込んだ。
冬美が激しく痙攣し、黄色い液体を迸らせた。
少女の手首と括約筋の隙間から熱い尿が噴き出し、”観客たち”の頭上に降りかかる。
それを合図にしたかのように、他の者たちにも異変が生じ始めた。
老若男女を問わず、周囲に居合わせた者全員が、はぎ取るように制服を脱いでいく。
下着もむしり取って全裸になると、立ったまま狂おしく乳首と性器を弄び、白目を剥いて喘ぎ出す。
杏里の”浄化”シーンの再現だった。
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「あんたには効かないんだね」
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「タナトスの世話係は、俺みたいな宦官にしか、務まらないのさ。それより早く悪戯はやめて、杏里の所に案内しろ。ドクターヘリの出動は、俺から頼んでおく。杏里の居どころがわかったといえば、すぐに承認されるだろう」
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