402 / 463
第10部 姦禁のリリス
#48 背徳の宴⑧
しおりを挟む
鎧のような筋肉に覆われた逞しい四肢。
短い毛が密生する、しなやかな胴。
そして、耳まで裂けた口が印象的な、獰猛な顔つき。
その2頭は、ドーベルマンという種の中でも、特別に巨大な体躯をしていた。
まるで小型の雄牛を目の当たりにするような、そんな迫力を醸し出しているのだ。
これがペット?
百足丸は、己の眼が信じられなかった。
90歳過ぎの老婆のペットにしては、この獣たちはあまりに禍々しすぎる。
怪物のような2頭の犬を前にして、百足丸にできることといえば、気絶した真布と光代を安全な壁際まで引きずっていくことぐらいだった。
2頭のドーベルマンは、そんな百足丸には見向きもせず、悠然とした足取りで杏里の横たわるベッドへと向かっていく。
いずなのベッドに目もくれないのは、それほど杏里の放出するフェロモンが強烈だからだろう。
優れた嗅覚を持つ犬にとって、この部屋は媚薬入りのお香を炊いたも同然なのだ。
「太郎、花、たっぷり可愛がっておやり」
歌うような口調で、りつがけしかけた。
2頭とも長く幅の広い舌をだらりと出し、はあはあ喘いでいる。
短い尾がぴんと突き出し、かすかに揺れているのは興奮している証拠だろうか。
名前からわかる通り、花は雌で、太郎のほうは雄だ。
百足丸が舌を巻いたのは、その太郎の股間にそそり立つペニスだった。
白い毛に包まれた筒状のそれは恐ろしく長かった。
成人男性の性器の3倍はありそうなその肉棒が、激しく勃起して腹につかんばかりに反り返っているのだ。
あれが杏里に挿入されるのか…。
少し想像しただけで、危うく射精しかけるほど百足丸は興奮した。
人気アイドルを凌ぐほどの美少女杏里が、裸に剥かれて快感に痙攣しているさまだけでも十分に官能的である。
意識を失いかけた無抵抗なその全裸の美少女を、怪物のような犬たちが力ずくで凌辱しようというのだ。
見ものだった。
これほどの倒錯した場面には、そうそう出会えるとは思えない。
杏里の横たわるベッドに、軽々と2頭の犬が飛び乗った。
ベッドが揺れ、その拍子に杏里の裸身が軽くバウンドした。
花が上半身、太郎が下半身を縄張りにするかのように、位置につく。
そして2頭同時に頭を下げると、長い舌で杏里の裸体を舐め始めた。
花は杏里の乳房を、太郎がその内腿を舐めている。
「ああん・・・」
半分眠っていたかに見えた杏里が、覿面に反応した。
犬特有の熱いざらざらした舌は、さながらヤスリのようなものである。
人間の手や舌による愛撫とは、刺激の強さは段違いなはずだった。
花がふたつの乳房を濡れた鼻先で押しながら、勃起した乳首を集中的に舐めている。
太郎はというと、内腿から更に遡り、いよいよ杏里の濡れそぼった性器に達しようとしている。
前肢で杏里の太腿を押さえつけ、大きく開脚させて顔を突っこむそのやり方は、人間の男のそれと変わらない。
「だ、だめ・・・」
杏里が切なげに喘いだ。
「そ、そんなことされたら、また、いっちゃう・・・」
今の杏里には、相手が犬だということがわかっているのだろうか。
百足丸には、それが疑問だった。
譫妄状態で、自分が何に犯されようとしているのか、気づいていないとしか思えない。
それほどまでに、目の前の杏里は気持ちよさそうなのである。
激しくあえぐ杏里の乳首と膣から、新たなエキスが滲み出る。
その味が気に入ったのか、ドーベルマンたちの舌の動きが速くなる。
やがて太郎が唸り出し、開き切った杏里の太腿と太腿の間に下半身を押しつけた。
「くう・・・」
杏里が鳩のように鳴き、自分から腰を突き出した。
がうっ。
狂おしげに、太郎が吠える。
杏里の脚が、太郎の腰に巻きついた。
百足丸は目を皿のように見開いた。
逞しいドーベルマンと猥褻極まりない全裸の美少女が、狂ったように絡み合っている。
目と鼻の先で、世にも美しい獣姦が始まったのだ。
短い毛が密生する、しなやかな胴。
そして、耳まで裂けた口が印象的な、獰猛な顔つき。
その2頭は、ドーベルマンという種の中でも、特別に巨大な体躯をしていた。
まるで小型の雄牛を目の当たりにするような、そんな迫力を醸し出しているのだ。
これがペット?
百足丸は、己の眼が信じられなかった。
90歳過ぎの老婆のペットにしては、この獣たちはあまりに禍々しすぎる。
怪物のような2頭の犬を前にして、百足丸にできることといえば、気絶した真布と光代を安全な壁際まで引きずっていくことぐらいだった。
2頭のドーベルマンは、そんな百足丸には見向きもせず、悠然とした足取りで杏里の横たわるベッドへと向かっていく。
いずなのベッドに目もくれないのは、それほど杏里の放出するフェロモンが強烈だからだろう。
優れた嗅覚を持つ犬にとって、この部屋は媚薬入りのお香を炊いたも同然なのだ。
「太郎、花、たっぷり可愛がっておやり」
歌うような口調で、りつがけしかけた。
2頭とも長く幅の広い舌をだらりと出し、はあはあ喘いでいる。
短い尾がぴんと突き出し、かすかに揺れているのは興奮している証拠だろうか。
名前からわかる通り、花は雌で、太郎のほうは雄だ。
百足丸が舌を巻いたのは、その太郎の股間にそそり立つペニスだった。
白い毛に包まれた筒状のそれは恐ろしく長かった。
成人男性の性器の3倍はありそうなその肉棒が、激しく勃起して腹につかんばかりに反り返っているのだ。
あれが杏里に挿入されるのか…。
少し想像しただけで、危うく射精しかけるほど百足丸は興奮した。
人気アイドルを凌ぐほどの美少女杏里が、裸に剥かれて快感に痙攣しているさまだけでも十分に官能的である。
意識を失いかけた無抵抗なその全裸の美少女を、怪物のような犬たちが力ずくで凌辱しようというのだ。
見ものだった。
これほどの倒錯した場面には、そうそう出会えるとは思えない。
杏里の横たわるベッドに、軽々と2頭の犬が飛び乗った。
ベッドが揺れ、その拍子に杏里の裸身が軽くバウンドした。
花が上半身、太郎が下半身を縄張りにするかのように、位置につく。
そして2頭同時に頭を下げると、長い舌で杏里の裸体を舐め始めた。
花は杏里の乳房を、太郎がその内腿を舐めている。
「ああん・・・」
半分眠っていたかに見えた杏里が、覿面に反応した。
犬特有の熱いざらざらした舌は、さながらヤスリのようなものである。
人間の手や舌による愛撫とは、刺激の強さは段違いなはずだった。
花がふたつの乳房を濡れた鼻先で押しながら、勃起した乳首を集中的に舐めている。
太郎はというと、内腿から更に遡り、いよいよ杏里の濡れそぼった性器に達しようとしている。
前肢で杏里の太腿を押さえつけ、大きく開脚させて顔を突っこむそのやり方は、人間の男のそれと変わらない。
「だ、だめ・・・」
杏里が切なげに喘いだ。
「そ、そんなことされたら、また、いっちゃう・・・」
今の杏里には、相手が犬だということがわかっているのだろうか。
百足丸には、それが疑問だった。
譫妄状態で、自分が何に犯されようとしているのか、気づいていないとしか思えない。
それほどまでに、目の前の杏里は気持ちよさそうなのである。
激しくあえぐ杏里の乳首と膣から、新たなエキスが滲み出る。
その味が気に入ったのか、ドーベルマンたちの舌の動きが速くなる。
やがて太郎が唸り出し、開き切った杏里の太腿と太腿の間に下半身を押しつけた。
「くう・・・」
杏里が鳩のように鳴き、自分から腰を突き出した。
がうっ。
狂おしげに、太郎が吠える。
杏里の脚が、太郎の腰に巻きついた。
百足丸は目を皿のように見開いた。
逞しいドーベルマンと猥褻極まりない全裸の美少女が、狂ったように絡み合っている。
目と鼻の先で、世にも美しい獣姦が始まったのだ。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる