396 / 463
第10部 姦禁のリリス
#42 背徳の宴②
しおりを挟む
老婆たちが、一斉に身にまとっていた薄物を脱いだ。
扁平に垂れ下がったしなびた乳房、白髪だらけの陰毛。
やせ衰えた裸体が現れた。
「あたしゃ、この子をもらうよ。ロリロリしたところがたまんないね」
りつと名乗った老婆が、呆然と立ちすくむいずなにのしかかる。
ベッドに仰向けに押し倒され、いずなが悲鳴を上げた。
真布と光代がもう一つのベッドの上の杏里を取り囲む。
「杏里や、あんたのおかげで歯が生えてきたみたいでね。それを試させてもらおうか」
真布が入れ歯を外し、横から杏里の豊満な乳房に吸いついた。
その間に光代が杏里の脚を大きく左右に押し開き、傍らに立つ百足丸を促した。
「さあ、あんちゃん、例の”あれ”、頼んだよ」
「よし。そのまま動かないように押さえててくれ」
百足丸は白衣を着ている。
そのポケットから取り出したのは、ピンセットに似た器具だった。
「そ、それは、なに?」
すごい勢いで真布に乳房を吸われながら、その頭越しに杏里は百足丸を見た。
「女性用の尿道拡張器さ。さすがのタナトスも、これは初体験だろう」
「尿道、拡張器…?」
杏里の声が上ずったのは、真布の生え始めたばかりの歯が乳首の根元を噛んだせいではない。
百足丸の言う通りだったからだ。
尿道に異物を挿入して快楽を得る。
そんな倒錯的な性欲増進の方法があることは、知識としては杏里も知っている。
が、これまでさまざまな性経験を経てきた杏里でさえ、それはまだ未経験だったからだ。
限界まで広げられた杏里の股は、まったくの無毛である。
そのつるんとした下腹部に、二筋の隆起にはさまれて、縦長のスリットが刻まれている。
百足丸の指が、透明な露を散らしたその肉の花弁を開くと、その中から赤く肥大した陰核が現れた。
クリトリスリングが嵌まったままの大きなその肉芽を押し上げると、その下に小さな尿道口が開いている。
百足丸がその微細な穴にピンセット型の器具を挿入し、直径を広げにかかった。
「くっ」
これまで味わったことのない異様な感触に身を固くする杏里。
が、それはまだ序盤に過ぎなかった。
「行くぞ」
百足丸がつぶやき、極細の鍼と化した右手の爪を、拡張した杏里の尿道に突き入れた。
「ああうっ!」
丸い尻を浮かせ、杏里は思わず反り返った。
その杏里の胸で躍るふたつの熟れた果実のような乳房は、片方は真布のおちょぼ口に、片方は枯れ枝のような五本の指にしっかりと捕らえられてしまっている。
そして、もうひとつのベッドでは、りつに組み伏せられたいずなが、全身を舐め回され、早くも切なげな喘ぎ声を上げ始めていた…。
扁平に垂れ下がったしなびた乳房、白髪だらけの陰毛。
やせ衰えた裸体が現れた。
「あたしゃ、この子をもらうよ。ロリロリしたところがたまんないね」
りつと名乗った老婆が、呆然と立ちすくむいずなにのしかかる。
ベッドに仰向けに押し倒され、いずなが悲鳴を上げた。
真布と光代がもう一つのベッドの上の杏里を取り囲む。
「杏里や、あんたのおかげで歯が生えてきたみたいでね。それを試させてもらおうか」
真布が入れ歯を外し、横から杏里の豊満な乳房に吸いついた。
その間に光代が杏里の脚を大きく左右に押し開き、傍らに立つ百足丸を促した。
「さあ、あんちゃん、例の”あれ”、頼んだよ」
「よし。そのまま動かないように押さえててくれ」
百足丸は白衣を着ている。
そのポケットから取り出したのは、ピンセットに似た器具だった。
「そ、それは、なに?」
すごい勢いで真布に乳房を吸われながら、その頭越しに杏里は百足丸を見た。
「女性用の尿道拡張器さ。さすがのタナトスも、これは初体験だろう」
「尿道、拡張器…?」
杏里の声が上ずったのは、真布の生え始めたばかりの歯が乳首の根元を噛んだせいではない。
百足丸の言う通りだったからだ。
尿道に異物を挿入して快楽を得る。
そんな倒錯的な性欲増進の方法があることは、知識としては杏里も知っている。
が、これまでさまざまな性経験を経てきた杏里でさえ、それはまだ未経験だったからだ。
限界まで広げられた杏里の股は、まったくの無毛である。
そのつるんとした下腹部に、二筋の隆起にはさまれて、縦長のスリットが刻まれている。
百足丸の指が、透明な露を散らしたその肉の花弁を開くと、その中から赤く肥大した陰核が現れた。
クリトリスリングが嵌まったままの大きなその肉芽を押し上げると、その下に小さな尿道口が開いている。
百足丸がその微細な穴にピンセット型の器具を挿入し、直径を広げにかかった。
「くっ」
これまで味わったことのない異様な感触に身を固くする杏里。
が、それはまだ序盤に過ぎなかった。
「行くぞ」
百足丸がつぶやき、極細の鍼と化した右手の爪を、拡張した杏里の尿道に突き入れた。
「ああうっ!」
丸い尻を浮かせ、杏里は思わず反り返った。
その杏里の胸で躍るふたつの熟れた果実のような乳房は、片方は真布のおちょぼ口に、片方は枯れ枝のような五本の指にしっかりと捕らえられてしまっている。
そして、もうひとつのベッドでは、りつに組み伏せられたいずなが、全身を舐め回され、早くも切なげな喘ぎ声を上げ始めていた…。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる