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第10部 姦禁のリリス

#11 女王調教

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 射精を終えたばかりだというのに、百足丸の変形ペニスは零の膣内でまだ硬く勃起したままだった。
 この女、まだ男を知らないのではないのか?
 熟す前の果実のようなこの乳房の固さ。
 おそろしくきつい膣口の締まり具合。
 どれを取ってみても、処女と性交したような印象なのである。
 孤高の雌外来種なら、十分にあり得ることだった。
 彼女らは、なまじ生態系の頂点に君臨するため、容易なことでは雄を寄せつけない。
 人間の雄も、外来種の雄も、みんな自分たちより下等な種族だと思い込んでいるからである。
 一説によると、その気になれば雌外来種は単独で受胎することが可能なのだという。
 もし、単性生殖が可能なのであれば、ますます雄と交尾する必要なくなるのだ。
 その認識が、百足丸に残忍な興奮を与えていた。
 そこまでお高く留まった女王なら、このチャンスに、犯して犯して犯しまくってやる。
 そう決心したのだ。
 零のくびれた腰を両手でつかみ、ベッドから降りて立ち上がる。
 零をペニスで貫いたまま、腰を上下にピストンよろしく突き上げる。
 身体を支えるために背後から乳房を握り、力任せに握りつぶしてやる。
 零の乳首は石のように硬く勃起していて、手のひらに突き刺さってくるようだ。
 生まれて初めての立位に、髪をふり乱して喘ぐ零。
 後ろからさんざん突いた後、身体を反転させて抱き合う格好になった。
 片脚を持ち上げ、性器を曝け出させておいて、狙いすまして今度は前から貫き通す。
「やめろ」
 零が歯軋りするようにうめき、百足丸の首を両手でつかんだ。
 力がこめられる寸前に、百足丸は右手の爪を鍼に変え、零の眉間にすばやく打ち込んでいた。
「うぐっ」
 白目を剥き、大人しくなった零の腰に腕を回し、立位セックスを再開する。
 目と鼻の先で揺れる形のいい乳房を口に含むと、百足丸は夢中でその勃起した乳首を味わった。
 零の唇が薄く開き、透明な唾液が糸を引く。
 二度目の射精は、あっという間だった。
 性器と性器が密着した部分から、百足丸の精液と零の愛液の混合物がにじみ出す。
 2度も立て続けに放出したというのに、まだ百足丸は勃っていた。
 こいつは、俺の女だ。
 そう思うと、無限にも感じられるほど強烈な性衝動が沸き起こってくるのだ。
 零をベッドに横たえ、大きく脚を開かせる。
 精液の海の中に突き出たクリトリスを狙って、その先端に鍼を打ち込んだ。
「ああ…」
 零が驚くほど幼い声で喘いだ。
 大人びた佇まいをしているが、その実、この娘も杏里と同じ十代の少女なのだった。
「さあ、孕め。俺の子どもを孕んでみろ」
 零のぬれそぼった膣口に鉤爪だらけのペニスを再度ぶち込むと、百足丸はその太腿を両腕に抱え込み、零のしなやかな身体を折り曲げるようにして、その上に獣のごとくのしかかっていった。





 



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