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第9部 倒錯のイグニス
#325 最期の性交②
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思った通りだった。
凌辱の限りを尽くされ、入口が緩んだ杏里の膣に、重人のペニスは細すぎた。
だが、長ささえあれば、なんとかなる。
杏里は重人を迎え入れると、密着度が最大になるよう、股の位置を調節した。
重人の細い腰を斜めに太腿で挟み込み、両手を背中に回して強く抱きしめる。
「ああ、杏里、好き…」
重人が顔を寄せてくると、ディープ・キスでその唇を受け止めた。
「あう、いい…」
杏里の中で、鉛筆のように細い重人の肉棒が大きくなる。
片手を下から回して陰嚢をまさぐり、人差し指をアナルに差し込んでやる。
「くっ」
重人の眉間に激しい快楽を表す縦皺が寄る。
とたんに肉棒が長さを増し、杏里の膣の底で振動するローターに届いた。
重人の亀頭にローターを押し込まれ、杏里はびくんと腰を震わせた。
ローターの先端が、膣と子宮の境の壁にめり込んだのだ。
来た。
子宮の震える異次元の感触に、鼻の奥がツンとなる。
後頭部で白い光が爆発し、絶頂が近いのを暗示する。
床に重人を組み伏せ、騎乗位に持ち込もうとした時だった。
男性教師のひとりが後ろから杏里の尻を抱え上げ、いきなりアナルに猛り立った肉棒を突き入れてきた。
別の教師が横から手を伸ばし、杏里の揺れる乳房をひねり上げる。
真珠でも埋め込んであるのか、松の幹のように節くれだった太いペニスが、杏里の直腸を貫通した。
つままれた乳首が、ゴムのように長く伸びて強い力で捩じられた。
「あああっ」
想定外の快感だった。
今や杏里の肉体は、一個の巨大な性器と化しているも同然だ。
前に押され、杏里の膣に重人のペニスが根元まで埋まり込む。
その拍子に、膨張した亀頭に押されたローターが、子宮の入口にめり込むのがわかった。
凄絶な振動が杏里の中を駆け抜けた。
だしぬけに沸き起こった快感の津波に、コントロールを失った膣の括約筋が激しく収縮する。
「で、出るぅ! あああっ!」
杏里の下で、重人が絶叫する。
めりめりめりっ。
肉の潰れる嫌な感触が、杏里の膣を襲う。
中で重人のペニスが砕け始めたのだ。
が、逆にそれが予想以上の快感を生んだようだった。
杏里の体内で、精液を撒き散らしながら、重人のペニスが崩壊する。
それと同時に、ふたり分のエクスタシーを増幅した不可視の波動が、抱き合う杏里と重人を中心として、同心円状に炸裂した。
教師たちはおしくらまんじゅうのように互いの身体を密着させている。
その肌を通して、光の速さでめくるめく快感が伝播したからたまらない。
「はうっ」
「うぐっ」
「ぐはっ」
周囲で、複数のうめき声が次々に爆発した。
玩具のロケットよろしくコンドームが飛び交い、杏里の顔や髪の毛に多量の精液の雨が降り注ぐ。
ーやったよ、杏里ー
かすかに、重人の”声”がした。
-僕、本当に、君が、好きだったー
「ちょっと!」
あわてて重人を抱き起こす。
重人は白目を剥いて、ぐったりしている。
驚いて下半身を離すと、杏里の膣口から精液とともにおびただしい肉片が流れ出してきた。
いうまでもなく、杏里に潰された重人のペニスの成れの果てだった。
杏里の頬から血の気が引いた。
これは…。
こんなになってしまっては、いくら私の力でも、もう…。
「重人! しっかりして!」
肩を揺すった。
重人は動かない。
全身から力が抜け、壊れた人形のように杏里にもたれかかっている。
水を打ったように静かになった職員室内に、杏里の悲痛な叫びだけが、いつまでもこだました…。
凌辱の限りを尽くされ、入口が緩んだ杏里の膣に、重人のペニスは細すぎた。
だが、長ささえあれば、なんとかなる。
杏里は重人を迎え入れると、密着度が最大になるよう、股の位置を調節した。
重人の細い腰を斜めに太腿で挟み込み、両手を背中に回して強く抱きしめる。
「ああ、杏里、好き…」
重人が顔を寄せてくると、ディープ・キスでその唇を受け止めた。
「あう、いい…」
杏里の中で、鉛筆のように細い重人の肉棒が大きくなる。
片手を下から回して陰嚢をまさぐり、人差し指をアナルに差し込んでやる。
「くっ」
重人の眉間に激しい快楽を表す縦皺が寄る。
とたんに肉棒が長さを増し、杏里の膣の底で振動するローターに届いた。
重人の亀頭にローターを押し込まれ、杏里はびくんと腰を震わせた。
ローターの先端が、膣と子宮の境の壁にめり込んだのだ。
来た。
子宮の震える異次元の感触に、鼻の奥がツンとなる。
後頭部で白い光が爆発し、絶頂が近いのを暗示する。
床に重人を組み伏せ、騎乗位に持ち込もうとした時だった。
男性教師のひとりが後ろから杏里の尻を抱え上げ、いきなりアナルに猛り立った肉棒を突き入れてきた。
別の教師が横から手を伸ばし、杏里の揺れる乳房をひねり上げる。
真珠でも埋め込んであるのか、松の幹のように節くれだった太いペニスが、杏里の直腸を貫通した。
つままれた乳首が、ゴムのように長く伸びて強い力で捩じられた。
「あああっ」
想定外の快感だった。
今や杏里の肉体は、一個の巨大な性器と化しているも同然だ。
前に押され、杏里の膣に重人のペニスが根元まで埋まり込む。
その拍子に、膨張した亀頭に押されたローターが、子宮の入口にめり込むのがわかった。
凄絶な振動が杏里の中を駆け抜けた。
だしぬけに沸き起こった快感の津波に、コントロールを失った膣の括約筋が激しく収縮する。
「で、出るぅ! あああっ!」
杏里の下で、重人が絶叫する。
めりめりめりっ。
肉の潰れる嫌な感触が、杏里の膣を襲う。
中で重人のペニスが砕け始めたのだ。
が、逆にそれが予想以上の快感を生んだようだった。
杏里の体内で、精液を撒き散らしながら、重人のペニスが崩壊する。
それと同時に、ふたり分のエクスタシーを増幅した不可視の波動が、抱き合う杏里と重人を中心として、同心円状に炸裂した。
教師たちはおしくらまんじゅうのように互いの身体を密着させている。
その肌を通して、光の速さでめくるめく快感が伝播したからたまらない。
「はうっ」
「うぐっ」
「ぐはっ」
周囲で、複数のうめき声が次々に爆発した。
玩具のロケットよろしくコンドームが飛び交い、杏里の顔や髪の毛に多量の精液の雨が降り注ぐ。
ーやったよ、杏里ー
かすかに、重人の”声”がした。
-僕、本当に、君が、好きだったー
「ちょっと!」
あわてて重人を抱き起こす。
重人は白目を剥いて、ぐったりしている。
驚いて下半身を離すと、杏里の膣口から精液とともにおびただしい肉片が流れ出してきた。
いうまでもなく、杏里に潰された重人のペニスの成れの果てだった。
杏里の頬から血の気が引いた。
これは…。
こんなになってしまっては、いくら私の力でも、もう…。
「重人! しっかりして!」
肩を揺すった。
重人は動かない。
全身から力が抜け、壊れた人形のように杏里にもたれかかっている。
水を打ったように静かになった職員室内に、杏里の悲痛な叫びだけが、いつまでもこだました…。
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