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第9部 倒錯のイグニス
#292 西棟攻略⑪
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「任せな」
美咲の金切り声が響くなか、更に5、6人の男子生徒が杏里にとびかかった。
たちまち羽交い絞めにされ、前から膣に、バックからアナルにペニスを挿入される杏里。
両サイドからふたりがそれぞれ乳房にむしゃぶりつき、前かがみになった杏里の口に別のふたりが猛り立ったペニスをぶち込んだ。
しかし、複雑怪奇に絡み合った裸体のオブジェは長くはもたなかった。
杏里の穴という穴からにじみ出るエキスが口腔内、あるいは尿道内に浸透すると、先ほどの一団と同様に、少年たちは精液を撒き散らしながら床に崩れ落ちていったのだ。
そんな攻防が何度か続くと、3ーEの教室の中には、立っている男子生徒はひとりもいなくなった。
ほとんどの者は至福の笑みを顔に浮かべて気を失い、杏里と直接性交したものは、それも許されず、睾丸が空になるまで射精の無限ループに陥ってしまっていた。
「この化け物…」
10人ほどの女子たちを後ろに従えた美咲が、杏里に詰め寄った。
「あんたがとびっきりの娼婦だってことは、よくわかったよ。でも、あたしはあんたの身体になんて興味ないんでね。そのいやらしいおま〇こに嵌めたリングだけもらえれば、それでいいんだよ」
美咲がしゃべっているうちにも、女生徒たちが無言で杏里を取り囲む。
射精さえさせれば大人しくなる男子に比べると、女子の集団は始末に悪い。
重人が重傷を負った今となっては、杏里の感じた快感を増幅して彼女らにぶつけることもできないのだ。
ひとりずつ、片づけるしかないか…。
杏里は目を細めた。
女生徒たちは、ほとんどの者がブラウスを脱いで、上半身はブラジャーだけになっている。
中にはスカートも穿かず、上下とも下着姿の者も何人か混じっているようだ。
精神を集中すると、その女子たちの素肌に、ぼんやりとオレンジ色の斑点が浮かび上がった。
それぞれの少女の性感帯である。
杏里は、その気になれば、対象の性感帯を”色”として認識することができる。
委員会本部のトーナメント戦。
その第1戦目で、敵の少年タナトスから杏里がラーニングしたのが、この能力だ。
輪を狭めてくる少女たちに油断なく目を配りながら、右手を口元に持っていき、唇の間から指を突っ込んだ。
5本の指を1本1本丹念に舐め上げると、次は左手を口元に運ぶ。
しびれを切らしたのか、やにわに先頭の少女が動いた。
右手にカッターナイフを握っている。
女生徒たちは杏里を性的に陥落させるのではなく、刃物で切り刻む道を選んだということか。
杏里より頭ひとつ背の高い、大柄な生徒だった。
見上げた時、喉のあたりにオレンジの斑点が見えた。
とっさに身をすくめ、刃物をかわして右手を伸ばした。
唾液にまみれた指で、少女の喉首をつかんでやる。
動きが止まった。
信じられないといった表情で、杏里を見下ろす少女。
と、杏里の口が丸い形に開いた。
目にもとまらぬ速さで長い舌が飛び出し、少女の唇を割って中に飛び込んだ。
口から泡を吹き、痙攣しながら横倒しに少女が床に沈みこんでいく。
「次は誰?」
あっけに取られて硬直した女生徒たちを見回して、杏里は言った。
「どこからでもかかってきなさいよ。私が天国に送ってあげるから」
美咲の金切り声が響くなか、更に5、6人の男子生徒が杏里にとびかかった。
たちまち羽交い絞めにされ、前から膣に、バックからアナルにペニスを挿入される杏里。
両サイドからふたりがそれぞれ乳房にむしゃぶりつき、前かがみになった杏里の口に別のふたりが猛り立ったペニスをぶち込んだ。
しかし、複雑怪奇に絡み合った裸体のオブジェは長くはもたなかった。
杏里の穴という穴からにじみ出るエキスが口腔内、あるいは尿道内に浸透すると、先ほどの一団と同様に、少年たちは精液を撒き散らしながら床に崩れ落ちていったのだ。
そんな攻防が何度か続くと、3ーEの教室の中には、立っている男子生徒はひとりもいなくなった。
ほとんどの者は至福の笑みを顔に浮かべて気を失い、杏里と直接性交したものは、それも許されず、睾丸が空になるまで射精の無限ループに陥ってしまっていた。
「この化け物…」
10人ほどの女子たちを後ろに従えた美咲が、杏里に詰め寄った。
「あんたがとびっきりの娼婦だってことは、よくわかったよ。でも、あたしはあんたの身体になんて興味ないんでね。そのいやらしいおま〇こに嵌めたリングだけもらえれば、それでいいんだよ」
美咲がしゃべっているうちにも、女生徒たちが無言で杏里を取り囲む。
射精さえさせれば大人しくなる男子に比べると、女子の集団は始末に悪い。
重人が重傷を負った今となっては、杏里の感じた快感を増幅して彼女らにぶつけることもできないのだ。
ひとりずつ、片づけるしかないか…。
杏里は目を細めた。
女生徒たちは、ほとんどの者がブラウスを脱いで、上半身はブラジャーだけになっている。
中にはスカートも穿かず、上下とも下着姿の者も何人か混じっているようだ。
精神を集中すると、その女子たちの素肌に、ぼんやりとオレンジ色の斑点が浮かび上がった。
それぞれの少女の性感帯である。
杏里は、その気になれば、対象の性感帯を”色”として認識することができる。
委員会本部のトーナメント戦。
その第1戦目で、敵の少年タナトスから杏里がラーニングしたのが、この能力だ。
輪を狭めてくる少女たちに油断なく目を配りながら、右手を口元に持っていき、唇の間から指を突っ込んだ。
5本の指を1本1本丹念に舐め上げると、次は左手を口元に運ぶ。
しびれを切らしたのか、やにわに先頭の少女が動いた。
右手にカッターナイフを握っている。
女生徒たちは杏里を性的に陥落させるのではなく、刃物で切り刻む道を選んだということか。
杏里より頭ひとつ背の高い、大柄な生徒だった。
見上げた時、喉のあたりにオレンジの斑点が見えた。
とっさに身をすくめ、刃物をかわして右手を伸ばした。
唾液にまみれた指で、少女の喉首をつかんでやる。
動きが止まった。
信じられないといった表情で、杏里を見下ろす少女。
と、杏里の口が丸い形に開いた。
目にもとまらぬ速さで長い舌が飛び出し、少女の唇を割って中に飛び込んだ。
口から泡を吹き、痙攣しながら横倒しに少女が床に沈みこんでいく。
「次は誰?」
あっけに取られて硬直した女生徒たちを見回して、杏里は言った。
「どこからでもかかってきなさいよ。私が天国に送ってあげるから」
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