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第9部 倒錯のイグニス

#290 西棟攻略⑨

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 床に両手と両膝をつき、命じられるまま高く尻をもたげると、少年が一気に腰の上までミニスカートをめくり上げた。

「おおっ! すっげえ! ガチでいいケツしてんじゃん! もう、たまんねえ!」

 口を近づけて跡が残るほど強く接吻すると、今度はバシッと平手でたたいてきた。

「うっしゃあ! じゃ、遠慮なく!」

 紐パンティが横にずらされるのがわかった。

 むき出しになった恥部に、硬くしこった肉棒が押し当てられる。

 抵抗はなかった。

 ぬるりと襞がめくれ、太い陰茎をくわえ込む。

 ずぶずぶと音を立てて中に入ってきた。

「お、俺も!」

 同時に、もうひとりの少年が、杏里の口にペニスを押し当ててきた。

 唇を割って、アンモニア臭い亀頭が口の中に分け入ってくる。

 が、杏里は抵抗しなかった。

 むしろ、思うつぼだった。

 亀頭に舌を絡ませ、括約筋でペニスを締めつける。 

「き、きつ…」

 杏里の尻を抱えた少年がうめいた。

 締めつけが強すぎて、ピストン運動もままならないようだ。

「う、い、いきそう…」

 杏里の超絶技巧のフェラチオで、もうひとりの少年がすすり泣くような声を上げた。

 こんなのに時間をかけるなんて、馬鹿げてる。

 早く、早く重人を癒してあげないと…。

 陰嚢を揉み、尿道口に尖らせた舌の先をねじこんだ。

 腰を激しく前後させ、膣の中のペニスにも強烈なひねりを与えてやった。

「あ、あううっ!」

「ぐはあっ!」

 申し合わせたように弾けるふたり。

 己の勃起ペニスを握ったまま、そろって床に倒れ込む。

 入れ替わりに、杏里は立ち上がった。

 口の端からしたたり落ちる精液を手の甲で拭うと、冷静な目で周囲を見回した。

「次は誰? したいなら、ぼーっとしてないで、さっさと私を犯しに来なさいよ」


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