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第9部 倒錯のイグニス
#283 西棟攻略②
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ここはすでに、できあがってしまっている…?
全裸の絡み合う生徒たちを眺めながら、杏里は思った。
杏里と重人が東棟で1年生を相手にしている間に、待ちきれなくなって自分たちで始めてしまった…?
どうやら、そういうことらしい。
やがて、杏里の存在に気づいたらしく、周囲の生徒が一斉に動きを止め、こちらを見た。
それまでの相手を放り出し、緩慢な動作で布団の上を這い寄ってくる。
何人かは、自分が使っていたバイブやローターを手にしている。
それにしても、みんな夢遊病者のように動きが遅い。
まるでゾンビの集団に取り囲まれたような気がして、杏里はぞっとなった。
「重人、しっかりして」
布団の上に大の字になってしまった重人の肩を、杏里はゆすった。
やるなら今だ。
この人数に一斉に襲いかかられたら、いくら相手が媚薬アロマで意識朦朧となったゾンビでも、勝ち目はない。
幸い、重人のペニスはまだ勃起していて、剥けた包皮の間から赤い亀頭をのぞかせている。
杏里は立ち上がった。
スカートの下に手を入れる。
股間から会陰部にかけて走る下着のストレッチの部分を、指で脇にずらして性器をむき出しにした。
中に指を入れて確かめるまでもなく、ぐっしょり濡れているのがわかった。
さっき重人が放った精液の一部と杏里自身の愛液が混じり合い、蜜壺の中はどろどろになっている。
「行くよ」
重人の腰の上にまたがると、右手で竿を支え、位置を調節した。
油断なく周囲に目を配りながら、そのまま慎重に腰を沈めていく。
ぬるり。
杏里の肉襞が、重人の亀頭をくわえ込む。
「あふ」
びくんと重人の腰が跳ね上がり、
「あううううっ!」
自分から杏里の中にペニスを突き入れてきた。
それに合わせて右手を胸元から差し込み、乳首を愛撫する。
右手の指は口に含み、フェラチオでもするように唾液まみれの舌でねぶった。
膣の周りの括約筋が、快感できゅんと締まるのがわかった。
最初の生徒が手を伸ばして杏里に触れようとした、その瞬間だった。
「ぐふ」
くぐもった声を漏らし、重人が腰をびくんと突き上げてきた。
媚薬で重人のペニスはあり得ないほど長くなっている。
そのせいで、亀頭がいつもなら届かない子宮壁、ボルチオのあたりにまでせり上がる。
「あんっ、いい!」
杏里は重人の下腹部の上で尻を激しくグラインドさせた。
自らペニスをくわえ込もうとする、その動きが合図だった。
「出る! 出ちゃう!」
重人が叫んだ。
ぱああああん!
重人を震源にして、あの目に見えない衝撃が広がった。
どくんどくんどくん…。
杏里の中で、精液を噴き出しながらペニスが脈打った。
快感のパルスをまともに喰らい、壊れた人形のように3年生たちが布団の上に倒れていく。
「よし」
重人のペニスを無造作に抜いて、杏里は立ち上がった。
「この調子で、次、行くわよ」
全裸の絡み合う生徒たちを眺めながら、杏里は思った。
杏里と重人が東棟で1年生を相手にしている間に、待ちきれなくなって自分たちで始めてしまった…?
どうやら、そういうことらしい。
やがて、杏里の存在に気づいたらしく、周囲の生徒が一斉に動きを止め、こちらを見た。
それまでの相手を放り出し、緩慢な動作で布団の上を這い寄ってくる。
何人かは、自分が使っていたバイブやローターを手にしている。
それにしても、みんな夢遊病者のように動きが遅い。
まるでゾンビの集団に取り囲まれたような気がして、杏里はぞっとなった。
「重人、しっかりして」
布団の上に大の字になってしまった重人の肩を、杏里はゆすった。
やるなら今だ。
この人数に一斉に襲いかかられたら、いくら相手が媚薬アロマで意識朦朧となったゾンビでも、勝ち目はない。
幸い、重人のペニスはまだ勃起していて、剥けた包皮の間から赤い亀頭をのぞかせている。
杏里は立ち上がった。
スカートの下に手を入れる。
股間から会陰部にかけて走る下着のストレッチの部分を、指で脇にずらして性器をむき出しにした。
中に指を入れて確かめるまでもなく、ぐっしょり濡れているのがわかった。
さっき重人が放った精液の一部と杏里自身の愛液が混じり合い、蜜壺の中はどろどろになっている。
「行くよ」
重人の腰の上にまたがると、右手で竿を支え、位置を調節した。
油断なく周囲に目を配りながら、そのまま慎重に腰を沈めていく。
ぬるり。
杏里の肉襞が、重人の亀頭をくわえ込む。
「あふ」
びくんと重人の腰が跳ね上がり、
「あううううっ!」
自分から杏里の中にペニスを突き入れてきた。
それに合わせて右手を胸元から差し込み、乳首を愛撫する。
右手の指は口に含み、フェラチオでもするように唾液まみれの舌でねぶった。
膣の周りの括約筋が、快感できゅんと締まるのがわかった。
最初の生徒が手を伸ばして杏里に触れようとした、その瞬間だった。
「ぐふ」
くぐもった声を漏らし、重人が腰をびくんと突き上げてきた。
媚薬で重人のペニスはあり得ないほど長くなっている。
そのせいで、亀頭がいつもなら届かない子宮壁、ボルチオのあたりにまでせり上がる。
「あんっ、いい!」
杏里は重人の下腹部の上で尻を激しくグラインドさせた。
自らペニスをくわえ込もうとする、その動きが合図だった。
「出る! 出ちゃう!」
重人が叫んだ。
ぱああああん!
重人を震源にして、あの目に見えない衝撃が広がった。
どくんどくんどくん…。
杏里の中で、精液を噴き出しながらペニスが脈打った。
快感のパルスをまともに喰らい、壊れた人形のように3年生たちが布団の上に倒れていく。
「よし」
重人のペニスを無造作に抜いて、杏里は立ち上がった。
「この調子で、次、行くわよ」
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