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第9部 倒錯のイグニス
#270 恥辱まみれのセレモニー④
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純の攻略は、楽だった。
ただ口の中に、唾液をいっぱいに溜めればよかった。
杏里の口腔内を唾液が満たすと、その中で舌を泳がせ、純がその媚薬入りの体液を貪るように吸い始めた。
効果はすぐに現れた。
純の眼がとろんと溶けたようになり、力が抜けていくのがわかった。
唾液の糸を吐きながら杏里から離れると、ゆっくりとマットに沈みこんでいく。
杏里の体液を吸収すると、誰もが激しい自慰の衝動に駆られてしまう。
自己破壊衝動が己に対する性衝動に転嫁して、気を失うほど自分を弄り始めるのだ。
その快感が海馬を麻痺させ、やがて短期記憶を消失してしまう。
簡単にいうと、それが”浄化”の過程である。
オルガスムスによる短期記憶の喪失が、すべてのストレスを消し去ってしまうのだ。
純が離脱すると、間髪を入れず、今度はその代わりに麻衣が覆いかぶさってきた。
オラウータンに似た外見通り、麻衣は純に比べ、はるかに粗暴だった。
杏里の舌に自分の舌を絡めて引きずり出すと、すごい勢いで吸い始める。
その分、攻略はたやすかった。
舌を筒のように丸めて、唾液を注入してやった。
ごくりと麻衣の喉が鳴り、やがてその目が裏返る。
「あうううう」
獣じみたうめき声を発して、麻衣が崩れ落ちた。
残りの3人は、一気にいけそうだった。
乳房にも蜜壺にも、十分なエキスが溜まっているのが、実感としてわかる。
あとはそれを放出するだけだ。
アニスとトモに乳首を吸われ、前歯で甘噛みされると、あまりの気持ちよさに杏里は恍惚となった。
そこへ、咲良の指と舌によるGスポットと陰核への攻撃が加わった。
準備は十分すぎるほどだった。
「あああんっ!」
甘えるようにひと声喘ぐと、杏里は全身を痙攣させ、乳腺と膣内の内分泌腺を解放した。
両の乳首と膣から神酒に似た甘いエキスがあふれ出し、3人の少女の口に流れ込む。
アニスが、トモが、咲良がほとんど同時に喉を鳴らし、びくんと大きく身体を震わせた。
3人が三者三様の姿勢でマットに沈むと、あとは杏里を持ち上げる小百合だけになった。
その気になれば、ロメロスペシャルの戒めを解くのも簡単だった。
興奮し切った杏里の全身は、オイル状の防護液で黄金色に濡れ光っている。
摩擦係数は、限りなく減っているはずだった。
いつか、小百合固めから逃れた要領で、まず腕を抜いた。
右も左も、防護液のおかげで、たやすく抜くことができた。
身体をねじって小百合に向き直ると、足も自由になった。
向かい合い、抱き合う姿勢になると、案の定、小百合が両手両足を絡めて正面から杏里を抱きしめてきた。
「ねえ、キスして…」
興奮で目を血走らせ、鼻の穴を拡げた小百合の醜い顔を至近距離で見ながら、杏里は唇を突き出した。
「きょうは、先生の好きなようにしていいのよ…」
ただ口の中に、唾液をいっぱいに溜めればよかった。
杏里の口腔内を唾液が満たすと、その中で舌を泳がせ、純がその媚薬入りの体液を貪るように吸い始めた。
効果はすぐに現れた。
純の眼がとろんと溶けたようになり、力が抜けていくのがわかった。
唾液の糸を吐きながら杏里から離れると、ゆっくりとマットに沈みこんでいく。
杏里の体液を吸収すると、誰もが激しい自慰の衝動に駆られてしまう。
自己破壊衝動が己に対する性衝動に転嫁して、気を失うほど自分を弄り始めるのだ。
その快感が海馬を麻痺させ、やがて短期記憶を消失してしまう。
簡単にいうと、それが”浄化”の過程である。
オルガスムスによる短期記憶の喪失が、すべてのストレスを消し去ってしまうのだ。
純が離脱すると、間髪を入れず、今度はその代わりに麻衣が覆いかぶさってきた。
オラウータンに似た外見通り、麻衣は純に比べ、はるかに粗暴だった。
杏里の舌に自分の舌を絡めて引きずり出すと、すごい勢いで吸い始める。
その分、攻略はたやすかった。
舌を筒のように丸めて、唾液を注入してやった。
ごくりと麻衣の喉が鳴り、やがてその目が裏返る。
「あうううう」
獣じみたうめき声を発して、麻衣が崩れ落ちた。
残りの3人は、一気にいけそうだった。
乳房にも蜜壺にも、十分なエキスが溜まっているのが、実感としてわかる。
あとはそれを放出するだけだ。
アニスとトモに乳首を吸われ、前歯で甘噛みされると、あまりの気持ちよさに杏里は恍惚となった。
そこへ、咲良の指と舌によるGスポットと陰核への攻撃が加わった。
準備は十分すぎるほどだった。
「あああんっ!」
甘えるようにひと声喘ぐと、杏里は全身を痙攣させ、乳腺と膣内の内分泌腺を解放した。
両の乳首と膣から神酒に似た甘いエキスがあふれ出し、3人の少女の口に流れ込む。
アニスが、トモが、咲良がほとんど同時に喉を鳴らし、びくんと大きく身体を震わせた。
3人が三者三様の姿勢でマットに沈むと、あとは杏里を持ち上げる小百合だけになった。
その気になれば、ロメロスペシャルの戒めを解くのも簡単だった。
興奮し切った杏里の全身は、オイル状の防護液で黄金色に濡れ光っている。
摩擦係数は、限りなく減っているはずだった。
いつか、小百合固めから逃れた要領で、まず腕を抜いた。
右も左も、防護液のおかげで、たやすく抜くことができた。
身体をねじって小百合に向き直ると、足も自由になった。
向かい合い、抱き合う姿勢になると、案の定、小百合が両手両足を絡めて正面から杏里を抱きしめてきた。
「ねえ、キスして…」
興奮で目を血走らせ、鼻の穴を拡げた小百合の醜い顔を至近距離で見ながら、杏里は唇を突き出した。
「きょうは、先生の好きなようにしていいのよ…」
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