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第9部 倒錯のイグニス
#263 凌辱美少女争奪戦①
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緞帳が上がり始めると、代わりに舞台奥に白いスクリーンが下りてきた。
勇壮な音楽が鳴り響き、否が応でも雰囲気を高めていく。
吹き抜けの2階に設置したプロジェクターから光が射し、スクリーンいっぱいにロゴが浮かび上がる。
-凌辱美少女争奪戦ー
タイトルのバックに映し出されたのは、さまざまな杏里の姿である。
制服姿で股を拡げ、指を陰部に入れてオナニーをする杏里。
レスリング部の紅白戦で、上下逆さまにマットに抑え込まれ、むき出しの恥丘を舐められる杏里。
AV男優の男根に背後から貫かれ、たわわな乳房をもみくちゃにされ、淫らに喘ぐ杏里…。
そこに、大きく文字がかぶさった。
-ターゲット:2年E組 笹原杏里 レスリング部所属ー
ー身長 156センチ 体重48キロ B90 W56 H88ー
体育館を埋め尽くし、床に体育座りをした600人の生徒たちは、固唾を呑んで映像に見入っている。
音楽に杏里の恍惚とした喘ぎ声が重なり、体育館中にわんわんと反響する。
と、だしぬけに映像が消え、音楽が止んだ。
そこに、よく通る司会者の少女の声が響き渡った。
「さあ、では、本日のヒロイン、笹原杏里ちゃんの登場です! 皆さん、拍手で迎えましょう!」
それまで陰になっていた演台にスポットライトが当たり、M字開脚の姿勢の杏里を浮き上がらせた。
ざわめきとともに、割れんばかりの拍手の渦が巻き起こる。
どこかにカメラが設置されているのか、再びスクリーンが息を吹き返し、そこに杏里の姿が浮かび上がった。
ざわめきが大きくなり、生徒たちの視線がスクリーンと生身の杏里の間を行き来する。
杏里はスクリーンに映る己の姿を見ながら、彼らによく見えるよう、脚を左右に開き、腰を前に突き出した。
「皆さんは、ひとを傷つけたいと思ったことはありませんか? あるいは、自慰では満足できず、誰かを性的に犯してみたいと思ったことは? 日々の生活の中で、勉強、家族、友人関係などで、ストレスをどうしようもなく溜め込んでしまった私たち。そのストレスは、身体に悪影響を与えるだけでなく、ある一定の基準を超えると、自己破壊衝動に変わったり、酷い時には他者を攻撃する危険な衝動に変わったりしてしまいます。このイベントは、そんな私たちを精神の地獄から救済するために企画されました。きょうという一日、私たちは自由にストレスを発散させることが許されます。ひとりの選ばれた少女を、思う存分、追い回し、裸に剥き、凌辱し、蹂躙する。それがきょう一日だけは可能になるのです。そして、その少女というのが、われらのアイドル、杏里ちゃんなのです」
ポニーテールの少女が、熱弁をふるう。
放送部の生徒化と思ったら、先日の選挙で当選を果たした新しい生徒会長だ。
杏里と同じ2年生で、確か秀才が集まるA組の緑川桜子とか言った。
少女の達者な弁舌を、生徒たちは野次を飛ばすでもなく真剣に聞き入っている。
それだけ全員がこのイベントに期待している証拠だろう。
普段の朝礼などとは身の入り方からして異なるようだ。
「それでは、そんな素敵なイベントを企画してくださった大山校長から、ルールの説明をしていただきます」
少女が紹介すると、演台の腋に立っていた大山が、派手に手を振りながら歩み出た。
「生徒諸君! 世紀の脱出ゲームへようこそ!」
マイクで増幅された大山の声が、600人の頭上に、雷鳴のように轟いた。
勇壮な音楽が鳴り響き、否が応でも雰囲気を高めていく。
吹き抜けの2階に設置したプロジェクターから光が射し、スクリーンいっぱいにロゴが浮かび上がる。
-凌辱美少女争奪戦ー
タイトルのバックに映し出されたのは、さまざまな杏里の姿である。
制服姿で股を拡げ、指を陰部に入れてオナニーをする杏里。
レスリング部の紅白戦で、上下逆さまにマットに抑え込まれ、むき出しの恥丘を舐められる杏里。
AV男優の男根に背後から貫かれ、たわわな乳房をもみくちゃにされ、淫らに喘ぐ杏里…。
そこに、大きく文字がかぶさった。
-ターゲット:2年E組 笹原杏里 レスリング部所属ー
ー身長 156センチ 体重48キロ B90 W56 H88ー
体育館を埋め尽くし、床に体育座りをした600人の生徒たちは、固唾を呑んで映像に見入っている。
音楽に杏里の恍惚とした喘ぎ声が重なり、体育館中にわんわんと反響する。
と、だしぬけに映像が消え、音楽が止んだ。
そこに、よく通る司会者の少女の声が響き渡った。
「さあ、では、本日のヒロイン、笹原杏里ちゃんの登場です! 皆さん、拍手で迎えましょう!」
それまで陰になっていた演台にスポットライトが当たり、M字開脚の姿勢の杏里を浮き上がらせた。
ざわめきとともに、割れんばかりの拍手の渦が巻き起こる。
どこかにカメラが設置されているのか、再びスクリーンが息を吹き返し、そこに杏里の姿が浮かび上がった。
ざわめきが大きくなり、生徒たちの視線がスクリーンと生身の杏里の間を行き来する。
杏里はスクリーンに映る己の姿を見ながら、彼らによく見えるよう、脚を左右に開き、腰を前に突き出した。
「皆さんは、ひとを傷つけたいと思ったことはありませんか? あるいは、自慰では満足できず、誰かを性的に犯してみたいと思ったことは? 日々の生活の中で、勉強、家族、友人関係などで、ストレスをどうしようもなく溜め込んでしまった私たち。そのストレスは、身体に悪影響を与えるだけでなく、ある一定の基準を超えると、自己破壊衝動に変わったり、酷い時には他者を攻撃する危険な衝動に変わったりしてしまいます。このイベントは、そんな私たちを精神の地獄から救済するために企画されました。きょうという一日、私たちは自由にストレスを発散させることが許されます。ひとりの選ばれた少女を、思う存分、追い回し、裸に剥き、凌辱し、蹂躙する。それがきょう一日だけは可能になるのです。そして、その少女というのが、われらのアイドル、杏里ちゃんなのです」
ポニーテールの少女が、熱弁をふるう。
放送部の生徒化と思ったら、先日の選挙で当選を果たした新しい生徒会長だ。
杏里と同じ2年生で、確か秀才が集まるA組の緑川桜子とか言った。
少女の達者な弁舌を、生徒たちは野次を飛ばすでもなく真剣に聞き入っている。
それだけ全員がこのイベントに期待している証拠だろう。
普段の朝礼などとは身の入り方からして異なるようだ。
「それでは、そんな素敵なイベントを企画してくださった大山校長から、ルールの説明をしていただきます」
少女が紹介すると、演台の腋に立っていた大山が、派手に手を振りながら歩み出た。
「生徒諸君! 世紀の脱出ゲームへようこそ!」
マイクで増幅された大山の声が、600人の頭上に、雷鳴のように轟いた。
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