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第9部 倒錯のイグニス
#216 進化する淫獣②
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強烈なオルガスムスとともに、杏里の膣、そして乳首から、多量の淫汁が湧出する。
毛穴という毛穴からそれとは別の防護液が分泌され、お湯と混じり合って独特の臭気を放ち始めた。
麝香に似たその濃厚な香りに包まれながら、杏里はまた”舌”に新たな変化が起こり始めたのを実感していた。
膣に潜り込んだ舌が入口のあたりで再度分岐し、会陰部に沿って後方に回ったかと思うと、やにわにアナルに頭を突っ込んできたのである。
2本にの鞭状の舌が、両の乳首を引っ張り上げる。
片や、膣、アナルに挿入された2本が、杏里の体内を内側から情け容赦なくかき回した。
くうううっ!
だ、だめっ!
このままでは、また…。
快感の嵐に耐えるべく、奥歯をかみしめる杏里。
だが、攻撃はそれだけでは終わらない。
4本の舌の本体から、おびただしい繊毛が生えてきた。
繊毛は成長して新たな舌となり、杏里の無防備な腋の下、脇腹、へそ、内腿、膝の裏側へと貼りついた。
うごめく無数の鞭は杏里の肌を這い回り、その柔肌をがんじがらめに縛りあげていく。
そのうちの何本かが頭上に伸び、浴室の天井に貼りつくと、強靭なロープと化して杏里の裸体を宙に吊り上げ始めた。
「や、やめ、て」
膣とアナルに舌が出入りするたびに、宙づりになった杏里の身体がガクガクと痙攣する。
露出したふたつの豊乳に絡みついた舌は、まるで搾乳するかのように双丘を根元から搾り上げ、その頂に屹立した乳首からにじみ出るエキスを吸っている。
「も、もう、だ、だめ…。い、いく、い、いっちゃうっ!」
コントロールするどころではなかった。
杏里の意志と無関係に暴走する舌は、増殖を繰り返し、今や巨大なイトミミズの塊と化して、宿主の全身を覆い尽くしてしまっていた。
そのうごめく”繭”に取り込まれて、ありとあらゆる性感帯に口吻を撃ち込まれ、杏里は全身からエキスを放って幾度となく果てた。
杏里が果てるたびに噴出するそのエキスを舌の群れが吸い上げ、管の中を循環させては倍の濃さになったそれを杏里の体内に還元していく。
こうして杏里の血液中の媚薬濃度は更に濃縮され、強烈な麻薬となって脳神経を麻痺させた。
あう、あう、あうっ!
く、くうっっ!
はうっ! ああっ! また、いくぅっ!
脳裏に白熱した球が生まれては、何度も何度も爆発する。
空中で白桃のような尻がいやらしく跳ね上がり、むっちりした太腿が空を蹴る。
勢いで身体が何本かの舌を引きちぎり、杏里は浴室の戸にぶつかって裸のまま外に転げ出た。
冷たい外気に触れたのが功を奏したのか、舌の群れがするすると杏里の肉体から撤退し、やがて1本に戻ると何事もなかったように口の中に帰ってきた。
口腔内で元のサイズに戻った舌は、濃厚な淫汁の匂いを放っていた。
「おいおい、いったい、何の騒ぎだ?」
呆れたような小田切の声に、横倒しに倒れた姿勢で、杏里はぼんやりと薄目を開けた。
「こんな早い時間からオナニーか。まったく、なんてやつだ。盛りのついた猫じゃあるまいし」
憮然とした表情で杏里を見下ろし、嘆息混じりに小田切がつぶやいた。
毛穴という毛穴からそれとは別の防護液が分泌され、お湯と混じり合って独特の臭気を放ち始めた。
麝香に似たその濃厚な香りに包まれながら、杏里はまた”舌”に新たな変化が起こり始めたのを実感していた。
膣に潜り込んだ舌が入口のあたりで再度分岐し、会陰部に沿って後方に回ったかと思うと、やにわにアナルに頭を突っ込んできたのである。
2本にの鞭状の舌が、両の乳首を引っ張り上げる。
片や、膣、アナルに挿入された2本が、杏里の体内を内側から情け容赦なくかき回した。
くうううっ!
だ、だめっ!
このままでは、また…。
快感の嵐に耐えるべく、奥歯をかみしめる杏里。
だが、攻撃はそれだけでは終わらない。
4本の舌の本体から、おびただしい繊毛が生えてきた。
繊毛は成長して新たな舌となり、杏里の無防備な腋の下、脇腹、へそ、内腿、膝の裏側へと貼りついた。
うごめく無数の鞭は杏里の肌を這い回り、その柔肌をがんじがらめに縛りあげていく。
そのうちの何本かが頭上に伸び、浴室の天井に貼りつくと、強靭なロープと化して杏里の裸体を宙に吊り上げ始めた。
「や、やめ、て」
膣とアナルに舌が出入りするたびに、宙づりになった杏里の身体がガクガクと痙攣する。
露出したふたつの豊乳に絡みついた舌は、まるで搾乳するかのように双丘を根元から搾り上げ、その頂に屹立した乳首からにじみ出るエキスを吸っている。
「も、もう、だ、だめ…。い、いく、い、いっちゃうっ!」
コントロールするどころではなかった。
杏里の意志と無関係に暴走する舌は、増殖を繰り返し、今や巨大なイトミミズの塊と化して、宿主の全身を覆い尽くしてしまっていた。
そのうごめく”繭”に取り込まれて、ありとあらゆる性感帯に口吻を撃ち込まれ、杏里は全身からエキスを放って幾度となく果てた。
杏里が果てるたびに噴出するそのエキスを舌の群れが吸い上げ、管の中を循環させては倍の濃さになったそれを杏里の体内に還元していく。
こうして杏里の血液中の媚薬濃度は更に濃縮され、強烈な麻薬となって脳神経を麻痺させた。
あう、あう、あうっ!
く、くうっっ!
はうっ! ああっ! また、いくぅっ!
脳裏に白熱した球が生まれては、何度も何度も爆発する。
空中で白桃のような尻がいやらしく跳ね上がり、むっちりした太腿が空を蹴る。
勢いで身体が何本かの舌を引きちぎり、杏里は浴室の戸にぶつかって裸のまま外に転げ出た。
冷たい外気に触れたのが功を奏したのか、舌の群れがするすると杏里の肉体から撤退し、やがて1本に戻ると何事もなかったように口の中に帰ってきた。
口腔内で元のサイズに戻った舌は、濃厚な淫汁の匂いを放っていた。
「おいおい、いったい、何の騒ぎだ?」
呆れたような小田切の声に、横倒しに倒れた姿勢で、杏里はぼんやりと薄目を開けた。
「こんな早い時間からオナニーか。まったく、なんてやつだ。盛りのついた猫じゃあるまいし」
憮然とした表情で杏里を見下ろし、嘆息混じりに小田切がつぶやいた。
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