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第9部 倒錯のイグニス
#213 美しき虜囚③
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百足丸が命じるまでもなく、自分から下着を脱ぐと、ヤチカはベッドの端に腰かけた。
両足を引き上げ、手首で足首をつかみ、心持ち腰を前に出す。
部屋の隅にあった椅子を引き寄せ、百足丸はその正面に座った。
ヤチカの背後には、寝ているルナの金髪と裸の肩が覗いている。
それを意識の外に締め出すために、百足丸は前かがみになり、ヤチカの股間に神経を集中した。
真っ白な太腿の間に見える”そこ”は、井沢によってきれいに剃毛されていた。
そのため、恥丘を形作る大陰唇が、所々赤く腫れているのが手に取るようにわかった。
毎日のように井沢やほかの男たちに凌辱されているせいで、皮膚がただれてしまっているのだ。
「少し腰を浮かせてみてくれないか。会陰部を先に済ませたい」
「こうかしら」
百足丸の依頼に嫌な顔ひとつ見せず、支えにした両手に力を入れて、ヤチカがベッドから尻を浮かせた。
首を捻じ曲げて斜め下からのぞき込むと、膣口とアナルの中間あたりに、かすかな輝点が見て取れた。
花弁の形をした金色のそれは、皮膚の底に眠る第1のチャクラ、ムーラーダーラ・チャクラである。
ヤチカが座った姿勢のため、角度が微妙だったが、百足丸の爪は、難なくその中心を貫くことができた。
貫いた瞬間、
「う」
ヤチカが小さくうめき、身体を震わすのがわかった。
「ああ…」
喉から漏れる吐息に淫靡な響きを聞き取り、百足丸の股間のふくらみが更に硬くなる。
皮膚の奥で金色が輝きを増し、ゆっくり回り出すのを確かめると、
「よし、成功だ。腰を下ろして、今度は膣の入口を指で広げてほしい」
冷静さを装って、百足丸は言った。
「いいわ…」
ベッドの上に尻を据え、股間を前に突き出すと、ヤチカが右手の人差指と中指を恥丘の割れ目に添えた。
スリットの内側に2本の指を入れ、少しずつ左右に押し開いていく。
厚めの唇と唇の間が広がると、きれいなサーモンピンクの中身がむき出しになった。
臓物の一部のようなその部位は、すでに透明な粘液で濡れ始めている。
第1のチャクラを回した影響が早くも現れてきたのだ。
「これで、どう?」
かすかに息を切らせながら、ヤチカが訊いた。
「もう少し、広げられないか。下の穴が完全に露出するように」
「わかったわ」
ヤチカの指に力がこもり、開口部が菱形になった。
と、その下方に、ひくひく波打つ真っ赤な穴が出現した。
膣口である。
その脈打つ穴の周辺は、やはり透明な液でぬるぬるになっている。
百足丸は変形していない左手の人差指でその内側を一周すると、第一関節まで中に差し入れて粘液を外にかき出した。
ぎりぎりまで顔を近づけ、片目をつぶって中を覗き込む。
むっとするほど濃厚な雌の匂いが鼻を突いた。
かすかにだが、見えた。
白い光を放つ三日月形。
第2のチャクラ、スワーディシュターナ・チャクラである。
アナルから直腸を経由して狙いを定めるのに比べれば、断然こっちのほうが楽そうだ。
百足丸は先が鍼と化した右手の人差指をヤチカの膣口に近づけると、周囲を傷つけぬように慎重に挿入し、根元近くまで入ったところで指を曲げた。
あとは勘に頼って、刺すだけだ。
指先に、わずかに力を籠める。
豆腐かプリンに針を突き立てるような感触が、指に伝わってきた。
「あ、ん…」
ヤチカの熱い喘ぎを耳にして、百足丸は成功を確信する。
第2のチャクラも、確実に回り始めたのだ。
だが、ここで気を抜くべきではない。
性器を傷つけては、奴隷としての価値が下がってしまうからだ。
慎重に慎重を期して、時間をかけ、指を抜いた。
ヤチカは肩を震わせて、うなだれている。
前髪のせいで、表情は見えない。
「終わったぞ」
変形した右手の指を元に戻すと、百足丸はそう声をかけた。
「…」
ヤチカが、おもむろに顔を上げた。
目が、真っ赤に充血している。
うっすらと開いた口からは、よだれが垂れている。
「…」
無言のまま、ヤチカがベッドを降りてきた。
無意識のうちに、後ろに下がる百足丸。
「う」
うめいたのは、ヤチカにいきなりズボンの前のふくらみを鷲掴みにされたからだった。
「命令、して」
百足丸の眼を見据え、うわ言のようにヤチカが言った。
「命令して。なんでもするから」
両足を引き上げ、手首で足首をつかみ、心持ち腰を前に出す。
部屋の隅にあった椅子を引き寄せ、百足丸はその正面に座った。
ヤチカの背後には、寝ているルナの金髪と裸の肩が覗いている。
それを意識の外に締め出すために、百足丸は前かがみになり、ヤチカの股間に神経を集中した。
真っ白な太腿の間に見える”そこ”は、井沢によってきれいに剃毛されていた。
そのため、恥丘を形作る大陰唇が、所々赤く腫れているのが手に取るようにわかった。
毎日のように井沢やほかの男たちに凌辱されているせいで、皮膚がただれてしまっているのだ。
「少し腰を浮かせてみてくれないか。会陰部を先に済ませたい」
「こうかしら」
百足丸の依頼に嫌な顔ひとつ見せず、支えにした両手に力を入れて、ヤチカがベッドから尻を浮かせた。
首を捻じ曲げて斜め下からのぞき込むと、膣口とアナルの中間あたりに、かすかな輝点が見て取れた。
花弁の形をした金色のそれは、皮膚の底に眠る第1のチャクラ、ムーラーダーラ・チャクラである。
ヤチカが座った姿勢のため、角度が微妙だったが、百足丸の爪は、難なくその中心を貫くことができた。
貫いた瞬間、
「う」
ヤチカが小さくうめき、身体を震わすのがわかった。
「ああ…」
喉から漏れる吐息に淫靡な響きを聞き取り、百足丸の股間のふくらみが更に硬くなる。
皮膚の奥で金色が輝きを増し、ゆっくり回り出すのを確かめると、
「よし、成功だ。腰を下ろして、今度は膣の入口を指で広げてほしい」
冷静さを装って、百足丸は言った。
「いいわ…」
ベッドの上に尻を据え、股間を前に突き出すと、ヤチカが右手の人差指と中指を恥丘の割れ目に添えた。
スリットの内側に2本の指を入れ、少しずつ左右に押し開いていく。
厚めの唇と唇の間が広がると、きれいなサーモンピンクの中身がむき出しになった。
臓物の一部のようなその部位は、すでに透明な粘液で濡れ始めている。
第1のチャクラを回した影響が早くも現れてきたのだ。
「これで、どう?」
かすかに息を切らせながら、ヤチカが訊いた。
「もう少し、広げられないか。下の穴が完全に露出するように」
「わかったわ」
ヤチカの指に力がこもり、開口部が菱形になった。
と、その下方に、ひくひく波打つ真っ赤な穴が出現した。
膣口である。
その脈打つ穴の周辺は、やはり透明な液でぬるぬるになっている。
百足丸は変形していない左手の人差指でその内側を一周すると、第一関節まで中に差し入れて粘液を外にかき出した。
ぎりぎりまで顔を近づけ、片目をつぶって中を覗き込む。
むっとするほど濃厚な雌の匂いが鼻を突いた。
かすかにだが、見えた。
白い光を放つ三日月形。
第2のチャクラ、スワーディシュターナ・チャクラである。
アナルから直腸を経由して狙いを定めるのに比べれば、断然こっちのほうが楽そうだ。
百足丸は先が鍼と化した右手の人差指をヤチカの膣口に近づけると、周囲を傷つけぬように慎重に挿入し、根元近くまで入ったところで指を曲げた。
あとは勘に頼って、刺すだけだ。
指先に、わずかに力を籠める。
豆腐かプリンに針を突き立てるような感触が、指に伝わってきた。
「あ、ん…」
ヤチカの熱い喘ぎを耳にして、百足丸は成功を確信する。
第2のチャクラも、確実に回り始めたのだ。
だが、ここで気を抜くべきではない。
性器を傷つけては、奴隷としての価値が下がってしまうからだ。
慎重に慎重を期して、時間をかけ、指を抜いた。
ヤチカは肩を震わせて、うなだれている。
前髪のせいで、表情は見えない。
「終わったぞ」
変形した右手の指を元に戻すと、百足丸はそう声をかけた。
「…」
ヤチカが、おもむろに顔を上げた。
目が、真っ赤に充血している。
うっすらと開いた口からは、よだれが垂れている。
「…」
無言のまま、ヤチカがベッドを降りてきた。
無意識のうちに、後ろに下がる百足丸。
「う」
うめいたのは、ヤチカにいきなりズボンの前のふくらみを鷲掴みにされたからだった。
「命令、して」
百足丸の眼を見据え、うわ言のようにヤチカが言った。
「命令して。なんでもするから」
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