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第9部 倒錯のイグニス
#176 イベント準備③
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アキラと呼ばれた男は、後頭部の尖った、どこかロボットか未来人を連想させる外見をしていた。
肌が異様に青白く、切れ長の眼は無表情でまるで蛇のようだ。
視聴覚室の後ろ半分は普段は空きスペースになっているのだが、今はそこに背の低い簡易ベッドが置かれている。
天井から下がった大型のモニター画面には、頭上から捉えた杏里の姿が映っている。
「では、撮影に入ります」
前回の撮影でプロデューサーを務めていた男が、声を張り上げた。
それを合図にアキラが手を伸ばし、杏里を引き寄せた。
背後から抱きしめると、ブラウスの上から胸を揉みながら、杏里に横を向かせ、唇を奪ってきた。
最初は小鳥が餌をついばむように、唇をつつくだけだった。
が、杏里の防御が緩むのを見て取ると、次第に大胆になってきた。
唇を吸われ、厚い舌で口をこじ開けられた。
侵入してきた舌が、杏里の舌を絡め取る。
外に引き出されたところを、根元から強く吸われて、杏里はびくんと震えた。
その間にもアキラの指は休みなく動き、杏里のブラウスのボタンをはずしている。
さすがにその道のプロだけあって、アキラの所作には、まったくといっていいほど無駄がなかった。
唇へのディープ・キスから、首筋への接吻。
更にそれが耳の中にまで及ぶにつれ、杏里の恍惚感は否応なしに増してくる。
ふと我に返ると、いつの間にかブラウスははぎ取られ、杏里の上半身はブラジャーだけになっていた。
そのブラのなかにアキラが手を突っ込み、今度はじかに乳房を揉みしだき始めた。
勃起してきた乳首を指のつけ根に挟まれ、きつく圧迫されて杏里は喘いだ。
もう一方の手が尻に回され、スカートを腰の上までたくし上げている。
尻の肉を揉まれた。
適度な乱暴さが、心地よい。
「手を貸して」
杏里の身体に半ば覆いかぶさるように密着しながら、アキラがささやいた。
そのまま杏里の右手を己の股間に導くと、ブリーフを突き上げる猛々しい膨らみを握らせた。
「ほら、君のせいで、僕はもうこんなになっている」
大きい…。
手のひらにあまる太い一物の感触に、杏里は息を呑んだ。
人間の男性器で、ここまでの大物は初めてだ。
好奇心に駆られ、男のブリーフを片手で押し下げた。
ぶるんと首を振って飛び出してきたのは、見事なまでに反り返った理想的なフォルムのペニスである。
亀頭が大きく、カリが張り、竿の部分が驚くほど長い。
竿を逆手に握り、上下に動かすと、腕の内側に粘液が付着した。
男の尿道から前駆液が分泌され始めた証拠である。
そのまま、腕の内側の柔らかい部分で亀頭の裏側をこするように、ピストン運動を繰り返す。
「うまいね」
男がうめいた。
「驚いたな。君、本当に中学生なのか?」
それには答えず、男の足元にひざまずくと、杏里は片手で竿を握り直し、片手で陰嚢を持ち上げた。
赤黒く充血した亀頭に、ゆっくりと唇を近づけていく。
驚くのはまだ早い、と思う。
タナトスとしての本領発揮は、まだこれからなのだ。
いとしくてたまらないとでもいうように、顔を横にして亀頭の横をねぶった。
最初は唇で、次に舌で、亀頭全体を丹念に舐め回す。
海綿体の硬さが更に増したことを確かめると、顔の正面に亀頭を向け、中ほどまですっぽりとくわえ込む。
睾丸を左手で揉みながら、おもむろに頬をすぼめて大胆なフェラを開始した。
「う…い、いい…」
腰を突き出し、男がうめいた。
かまわずピストン運動を加速させてやる。
「ああっ」
我慢の限界が来たとでもいうように、男が杏里の頭に手を添えて、杏里の顔面をぐいと股間に押しつけた。
太く長いペニスを喉に届くまでくわえ込み、杏里の頬が不自然な形にふくらんだ。
が、男は放出しなかった。
ギリギリの瞬間で杏里の口からペニスを引きずり出すと、手を取って杏里を立ち上がらせた。
「すばらしい。君はすばらしいよ」
うわ言のようにつぶやき、唇を求めてきた。
貪るように杏里の口を吸うと、今度はベッドに向かって背中を押した。
ベッドサイドに両手を突き、尻を掲げる杏里。
男がスカートをめくった。
パンティの上から、むき出しになった尻を撫で回す。
「透けてるじゃないか…なんていやらしい子だ」
男がひとりごちた。
まるで舌なめずりするような声だった。
肌が異様に青白く、切れ長の眼は無表情でまるで蛇のようだ。
視聴覚室の後ろ半分は普段は空きスペースになっているのだが、今はそこに背の低い簡易ベッドが置かれている。
天井から下がった大型のモニター画面には、頭上から捉えた杏里の姿が映っている。
「では、撮影に入ります」
前回の撮影でプロデューサーを務めていた男が、声を張り上げた。
それを合図にアキラが手を伸ばし、杏里を引き寄せた。
背後から抱きしめると、ブラウスの上から胸を揉みながら、杏里に横を向かせ、唇を奪ってきた。
最初は小鳥が餌をついばむように、唇をつつくだけだった。
が、杏里の防御が緩むのを見て取ると、次第に大胆になってきた。
唇を吸われ、厚い舌で口をこじ開けられた。
侵入してきた舌が、杏里の舌を絡め取る。
外に引き出されたところを、根元から強く吸われて、杏里はびくんと震えた。
その間にもアキラの指は休みなく動き、杏里のブラウスのボタンをはずしている。
さすがにその道のプロだけあって、アキラの所作には、まったくといっていいほど無駄がなかった。
唇へのディープ・キスから、首筋への接吻。
更にそれが耳の中にまで及ぶにつれ、杏里の恍惚感は否応なしに増してくる。
ふと我に返ると、いつの間にかブラウスははぎ取られ、杏里の上半身はブラジャーだけになっていた。
そのブラのなかにアキラが手を突っ込み、今度はじかに乳房を揉みしだき始めた。
勃起してきた乳首を指のつけ根に挟まれ、きつく圧迫されて杏里は喘いだ。
もう一方の手が尻に回され、スカートを腰の上までたくし上げている。
尻の肉を揉まれた。
適度な乱暴さが、心地よい。
「手を貸して」
杏里の身体に半ば覆いかぶさるように密着しながら、アキラがささやいた。
そのまま杏里の右手を己の股間に導くと、ブリーフを突き上げる猛々しい膨らみを握らせた。
「ほら、君のせいで、僕はもうこんなになっている」
大きい…。
手のひらにあまる太い一物の感触に、杏里は息を呑んだ。
人間の男性器で、ここまでの大物は初めてだ。
好奇心に駆られ、男のブリーフを片手で押し下げた。
ぶるんと首を振って飛び出してきたのは、見事なまでに反り返った理想的なフォルムのペニスである。
亀頭が大きく、カリが張り、竿の部分が驚くほど長い。
竿を逆手に握り、上下に動かすと、腕の内側に粘液が付着した。
男の尿道から前駆液が分泌され始めた証拠である。
そのまま、腕の内側の柔らかい部分で亀頭の裏側をこするように、ピストン運動を繰り返す。
「うまいね」
男がうめいた。
「驚いたな。君、本当に中学生なのか?」
それには答えず、男の足元にひざまずくと、杏里は片手で竿を握り直し、片手で陰嚢を持ち上げた。
赤黒く充血した亀頭に、ゆっくりと唇を近づけていく。
驚くのはまだ早い、と思う。
タナトスとしての本領発揮は、まだこれからなのだ。
いとしくてたまらないとでもいうように、顔を横にして亀頭の横をねぶった。
最初は唇で、次に舌で、亀頭全体を丹念に舐め回す。
海綿体の硬さが更に増したことを確かめると、顔の正面に亀頭を向け、中ほどまですっぽりとくわえ込む。
睾丸を左手で揉みながら、おもむろに頬をすぼめて大胆なフェラを開始した。
「う…い、いい…」
腰を突き出し、男がうめいた。
かまわずピストン運動を加速させてやる。
「ああっ」
我慢の限界が来たとでもいうように、男が杏里の頭に手を添えて、杏里の顔面をぐいと股間に押しつけた。
太く長いペニスを喉に届くまでくわえ込み、杏里の頬が不自然な形にふくらんだ。
が、男は放出しなかった。
ギリギリの瞬間で杏里の口からペニスを引きずり出すと、手を取って杏里を立ち上がらせた。
「すばらしい。君はすばらしいよ」
うわ言のようにつぶやき、唇を求めてきた。
貪るように杏里の口を吸うと、今度はベッドに向かって背中を押した。
ベッドサイドに両手を突き、尻を掲げる杏里。
男がスカートをめくった。
パンティの上から、むき出しになった尻を撫で回す。
「透けてるじゃないか…なんていやらしい子だ」
男がひとりごちた。
まるで舌なめずりするような声だった。
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