173 / 463
第9部 倒錯のイグニス
#173 女王雌豚化計画⑦
しおりを挟む
エアロックを模した厳重なドアを開けると、そこが零の部屋だ。
ヤチカが凌辱劇を演じたステージはそのままだが、百足丸の希望で、つい最近、新しい設備を導入した。
自在に高さを調節できる、医療用ベッドである。
今、零はそのベッドに、椅子に腰かけるような恰好で拘束されている。
ベッドの半分が背もたれのように持ち上がり、零の背中を支えているのだ。
ただ、ふつうの椅子と違うのは、足を置く場所がかなり高い位置にあるという点である。
ベッド自体が宇宙船の操縦席のように斜め上を向いているため、分娩室の妊婦よろしく、微妙に上向きになり、零は股を開いている。
百足丸が入って行くと、スタンドに下げた点滴器具を調整していた白衣の男が振り向いて、困惑気味の口調で言った。
「いくらなんでも、やりすぎじゃないですかね。筋弛緩剤で自由を奪って強姦するなんて、私には犯罪としか思えませんが」
「余計な口を叩くな。調整が終わったら、出て行け」
医療スタッフに向かって、百足丸は不機嫌に顎をしゃくった。
「これがぎりぎりのラインです。これ以上、投入の間隔を速めると、心臓が止まってしまう」
「そのくらいで死にやしないよ。この女王様は」
零は相変わらず一糸まとわぬ裸体のままだ。
顔にVRゴーグルを装着している点も変わらない。
白衣の男が出て行くと、百足丸は大股に零のもとへと歩み寄った。
ベッドの前に回ると、キャスター付きの椅子を引き寄せ、零の股間の正面に座った。
右手の手袋を取り、しばらく指を動かしていると、人差し指が次第に鍼の形に変わり始めた。
左手でマスクをはめ、零の股の間に顔を近づける。
会陰部を視認すると、鍼状の爪を伸ばして、チャクラのあるあたりの皮膚に突き刺した。
日課になっているため、手順に狂いはない。
第1チャクラが回り出したのを確認し、零の手足の拘束具を順番にはずしていく。
筋弛緩剤のせいで、零の身体は軟体動物のようにぐにゃぐにゃだ。
スイッチを押してベッドを倒すと、点滴のチューブがはずれないように注意しながら、その体を裏返す。
うつぶせにしたところで、尻の肉を開き、露わになった肛門にクスコを突っ込んで穴の形を固定した。
筋弛緩剤のおかげで、作業は順調だった。
最初の時のような不安と緊張は、今となっては微塵もない。
肛門鏡を頼りに、第2チャクラの裏側にターゲットを定め、小さな穴に鍼を挿入する。
とたんに零の陰部が濡れてきた。
唇は閉じているのに、透明な汁がにじんできたのだ。
ふたつめのチャクラが活性化した、何よりの証拠だった。
施術を終えると、零の身体を仰向けにし、顔からゴーグルを取り去った。
最新のフィギュア技術で蘇った日本人形のような美貌が現れた。
切れ長の目を見開くと、零が物憂げに百足丸を見上げた。
「私の身体に、何を、した?」
薬品の影響か、たどたどしい口調で訊いてきた。
「なんでもいいだろう。今度こそ、大人しく言いなりになるんだな」
百足丸はすでにズボンからペニスを引っ張り出している。
零の裸身を目にしただけで、そのペニスは痛いほど勃起してしまっている。
身動きできない零の上にまたがると、裸の足を左右に大きく押し開き、股間に縦に走る唇を2本の指で広げにかかる。
筋弛緩剤の効果は絶大だった。
あれほど固く閉じていた陰唇が、あっけないほどた易く口を開けるのがわかった。
ふたつのチャクラを回したせいで、中は十分に潤っているようだ。
百足丸は暴力的にその熱く濡れそぼつ穴に己の肉棒を突き入れた。
腰を突き出し、更に奥へと埋めていく。
が、零は声ひとつ立てようとしない。
ただ、蔑むようなまなざしで、下からじっと百足丸を見上げているだけだ。
な、なんだ、こいつ?
感じていないのか?
懸命に腰を動かしながら、百足丸はひどく焦りを覚えていた。
こんなに濡れているのに、何なんだ? この冷静な目つきは?
おわん型の零の乳房を、両手で揉みしだく。
その感触に気も狂わんばかりに昂ぶりながら、心は逆に冷たく冷めていく。
やがて零の中でペニスが硬さを失い、委縮し始めた。
「うう…」
がくりとうなだれる百足丸。
と、零が憐れむような口調で言った。
「無駄だというのに」
「どうすれば、いい…?」
百足丸は、ほとんど哀願せんばかりだ。
この調子では、せっかく挿入できても、射精にまで至れない。
それでは、子孫繁栄どころの話ではなくなってしまう。
「どうしてもというのなら、ここに杏里を連れてくるんだな」
零が酷薄な笑みの形に口角を吊り上げた。
「映像なんかじゃなく、本物の杏里をね」
ヤチカが凌辱劇を演じたステージはそのままだが、百足丸の希望で、つい最近、新しい設備を導入した。
自在に高さを調節できる、医療用ベッドである。
今、零はそのベッドに、椅子に腰かけるような恰好で拘束されている。
ベッドの半分が背もたれのように持ち上がり、零の背中を支えているのだ。
ただ、ふつうの椅子と違うのは、足を置く場所がかなり高い位置にあるという点である。
ベッド自体が宇宙船の操縦席のように斜め上を向いているため、分娩室の妊婦よろしく、微妙に上向きになり、零は股を開いている。
百足丸が入って行くと、スタンドに下げた点滴器具を調整していた白衣の男が振り向いて、困惑気味の口調で言った。
「いくらなんでも、やりすぎじゃないですかね。筋弛緩剤で自由を奪って強姦するなんて、私には犯罪としか思えませんが」
「余計な口を叩くな。調整が終わったら、出て行け」
医療スタッフに向かって、百足丸は不機嫌に顎をしゃくった。
「これがぎりぎりのラインです。これ以上、投入の間隔を速めると、心臓が止まってしまう」
「そのくらいで死にやしないよ。この女王様は」
零は相変わらず一糸まとわぬ裸体のままだ。
顔にVRゴーグルを装着している点も変わらない。
白衣の男が出て行くと、百足丸は大股に零のもとへと歩み寄った。
ベッドの前に回ると、キャスター付きの椅子を引き寄せ、零の股間の正面に座った。
右手の手袋を取り、しばらく指を動かしていると、人差し指が次第に鍼の形に変わり始めた。
左手でマスクをはめ、零の股の間に顔を近づける。
会陰部を視認すると、鍼状の爪を伸ばして、チャクラのあるあたりの皮膚に突き刺した。
日課になっているため、手順に狂いはない。
第1チャクラが回り出したのを確認し、零の手足の拘束具を順番にはずしていく。
筋弛緩剤のせいで、零の身体は軟体動物のようにぐにゃぐにゃだ。
スイッチを押してベッドを倒すと、点滴のチューブがはずれないように注意しながら、その体を裏返す。
うつぶせにしたところで、尻の肉を開き、露わになった肛門にクスコを突っ込んで穴の形を固定した。
筋弛緩剤のおかげで、作業は順調だった。
最初の時のような不安と緊張は、今となっては微塵もない。
肛門鏡を頼りに、第2チャクラの裏側にターゲットを定め、小さな穴に鍼を挿入する。
とたんに零の陰部が濡れてきた。
唇は閉じているのに、透明な汁がにじんできたのだ。
ふたつめのチャクラが活性化した、何よりの証拠だった。
施術を終えると、零の身体を仰向けにし、顔からゴーグルを取り去った。
最新のフィギュア技術で蘇った日本人形のような美貌が現れた。
切れ長の目を見開くと、零が物憂げに百足丸を見上げた。
「私の身体に、何を、した?」
薬品の影響か、たどたどしい口調で訊いてきた。
「なんでもいいだろう。今度こそ、大人しく言いなりになるんだな」
百足丸はすでにズボンからペニスを引っ張り出している。
零の裸身を目にしただけで、そのペニスは痛いほど勃起してしまっている。
身動きできない零の上にまたがると、裸の足を左右に大きく押し開き、股間に縦に走る唇を2本の指で広げにかかる。
筋弛緩剤の効果は絶大だった。
あれほど固く閉じていた陰唇が、あっけないほどた易く口を開けるのがわかった。
ふたつのチャクラを回したせいで、中は十分に潤っているようだ。
百足丸は暴力的にその熱く濡れそぼつ穴に己の肉棒を突き入れた。
腰を突き出し、更に奥へと埋めていく。
が、零は声ひとつ立てようとしない。
ただ、蔑むようなまなざしで、下からじっと百足丸を見上げているだけだ。
な、なんだ、こいつ?
感じていないのか?
懸命に腰を動かしながら、百足丸はひどく焦りを覚えていた。
こんなに濡れているのに、何なんだ? この冷静な目つきは?
おわん型の零の乳房を、両手で揉みしだく。
その感触に気も狂わんばかりに昂ぶりながら、心は逆に冷たく冷めていく。
やがて零の中でペニスが硬さを失い、委縮し始めた。
「うう…」
がくりとうなだれる百足丸。
と、零が憐れむような口調で言った。
「無駄だというのに」
「どうすれば、いい…?」
百足丸は、ほとんど哀願せんばかりだ。
この調子では、せっかく挿入できても、射精にまで至れない。
それでは、子孫繁栄どころの話ではなくなってしまう。
「どうしてもというのなら、ここに杏里を連れてくるんだな」
零が酷薄な笑みの形に口角を吊り上げた。
「映像なんかじゃなく、本物の杏里をね」
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる