85 / 463
第9部 倒錯のイグニス
#84 悪夢のチーム練習②
しおりを挟む
最初からそうなることはわかっていた。
相手がふみと聞かされた時から、ある程度の覚悟はできていた。
だからファスナーを少しだけ下ろして、いつでも全開にできるようにしておいたのだ。
そして、今になると、それは正解だったと思う。
杏里の肌に触れて、ふみがいつまでも正気でいられるはずがなかった。
最初の柔軟体操の頃こそ、璃子の目を気にして手を出してこなかったものの、ふたりひと組で行う屈伸に至ると、もういけなかった。
「行くよぉ」
杏里を背中に乗せると、ふみは杏里の細い両手首を野球のグローブのような手でつかんで、ぐいと限界まで引っ張り上げた。
ふみは身長が180センチ以上あり、胴回りも1メートルを超えているから、肩幅も当然広い。
ただ、小百合と決定的に違うところは、全身がほぼぜい肉でできているところである。
何重にもスライムを重ねたような身体になまじビキニのユニフォームを着けているため、そのおぞましさは半端ではない。
トップとボトムのあいだから、山のような肉が層になってはみ出しているのだ。
そのぶよぶよした背中に、軽々と担ぎ上げられる杏里。
肉の小山の上で杏里の全身が弓なりに反り、ブラが裂けそうになるほど張り詰めた乳房が飛び出した。
「どうだい? 気持ちいいかい?」
どすどすと足を踏み鳴らし、杏里に振動を与えるふみ。
背骨が嫌な音を立てて軋み、衝撃で股間のファスナーが少しずつ開いていく。
「今度は前屈だよお」
逆さ落としのような形で杏里をマットの上に引き落とすと、うずくまった杏里を見下ろして、ふみがにんまり微笑んだ。
杏里に抗議するひまも与えず、上からのしかかってきた。
「ああっ」
まるで分厚い肉布団が背中に落ちてきたようなものだった。
ふみにのしかかられて、杏里の全身がマットに沈んでいく。
「ふあああ、いい匂い」
背後からがっちりと杏里を抱きしめて、ふみがささやいた。
「もう、杏里の匂いは最高だよう。それにこの身体。なんてやわらかいの!」
周囲のメンバーは、それぞれの練習に没頭していて、ふみのやろうとしていることには気づいていない。
それが更にふみを大胆にさせたようだった。
腋の下をくぐって、丸々と太った腕が伸びてきた。
巨大な芋虫のような5本の指が、つけ根から杏里の乳房をつかんできた。
釣り鐘型の形のいい乳が、もみくちゃにされてぐにゃりと歪む。
もう一方の手も同じような動きを見せ、たちまち杏里はブラの上から乳房を揉みしだかれるはめに陥った。
そうしながら、ふみは杏里の首筋を海鼠のような舌でべろべろ舐めている。
「おお、おお、おお、おおっ!」
鼻息が荒くなっていた。
腋臭の匂いとニンニク臭い口臭が入り混じって杏里の鼻孔を突いた。
外からは腹のぜい肉の陰になって、ふみの狼藉ぶりは見えないのだろう。
誰も注意しないのをいいことに、ふみはやりたい放題だった。
両手で千切れるように乳房を弄び、杏里の耳の中にまで舌を挿入してくる始末だ。
が、杏里とて、ただ漫然とやられっ放しでいたわけではなかった。
杏里はさっきからずっと目を閉じている。
脳裏に浮かんでいるのは、今しも化け物に凌辱されようとしている可憐な少女の姿態である。
相手が醜ければ醜いほど、その映像は美しく、そしてまた扇情的だった。
そのイメージとふみの荒っぽい愛撫で、子宮の底のマグマがゆっくりと蠢き出すのがわかった。
そろそろかな…。
肌の湿り具合から、杏里は思った。
小百合に教わった技を、試してみるいい機会かもしれない。
相手がふみと聞かされた時から、ある程度の覚悟はできていた。
だからファスナーを少しだけ下ろして、いつでも全開にできるようにしておいたのだ。
そして、今になると、それは正解だったと思う。
杏里の肌に触れて、ふみがいつまでも正気でいられるはずがなかった。
最初の柔軟体操の頃こそ、璃子の目を気にして手を出してこなかったものの、ふたりひと組で行う屈伸に至ると、もういけなかった。
「行くよぉ」
杏里を背中に乗せると、ふみは杏里の細い両手首を野球のグローブのような手でつかんで、ぐいと限界まで引っ張り上げた。
ふみは身長が180センチ以上あり、胴回りも1メートルを超えているから、肩幅も当然広い。
ただ、小百合と決定的に違うところは、全身がほぼぜい肉でできているところである。
何重にもスライムを重ねたような身体になまじビキニのユニフォームを着けているため、そのおぞましさは半端ではない。
トップとボトムのあいだから、山のような肉が層になってはみ出しているのだ。
そのぶよぶよした背中に、軽々と担ぎ上げられる杏里。
肉の小山の上で杏里の全身が弓なりに反り、ブラが裂けそうになるほど張り詰めた乳房が飛び出した。
「どうだい? 気持ちいいかい?」
どすどすと足を踏み鳴らし、杏里に振動を与えるふみ。
背骨が嫌な音を立てて軋み、衝撃で股間のファスナーが少しずつ開いていく。
「今度は前屈だよお」
逆さ落としのような形で杏里をマットの上に引き落とすと、うずくまった杏里を見下ろして、ふみがにんまり微笑んだ。
杏里に抗議するひまも与えず、上からのしかかってきた。
「ああっ」
まるで分厚い肉布団が背中に落ちてきたようなものだった。
ふみにのしかかられて、杏里の全身がマットに沈んでいく。
「ふあああ、いい匂い」
背後からがっちりと杏里を抱きしめて、ふみがささやいた。
「もう、杏里の匂いは最高だよう。それにこの身体。なんてやわらかいの!」
周囲のメンバーは、それぞれの練習に没頭していて、ふみのやろうとしていることには気づいていない。
それが更にふみを大胆にさせたようだった。
腋の下をくぐって、丸々と太った腕が伸びてきた。
巨大な芋虫のような5本の指が、つけ根から杏里の乳房をつかんできた。
釣り鐘型の形のいい乳が、もみくちゃにされてぐにゃりと歪む。
もう一方の手も同じような動きを見せ、たちまち杏里はブラの上から乳房を揉みしだかれるはめに陥った。
そうしながら、ふみは杏里の首筋を海鼠のような舌でべろべろ舐めている。
「おお、おお、おお、おおっ!」
鼻息が荒くなっていた。
腋臭の匂いとニンニク臭い口臭が入り混じって杏里の鼻孔を突いた。
外からは腹のぜい肉の陰になって、ふみの狼藉ぶりは見えないのだろう。
誰も注意しないのをいいことに、ふみはやりたい放題だった。
両手で千切れるように乳房を弄び、杏里の耳の中にまで舌を挿入してくる始末だ。
が、杏里とて、ただ漫然とやられっ放しでいたわけではなかった。
杏里はさっきからずっと目を閉じている。
脳裏に浮かんでいるのは、今しも化け物に凌辱されようとしている可憐な少女の姿態である。
相手が醜ければ醜いほど、その映像は美しく、そしてまた扇情的だった。
そのイメージとふみの荒っぽい愛撫で、子宮の底のマグマがゆっくりと蠢き出すのがわかった。
そろそろかな…。
肌の湿り具合から、杏里は思った。
小百合に教わった技を、試してみるいい機会かもしれない。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる