77 / 463
第9部 倒錯のイグニス
#76 基礎訓練 応用編⑧
しおりを挟む
小百合は杏里のくびれた腰にしがみつき、訴えかけるように半ば口を開いている。
彼女が何を望んでいるのか。
その答えはすでに歴然としていた。
筋肉の盛り上がった小百合の両肩に手をかけると、杏里は軽く前に押した。
正座したまま、小百合が上体を仰向けに倒していく。
小百合が身体をふたつに折り、後頭部をマットにつけるのを見届けると、杏里は無言でその上にまたがった。
レオタードのクロス部分からはみ出た杏里の秘肉は、水を吸ったスポンジのようにぐっしょり濡れている。
透明な糸を引くその”唇”を、小百合のむき出しの腹に押しつけた。
そのまま、徐々に体を胸のほうへとずらしていく。
杏里が動くと、その後にナメクジが這ったような銀色の筋ができた。
充血した大陰唇が摩擦に反応し、淫汁を滴らせながら小百合の肌を這い進む。
6つに割れた腹筋から岩盤のように発達した胸筋へとたどりつくと、コチコチに尖った小百合の乳首が陰核にぶつかった。
ブラをずらして真っ黒な乳首を露わにすると、杏里はその上に膣口をかぶせ、円を描くように腰を動かした。
肉食貝の外套膜のように小陰唇が開き、そら豆ほどの大きさの乳首にまといつく。
「ああう…い。いい」
歯を食いしばって、小百合がうめく。
淫汁で乳房をべたべたにすると、杏里は軽く腰を持ち上げて、小百合の顔の真上まで移動した。
「先生、これがほしかったんでしょう?」
ねっとりした声で、ささやいた。
がくがくとうなずく小百合。
キスをせがむ幼児よろしく、海鼠のような紫色の唇を突き出している。
慎重に狙いを定め、股の中央に開いた”穴”でそれを包み込むように腰をしずめていく。
唇に触れたとたん、杏里のヴァギナがうねるようにうごめいた。
大陰唇と小陰唇が独立した生き物のように開き、小百合の顔に覆いかぶさった。
大量の淫汁がにじみ出し、見る間に小百合の頬を伝い落ち、耳の穴にまで入っていった。
杏里のヴァギナに口をふさがれ、小百合がくぐもった声でまたうめいた。
巨木のような腰が2度3度と跳ね上がったかと思うと、小百合のビキニパンティの前に黒い染みが広がり始めた。
杏里は腕を伸ばし、小百合の肩をマットに押しつけた。
頭の中で、「1」とカウントする。
「先生、フォールですよ」
小百合は杏里の膣内に舌をつっこんだまま、気絶していた。
白目を剥いたまま、ぴくりとも動かない。
”浄化”しちゃった…。
軽い後悔の念とともに、杏里はゆるゆると腰を上げた。
これで小百合は、一時的な記憶喪失に陥るに違いない。
紅白戦を前に、まずいことをしてしまった、と思う。
学園祭のイベントまでは、タナトスとしての活動は控えようと思っていたのに。
だが、成り行きとはいえ、起こってしまったことはもう仕方なかった。
とりあえず、勝ったのだ。
小百合の教えてくれた方法で。
これが果たして汎用性のあるものなのかどうかは、色々試してみないことにはまだわからない。
それでも、少しだけ希望が見えた気がした。
少なくとも、無様にやられっぱなしで終わることだけは、避けられるかもしれない…。
マットの上に小百合を残し、更衣室代わりの衝立の陰に入った。
と、そこに人影を見出し、杏里はびくんと身体を強張らせた。
着換えコーナーの隅にある木製の丸椅子に、璃子が座っている。
脱色したような銀髪の下から、鋭い三白眼が杏里を見た。
「やっちまったね」
フッと薄く笑って、璃子が言った。
「さっそく、先生を使い物にならなくしやがった」
組んだ足をほどくと、杏里の身体すれすれに立ち上がる。
「そ、そんな…私は、ただ…」
杏里は得体の知れぬ恐怖を覚え、とっさに胸を両手で隠した。
「とぼけたってだめさ。わかったんだよ。笹原、おまえの正体が」
鼻と鼻がくっつくほど顔を寄せてきて、璃子が言った。
「人の精を吸いつくす、現代社会に蘇ったインキュバス。おまえも美里も、そのタナトスってやつなんだろ?」
璃子の息は、強いミントの匂いがした。
彼女が何を望んでいるのか。
その答えはすでに歴然としていた。
筋肉の盛り上がった小百合の両肩に手をかけると、杏里は軽く前に押した。
正座したまま、小百合が上体を仰向けに倒していく。
小百合が身体をふたつに折り、後頭部をマットにつけるのを見届けると、杏里は無言でその上にまたがった。
レオタードのクロス部分からはみ出た杏里の秘肉は、水を吸ったスポンジのようにぐっしょり濡れている。
透明な糸を引くその”唇”を、小百合のむき出しの腹に押しつけた。
そのまま、徐々に体を胸のほうへとずらしていく。
杏里が動くと、その後にナメクジが這ったような銀色の筋ができた。
充血した大陰唇が摩擦に反応し、淫汁を滴らせながら小百合の肌を這い進む。
6つに割れた腹筋から岩盤のように発達した胸筋へとたどりつくと、コチコチに尖った小百合の乳首が陰核にぶつかった。
ブラをずらして真っ黒な乳首を露わにすると、杏里はその上に膣口をかぶせ、円を描くように腰を動かした。
肉食貝の外套膜のように小陰唇が開き、そら豆ほどの大きさの乳首にまといつく。
「ああう…い。いい」
歯を食いしばって、小百合がうめく。
淫汁で乳房をべたべたにすると、杏里は軽く腰を持ち上げて、小百合の顔の真上まで移動した。
「先生、これがほしかったんでしょう?」
ねっとりした声で、ささやいた。
がくがくとうなずく小百合。
キスをせがむ幼児よろしく、海鼠のような紫色の唇を突き出している。
慎重に狙いを定め、股の中央に開いた”穴”でそれを包み込むように腰をしずめていく。
唇に触れたとたん、杏里のヴァギナがうねるようにうごめいた。
大陰唇と小陰唇が独立した生き物のように開き、小百合の顔に覆いかぶさった。
大量の淫汁がにじみ出し、見る間に小百合の頬を伝い落ち、耳の穴にまで入っていった。
杏里のヴァギナに口をふさがれ、小百合がくぐもった声でまたうめいた。
巨木のような腰が2度3度と跳ね上がったかと思うと、小百合のビキニパンティの前に黒い染みが広がり始めた。
杏里は腕を伸ばし、小百合の肩をマットに押しつけた。
頭の中で、「1」とカウントする。
「先生、フォールですよ」
小百合は杏里の膣内に舌をつっこんだまま、気絶していた。
白目を剥いたまま、ぴくりとも動かない。
”浄化”しちゃった…。
軽い後悔の念とともに、杏里はゆるゆると腰を上げた。
これで小百合は、一時的な記憶喪失に陥るに違いない。
紅白戦を前に、まずいことをしてしまった、と思う。
学園祭のイベントまでは、タナトスとしての活動は控えようと思っていたのに。
だが、成り行きとはいえ、起こってしまったことはもう仕方なかった。
とりあえず、勝ったのだ。
小百合の教えてくれた方法で。
これが果たして汎用性のあるものなのかどうかは、色々試してみないことにはまだわからない。
それでも、少しだけ希望が見えた気がした。
少なくとも、無様にやられっぱなしで終わることだけは、避けられるかもしれない…。
マットの上に小百合を残し、更衣室代わりの衝立の陰に入った。
と、そこに人影を見出し、杏里はびくんと身体を強張らせた。
着換えコーナーの隅にある木製の丸椅子に、璃子が座っている。
脱色したような銀髪の下から、鋭い三白眼が杏里を見た。
「やっちまったね」
フッと薄く笑って、璃子が言った。
「さっそく、先生を使い物にならなくしやがった」
組んだ足をほどくと、杏里の身体すれすれに立ち上がる。
「そ、そんな…私は、ただ…」
杏里は得体の知れぬ恐怖を覚え、とっさに胸を両手で隠した。
「とぼけたってだめさ。わかったんだよ。笹原、おまえの正体が」
鼻と鼻がくっつくほど顔を寄せてきて、璃子が言った。
「人の精を吸いつくす、現代社会に蘇ったインキュバス。おまえも美里も、そのタナトスってやつなんだろ?」
璃子の息は、強いミントの匂いがした。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる