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第9部 倒錯のイグニス
#42 基礎訓練⑪
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「勘違いするな。これは性的行為なんかじゃない。指導だからね」
杏里のブラジャーを外しながら、小百合の口真似をして、咲良が言った。
ぷっと吹き出す麻衣と璃子。
「そうそう。指導だよね。不良部員へのしつけっていうか」
フロントのホックを外され、こぼれ出る美乳。
「でかい乳してんな」
咲良の声に驚きの響きがこもった。
「先生、レズっけあるから、こういうのに弱いんだろうな」
「こいつ、ほんと、生まれながらの娼婦って感じだよね」
「ちょっと、立たせてみろ」
「OK」
背後の麻衣が杏里の腋に手を差し込み、身体ごとぐいと引き上げる。
咲良の手が伸び、杏里の乳房をつかむと、力任せにひねり上げた。
璃子が脇に寄り、横から便座を持ち上げる。
男性が小用を足す時のように便座を立たせると、
「準備完了。さ、もう一回座らせな」
咲良に向かって、命令口調で言う。
「は、それいいね。名案じゃん」
乳房を放した咲良に肩を押され、便器に座り込む杏里。
尻が便器にすっぽりとはまり込み、陶器のひんやりとした感触に思わず悲鳴を上げそうになる。
いつでも手に取れるように、璃子が壁に立てかけておいたモップを、咲良が握り、腰の高さに持ち上げた。
「はん、何だよ、その情けないカッコ。ほらあ、もっと、股開くんだよ」
モップの先でスカートをめくりあげられ、白いパンティが丸見えになる。
後ろから麻衣が両肩をつかみ、杏里を更に便器の中に押し込もうとする。
下半身がずり下がり、杏里は股間を斜め上にさらけ出した格好になっている。
「こうしてやる」
咲良がモップを持ち替え、柄の先で杏里のパンティの中心を突いた。
その時には、杏里はすでに目を閉じてしまっていた。
恐怖からではない。
脳裏に、自身の幻像を思い描くためだった。
狭いトイレの個室の中。
制服をはだけられ、裸の胸をさらけ出した美少女が、便器に押し込められ、股を開いている。
その大事な部分に突き立った、凶器のようなモップの柄。
モップで少女を蹂躙しようとしているのは、相撲取りのような大女である。
そして、その様子を食い入るように見つめる、二対の目。
その倒錯した構図が、杏里の嗜虐心をくすぐった。
ああ…杏里…。あなたって、なんて、淫ら…。
身体中の毛穴という毛穴から、透明な液が染み出してくる。
蜜壺のなかに同種の液体が沸き上がり、パンティに染みをつくるのがわかった。
「ああ…ん」
杏里は悶えるように、身体をくねらせた。
「な、なんだ、こいつ?」
咲良の声が裏返る。
「変な声、出しやがって」
モップの柄に力がこもった。
パンティの隙間を探り当てると、中にもぐりこんできた。
硬いプラスチック製の棒が、割れ目に突き刺さる。
杏里は腰を浮かすと、それを自らくわえ込んだ。
「あんっ」
激烈な快感に、つい甘い声を漏らしてしまう。
「待ちな、咲良」
止めに入ったのは。璃子だった。
「これ以上はやばい。こいつのペースに巻き込まれたら、あたいらみんな、校則違反になっちまう」
「信じられない」
咲良がモップから手を放し、ドアに背中をつけた。
目をまじまじと見開いている。
「なんでこいつ、いじめられてるのに、悦んでるの?」
「たぶん」
咲良と麻衣を個室から追い出しながら、璃子が言った。
「この女は、美里の同類なんだよ。逆のタイプに見えるけど、根は同じなんだ。インキュバスって知ってるか? 人間の夢に現れて、精気を吸い取る淫魔だよ。笹原は、美里と同じ、その淫魔みたいなものなのさ」
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杏里のブラジャーを外しながら、小百合の口真似をして、咲良が言った。
ぷっと吹き出す麻衣と璃子。
「そうそう。指導だよね。不良部員へのしつけっていうか」
フロントのホックを外され、こぼれ出る美乳。
「でかい乳してんな」
咲良の声に驚きの響きがこもった。
「先生、レズっけあるから、こういうのに弱いんだろうな」
「こいつ、ほんと、生まれながらの娼婦って感じだよね」
「ちょっと、立たせてみろ」
「OK」
背後の麻衣が杏里の腋に手を差し込み、身体ごとぐいと引き上げる。
咲良の手が伸び、杏里の乳房をつかむと、力任せにひねり上げた。
璃子が脇に寄り、横から便座を持ち上げる。
男性が小用を足す時のように便座を立たせると、
「準備完了。さ、もう一回座らせな」
咲良に向かって、命令口調で言う。
「は、それいいね。名案じゃん」
乳房を放した咲良に肩を押され、便器に座り込む杏里。
尻が便器にすっぽりとはまり込み、陶器のひんやりとした感触に思わず悲鳴を上げそうになる。
いつでも手に取れるように、璃子が壁に立てかけておいたモップを、咲良が握り、腰の高さに持ち上げた。
「はん、何だよ、その情けないカッコ。ほらあ、もっと、股開くんだよ」
モップの先でスカートをめくりあげられ、白いパンティが丸見えになる。
後ろから麻衣が両肩をつかみ、杏里を更に便器の中に押し込もうとする。
下半身がずり下がり、杏里は股間を斜め上にさらけ出した格好になっている。
「こうしてやる」
咲良がモップを持ち替え、柄の先で杏里のパンティの中心を突いた。
その時には、杏里はすでに目を閉じてしまっていた。
恐怖からではない。
脳裏に、自身の幻像を思い描くためだった。
狭いトイレの個室の中。
制服をはだけられ、裸の胸をさらけ出した美少女が、便器に押し込められ、股を開いている。
その大事な部分に突き立った、凶器のようなモップの柄。
モップで少女を蹂躙しようとしているのは、相撲取りのような大女である。
そして、その様子を食い入るように見つめる、二対の目。
その倒錯した構図が、杏里の嗜虐心をくすぐった。
ああ…杏里…。あなたって、なんて、淫ら…。
身体中の毛穴という毛穴から、透明な液が染み出してくる。
蜜壺のなかに同種の液体が沸き上がり、パンティに染みをつくるのがわかった。
「ああ…ん」
杏里は悶えるように、身体をくねらせた。
「な、なんだ、こいつ?」
咲良の声が裏返る。
「変な声、出しやがって」
モップの柄に力がこもった。
パンティの隙間を探り当てると、中にもぐりこんできた。
硬いプラスチック製の棒が、割れ目に突き刺さる。
杏里は腰を浮かすと、それを自らくわえ込んだ。
「あんっ」
激烈な快感に、つい甘い声を漏らしてしまう。
「待ちな、咲良」
止めに入ったのは。璃子だった。
「これ以上はやばい。こいつのペースに巻き込まれたら、あたいらみんな、校則違反になっちまう」
「信じられない」
咲良がモップから手を放し、ドアに背中をつけた。
目をまじまじと見開いている。
「なんでこいつ、いじめられてるのに、悦んでるの?」
「たぶん」
咲良と麻衣を個室から追い出しながら、璃子が言った。
「この女は、美里の同類なんだよ。逆のタイプに見えるけど、根は同じなんだ。インキュバスって知ってるか? 人間の夢に現れて、精気を吸い取る淫魔だよ。笹原は、美里と同じ、その淫魔みたいなものなのさ」
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