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第4話 転生! 凌辱学園

#129 子宮セックス、再び⑫

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「そんな、ひどい…」

 杏里は言葉を失った。

 元居た世界でも、紗彩の夫には会ったことがない。

 確か、ベンチャー企業から急成長したITだかバイオテクノロジーだかの会社の社長だと聞いている。

 でも、同居する姪に手を付けるだなんて、たとえ血は繋がっていないにしろ、人間としてどうなのだろうと思わずにはいられない。

「ごめんなさい…」

 快感に身を震わせる美衣の目尻には、涙のしずくが光っている。

 見るに耐えられなくなって、杏里は紗彩のほうに目をやった。

「いつからなの?」

 まなじりを吊り上げて、鋭い口調で紗彩がたずねた。

 怒っているのだろう。

 頬が紅潮し、顔つきがいつにも増してシャープになっている。

「最初は…中学2年生の時…。初めはキスとか、タッチだけだったのが、そのうちだんだんエスカレートして…」

「つまり、このプレイルーム、私がいない時は、あなたとパパが使ってたっていうわけね?」

「ごめんなさい…。中学生の頃は、ずっと、いやでいやでたまらなかった…。でも…」

「でも…」

「高校生になって、この部屋を使うようになってから…裸で吊るされたり、色々な器具を体の中に入れられてるうちに、少しずつ…」

「そうか」

 紗彩が深いため息をついた。

「哀れな子ね…。普通なら、男性恐怖症やセックス恐怖症になってるところなのに、彼のたび重なる性的虐待に慣れ切って、度を越した快楽をこの肉体が覚え込んでしまったと、そういうわけなのね」

 怒りのせいか、紗彩の手に力がこもったようだった。

 手のひらで握りつぶされた美衣の小ぶりな乳房が、紗彩の指と指の合間から白い肉をこぼれ出させている。

「ああ。おばさま…とっても、いい…」

 苦痛に叫び出すかと思いきや、美衣は逆にひどく気持ちよさそうだ。

 マゾヒストの気があるのか、痛いくらいの愛撫のほうが感じるらしい。

「重症だわ」

 トキトキに尖った乳首を血がにじむほどきつくつねり上げ、紗彩が顏を上げて杏里を見た。

「こうなったら笹原先生、荒療治だけど、本格的なフィストファックで、この子の身体からあの人の痕跡を拭い去るしかないわ」

「本格的な、フィストファック…?」

 杏里はきりりと食いしばった紗彩の美しい口元を見つめた。

 この人、本当に美衣のためを思って、言っているのだろうか。

 あるいは、単なる嫉妬から?

「あなたも聞いたでしょ。この子は吊るされたいの。吊るされて、思い切り開いたあそこに手首が埋まるくらいまで、こぶしを挿入してほしいのよ。それでもだめなら、あなたの言っていた”あれ”を試してもいい。そう、”子宮セックス”を」

「本当ですか?」

 杏里は身を乗り出した。

 美衣を交えての、紗彩、杏里の3人の3P子宮プレイ。

 それなら限りなくあの時と近い状況だ。

 しかも、向こうの世界のみいには子宮がなかったけど、こっちの世界の美衣にはちゃんとそれが備わっている。

 ということは、あの時以上の快感を得られる可能性があるということだ。

 これで、帰れる…。

 杏里は確信した。

 こんな状況だというのに、うれしさがこみあげてきて、身体が震えるほどだった。

 ここで子宮セックスさえ行えば、そしてあの異次元の快感を得られれば、私は帰れるのだ。

 私の知ってるみいの住む世界。

 私が等身大の女子高生でいられるあの世界に…。

「わかりました」

 元気よく、杏里は言った。

「やってみましょう、紗彩さん。子宮セックスの素晴らしさ、私が必ずおふたりにお教えしますから」





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