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第4話 転生! 凌辱学園
#77 傷心のエロ女教師①
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どうやって下宿に帰ったのか、ほとんど覚えていない。
旅行の疲れとショックで眠ってしまったらしく、気がつくと、セーラー服のままベッドで朝を迎えていた。
のろのろと身を起こす。
視界に映るのは、見慣れたワンルームマンションの一室である。
カーテンを閉め忘れた窓の向こうには墓地が広がり、明るい晩春の空の下でひっそりと静まり返っている。
何を考えるのも億劫だった。
美衣に嫌われてしまったのだ。
美衣に嫌われてしまっては、たとえ彼女を諦めたとしても、杏里は元の世界に帰れない。
異世界転移の条件が、美衣と紗彩との3P子宮セックスの可能性が高いからである。
ジレンマだった。
これほど難度の高いジレンマは初めてだ。
落ち込むな、というのが無理な話だった。
機械的に歯を磨いて用を足し、化粧を調える。
クローゼットを開けると、案の定、露出度の高い服しかかかっていなかった。
その中でも比較的大人しめのブラウスとスカートに着替え、冷蔵庫の中にあったヨーグルトを食べた。
どうやら社会人杏里は律儀な性格らしく、こんなに心が塞いでいるのに、出勤はやめようとしないらしかった。
はあ。
ため息をつきつき、地下鉄の駅まで歩き、折よくやってきた満員の電車に乗った。
杏里が身につけているのは、胸元に派手なフリルのついた白いブラウスと、フレア気味の水色のマイクロミニである。
スカート丈が極端に短いので、パンティストッキングに包まれた艶めかしい脚が、つけ根近くまで丸出しだ。
だから、さっそく痴漢に襲われた。
後ろのサラリーマンが、杏里のスカートをたくし上げ、膨らんだズボンの前を尻に押しつけてきたのだ。
これ以上服を汚されるのはごめんだった。
杏里は後ろ手にズボンの膨らみを握ると、相手の行為がエスカレートする前に積極的に指でしごき始めた。
うぐ。
耳元でヤニ臭い息を吐き、見知らぬ男が喘ぐ。
手の中でペニスが限界まで勃起したのを確かめて、チャックを下げ、外に引っ張り出す。
床に向けてねじると、最後のひとしごきを加えてやった。
くちゅ。
小さな音を立て、体液が男の革靴に飛び散った。
ちょうど列車はホームに滑り込むところである。
床に崩れ落ちた男を放置して、ホームに降り立った。
エスカレーターに乗ろうとすると、スマホを手にした中学生がついてきた。
それもひとりではない。
四方八方から、目を光らせた制服姿の少年たちがスマホ片手に杏里を目指して集まってくる。
まるで複数の追尾ミサイルに尾けられているような気分だった。
全員、うしろから杏里のスカートの中を盗撮するつもりなのだろう。
元の世界の女子高生杏里も、よく痴漢や盗撮魔に狙われたものである。
何か、男を引き寄せるフェロモンが身体じゅうから出ているようなのだ。
が、この世界の大人杏里の発散するフェロモンは、それをはるかに上回る威力である。
自分でも呆れるほどの吸引力だった。
仕方なく、バッグで尻を押さえ、エスカレーターの右側を小走りに駆けあがる。
ヒールの高い靴のせいで、それだけで息が切れてしまった。
生徒たちの好奇の視線にさらされながら、高校の正門をくぐる。
若い女の教師は杏里しかいないので、否が応でも目立ってしまう。
階段で盗撮されないよう、生徒の群れを追い越して、職員室に飛び込んだ。
「どうしたの?」
那智がすでに来ていて、転がるように入ってきた杏里を見て太い眉を吊り上げた。
「顔色悪いよ? 何かあったのかい?」
すり寄ってくると、杏里の肘をつかむ。
その拍子に腕が乳房に触れたが、那智はそれをどけようとしない。
味わうように乳首のあたりを押してくる。
「い、いえ、何でもありません」
かぶりを振ると、熱っぽい口調で那智が耳元にささやいてきた。
「嘘おっしゃい。悩み事があるって顔に描いてある。後で生活指導部においで。じっくり話を聞いてあげるから」
旅行の疲れとショックで眠ってしまったらしく、気がつくと、セーラー服のままベッドで朝を迎えていた。
のろのろと身を起こす。
視界に映るのは、見慣れたワンルームマンションの一室である。
カーテンを閉め忘れた窓の向こうには墓地が広がり、明るい晩春の空の下でひっそりと静まり返っている。
何を考えるのも億劫だった。
美衣に嫌われてしまったのだ。
美衣に嫌われてしまっては、たとえ彼女を諦めたとしても、杏里は元の世界に帰れない。
異世界転移の条件が、美衣と紗彩との3P子宮セックスの可能性が高いからである。
ジレンマだった。
これほど難度の高いジレンマは初めてだ。
落ち込むな、というのが無理な話だった。
機械的に歯を磨いて用を足し、化粧を調える。
クローゼットを開けると、案の定、露出度の高い服しかかかっていなかった。
その中でも比較的大人しめのブラウスとスカートに着替え、冷蔵庫の中にあったヨーグルトを食べた。
どうやら社会人杏里は律儀な性格らしく、こんなに心が塞いでいるのに、出勤はやめようとしないらしかった。
はあ。
ため息をつきつき、地下鉄の駅まで歩き、折よくやってきた満員の電車に乗った。
杏里が身につけているのは、胸元に派手なフリルのついた白いブラウスと、フレア気味の水色のマイクロミニである。
スカート丈が極端に短いので、パンティストッキングに包まれた艶めかしい脚が、つけ根近くまで丸出しだ。
だから、さっそく痴漢に襲われた。
後ろのサラリーマンが、杏里のスカートをたくし上げ、膨らんだズボンの前を尻に押しつけてきたのだ。
これ以上服を汚されるのはごめんだった。
杏里は後ろ手にズボンの膨らみを握ると、相手の行為がエスカレートする前に積極的に指でしごき始めた。
うぐ。
耳元でヤニ臭い息を吐き、見知らぬ男が喘ぐ。
手の中でペニスが限界まで勃起したのを確かめて、チャックを下げ、外に引っ張り出す。
床に向けてねじると、最後のひとしごきを加えてやった。
くちゅ。
小さな音を立て、体液が男の革靴に飛び散った。
ちょうど列車はホームに滑り込むところである。
床に崩れ落ちた男を放置して、ホームに降り立った。
エスカレーターに乗ろうとすると、スマホを手にした中学生がついてきた。
それもひとりではない。
四方八方から、目を光らせた制服姿の少年たちがスマホ片手に杏里を目指して集まってくる。
まるで複数の追尾ミサイルに尾けられているような気分だった。
全員、うしろから杏里のスカートの中を盗撮するつもりなのだろう。
元の世界の女子高生杏里も、よく痴漢や盗撮魔に狙われたものである。
何か、男を引き寄せるフェロモンが身体じゅうから出ているようなのだ。
が、この世界の大人杏里の発散するフェロモンは、それをはるかに上回る威力である。
自分でも呆れるほどの吸引力だった。
仕方なく、バッグで尻を押さえ、エスカレーターの右側を小走りに駆けあがる。
ヒールの高い靴のせいで、それだけで息が切れてしまった。
生徒たちの好奇の視線にさらされながら、高校の正門をくぐる。
若い女の教師は杏里しかいないので、否が応でも目立ってしまう。
階段で盗撮されないよう、生徒の群れを追い越して、職員室に飛び込んだ。
「どうしたの?」
那智がすでに来ていて、転がるように入ってきた杏里を見て太い眉を吊り上げた。
「顔色悪いよ? 何かあったのかい?」
すり寄ってくると、杏里の肘をつかむ。
その拍子に腕が乳房に触れたが、那智はそれをどけようとしない。
味わうように乳首のあたりを押してくる。
「い、いえ、何でもありません」
かぶりを振ると、熱っぽい口調で那智が耳元にささやいてきた。
「嘘おっしゃい。悩み事があるって顔に描いてある。後で生活指導部においで。じっくり話を聞いてあげるから」
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