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第4話 転生! 凌辱学園
#76 新たな道へ⑤
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「何するんですか!」
美衣が、スカーフを握った杏里の手を跳ねのけた。
同時に、杏里も気づいていた。
「あれ?」
首輪がない。
スカーフの下から現れた白い喉を見て、ぽかんと口を開けた。
ペットロイドのトレードマークである、あの赤い首輪を美衣はしていないのだ。
「美衣ちゃん、あなた…」
恐ろしい想像が脳裏をよぎる。
ううん、そんなことない。
もう少し、試してみなきゃ。
「私を見て」
杏里は卓袱台の上に這い上がると、M字開脚の姿勢を取った。
美衣に向けて脚を開くと、ただでさえ短いスカートが腰の近くまでずり上がる。
買ったばかりのパンティは、シンプルな白だが、生地が薄いビキニタイプである。
むっちりした太腿の間にのぞくその部分は、恥丘のふくらみまで正確にトレースしているはずだ。
「ど、どうしたんですか? またそんなことして?」
美衣は後ろに手をつき、じりじりと後じさる。
「これを見ても、何も感じない? あなたがペットロイドなら、この体に奉仕したくなるはずよ」
思い切ってセーラー服を脱ぎ捨てると、杏里はブラの肩紐をずらし、たわわな右の乳房をこぼれさせた。
「や、やめてください…」
美衣の顔には、信じられないといった表情が浮かんでいる。
「だいたい、ペットロイドって、なんなんですか? ちょっと話が見えないんですけど…」
「白を切るのもいい加減にして。ペットロイドってのは、主人の性的嗜好を満足させるために作られた、AI搭載のバイオニック・ラブドール。みいはそのなかでも、特に最新型のスグレモノだったのよ」
「性的嗜好…ラブドール…?」
美衣の顔が真っ青になった。
「杏里さん、私をそんな目で見てたんですか!」
「え?」
美衣の剣幕に、杏里は思わず膝を閉じ、乳房を腕で隠した。
「面白いし、魅力的な人だと思ったからついてきたけど、いきなりそんなひどいこと、言うなんて」
美衣は失望と怒りのあまり、涙ぐんでいるようだ。
「私はあなたの知ってる”みいちゃん”じゃないんです。もちろん、ペットロイドでもありません。もう、この変態! 痴女! 私、帰ります!」
杏里は泡を食った。
ひょっとして、と思う。
私、致命的な失敗を…?
「ちょ、ちょっと…」
杏里の制止も聞かず、足音荒く部屋を出ていく美衣。
杏里は卓袱台の上で横座りになり、がっくりと肩を落とした。
やっぱり…。
美衣は、みいと違い、人間なのだ。
ペットロイドでは、なかったのだ。
ごくふつうの女子高生である美衣を、杏里は手ひどく傷つけてしまったのである。
どうしよう。
美衣に嫌われてしまったら、私にはもう、この世界で生き甲斐と呼べるものがなにもない。
こうなると、残った道はただひとつ。
なんとか、異世界転移の手段を見つけて、元の世界に帰ること。
でも、いったいどうやったらいいんだろう…?
ネット小説や、アニメでは、確か…。
原則としては、来た時と同じ状況に身を置けばいいはずだけど…。
そこまで考えて、突然杏里は絶望的な気分に陥った。
もしその理屈が正しいのなら…。
紗彩とみいとの3P子宮セックス。
それを実現しないと、私は元の世界に帰れない…。
ふと、そのことに気づいたからだった。
美衣が、スカーフを握った杏里の手を跳ねのけた。
同時に、杏里も気づいていた。
「あれ?」
首輪がない。
スカーフの下から現れた白い喉を見て、ぽかんと口を開けた。
ペットロイドのトレードマークである、あの赤い首輪を美衣はしていないのだ。
「美衣ちゃん、あなた…」
恐ろしい想像が脳裏をよぎる。
ううん、そんなことない。
もう少し、試してみなきゃ。
「私を見て」
杏里は卓袱台の上に這い上がると、M字開脚の姿勢を取った。
美衣に向けて脚を開くと、ただでさえ短いスカートが腰の近くまでずり上がる。
買ったばかりのパンティは、シンプルな白だが、生地が薄いビキニタイプである。
むっちりした太腿の間にのぞくその部分は、恥丘のふくらみまで正確にトレースしているはずだ。
「ど、どうしたんですか? またそんなことして?」
美衣は後ろに手をつき、じりじりと後じさる。
「これを見ても、何も感じない? あなたがペットロイドなら、この体に奉仕したくなるはずよ」
思い切ってセーラー服を脱ぎ捨てると、杏里はブラの肩紐をずらし、たわわな右の乳房をこぼれさせた。
「や、やめてください…」
美衣の顔には、信じられないといった表情が浮かんでいる。
「だいたい、ペットロイドって、なんなんですか? ちょっと話が見えないんですけど…」
「白を切るのもいい加減にして。ペットロイドってのは、主人の性的嗜好を満足させるために作られた、AI搭載のバイオニック・ラブドール。みいはそのなかでも、特に最新型のスグレモノだったのよ」
「性的嗜好…ラブドール…?」
美衣の顔が真っ青になった。
「杏里さん、私をそんな目で見てたんですか!」
「え?」
美衣の剣幕に、杏里は思わず膝を閉じ、乳房を腕で隠した。
「面白いし、魅力的な人だと思ったからついてきたけど、いきなりそんなひどいこと、言うなんて」
美衣は失望と怒りのあまり、涙ぐんでいるようだ。
「私はあなたの知ってる”みいちゃん”じゃないんです。もちろん、ペットロイドでもありません。もう、この変態! 痴女! 私、帰ります!」
杏里は泡を食った。
ひょっとして、と思う。
私、致命的な失敗を…?
「ちょ、ちょっと…」
杏里の制止も聞かず、足音荒く部屋を出ていく美衣。
杏里は卓袱台の上で横座りになり、がっくりと肩を落とした。
やっぱり…。
美衣は、みいと違い、人間なのだ。
ペットロイドでは、なかったのだ。
ごくふつうの女子高生である美衣を、杏里は手ひどく傷つけてしまったのである。
どうしよう。
美衣に嫌われてしまったら、私にはもう、この世界で生き甲斐と呼べるものがなにもない。
こうなると、残った道はただひとつ。
なんとか、異世界転移の手段を見つけて、元の世界に帰ること。
でも、いったいどうやったらいいんだろう…?
ネット小説や、アニメでは、確か…。
原則としては、来た時と同じ状況に身を置けばいいはずだけど…。
そこまで考えて、突然杏里は絶望的な気分に陥った。
もしその理屈が正しいのなら…。
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ふと、そのことに気づいたからだった。
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