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第4話 転生! 凌辱学園
#73 新たな道へ②
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それにしても、どう説明したらいいのだろう?
地下鉄の駅への道を、美衣と肩を並べて歩きながら、杏里は頭を悩ませた。
適当な嘘をでっちあげるにしても、うまいストーリーが浮かんでこない。
美衣にそっくりな娘と以前恋人同士で、その子を探している時に、美衣に会って取り乱した?
でも、それだと、杏里が美衣の家の所在地や紗彩のことを知っていることの説明がつかない。
そんなこと口にしなければよかったのだが、今更後悔しても、もう遅かった。
このままでは、杏里は単なるストーカーということになりかねないのだ。
となれば、事実をそのまま話すしかないのだが、自分がつい一昨日まで高校生だったと告白したところでとても信じてもらえるとは思えない。
ましてや、意識だけ別の世界に転生して、大人の自分の身体の中に入ってしまったらしいなどという話は、尚更混乱を招くに違いない。
あーん、どうしよう。
お手上げ状態で空を仰いだ時、大通りの向こうに見覚えのあるロゴが見えてきた。
「あ、こんなところにもイオンがあるんだね」
「ええ。この春オープンした、新規のお店です」
「あの、ちょっとつきあってもらっていいかな」
ふと思いつき、杏里は言った。
「イオンにですか? 別に、私はかまいませんけど」
急に何を言いだすのか、という表情で美衣が杏里を見た。
「できれば下着だけでも買いたいの。この服の下、ほら、体操着とブルマだから」
下心というほどではなかったが、杏里にはある予感が芽生えていた。
美衣とふたりきりになったら、きっといつもの展開が待っている。
たとえこの世界の美衣が、杏里の知っているみいとは別人だとしても。
その時体操着とブルマでは、ムードがぶち壊しではないか。
そう思ったのだ。
「それはそうですけど…。そもそも杏里さん、どうしてそんな格好してるんですか? どう見ても、中学生には見えないのに」
セーラー服を押し上げる杏里の巨乳をまぶしげに横目で見て、美衣が訊く。
「えっと、職場で新入社員歓迎旅行みたいなのがあってね、そこで服と下着、汚しちゃって、着替えようと実家に寄ってみたら、これしか残ってなくって…」
しどろもどろになる杏里。
服と下着を汚す新入社員歓迎旅行など、普通はあり得ない。
いったい何をしてきたのかと問われると、それこそ答えようがなかった。
「杏里さんって、職業、何なんですか? 一般企業のOLにはあんまり見えないなあ。芸能関係のお仕事とか?」
つまりはグラドル、あるいは下着専門のモデルあたりではないかと美衣は言いたいのだろう。
「うーん、どうせいつかはバレることだから、白状するとね」
杏里は美衣の耳元に口を寄せ、声を低めてささやいた。
「これでも、なぜか高校の教師なんだ。恥ずかしながら、きのう、清流院高校に赴任してきたばかりなの」
「はあ?」
とたんに、美衣の目が点になった。
「杏里さん、その格好で、高校の先生なんですか?」
地下鉄の駅への道を、美衣と肩を並べて歩きながら、杏里は頭を悩ませた。
適当な嘘をでっちあげるにしても、うまいストーリーが浮かんでこない。
美衣にそっくりな娘と以前恋人同士で、その子を探している時に、美衣に会って取り乱した?
でも、それだと、杏里が美衣の家の所在地や紗彩のことを知っていることの説明がつかない。
そんなこと口にしなければよかったのだが、今更後悔しても、もう遅かった。
このままでは、杏里は単なるストーカーということになりかねないのだ。
となれば、事実をそのまま話すしかないのだが、自分がつい一昨日まで高校生だったと告白したところでとても信じてもらえるとは思えない。
ましてや、意識だけ別の世界に転生して、大人の自分の身体の中に入ってしまったらしいなどという話は、尚更混乱を招くに違いない。
あーん、どうしよう。
お手上げ状態で空を仰いだ時、大通りの向こうに見覚えのあるロゴが見えてきた。
「あ、こんなところにもイオンがあるんだね」
「ええ。この春オープンした、新規のお店です」
「あの、ちょっとつきあってもらっていいかな」
ふと思いつき、杏里は言った。
「イオンにですか? 別に、私はかまいませんけど」
急に何を言いだすのか、という表情で美衣が杏里を見た。
「できれば下着だけでも買いたいの。この服の下、ほら、体操着とブルマだから」
下心というほどではなかったが、杏里にはある予感が芽生えていた。
美衣とふたりきりになったら、きっといつもの展開が待っている。
たとえこの世界の美衣が、杏里の知っているみいとは別人だとしても。
その時体操着とブルマでは、ムードがぶち壊しではないか。
そう思ったのだ。
「それはそうですけど…。そもそも杏里さん、どうしてそんな格好してるんですか? どう見ても、中学生には見えないのに」
セーラー服を押し上げる杏里の巨乳をまぶしげに横目で見て、美衣が訊く。
「えっと、職場で新入社員歓迎旅行みたいなのがあってね、そこで服と下着、汚しちゃって、着替えようと実家に寄ってみたら、これしか残ってなくって…」
しどろもどろになる杏里。
服と下着を汚す新入社員歓迎旅行など、普通はあり得ない。
いったい何をしてきたのかと問われると、それこそ答えようがなかった。
「杏里さんって、職業、何なんですか? 一般企業のOLにはあんまり見えないなあ。芸能関係のお仕事とか?」
つまりはグラドル、あるいは下着専門のモデルあたりではないかと美衣は言いたいのだろう。
「うーん、どうせいつかはバレることだから、白状するとね」
杏里は美衣の耳元に口を寄せ、声を低めてささやいた。
「これでも、なぜか高校の教師なんだ。恥ずかしながら、きのう、清流院高校に赴任してきたばかりなの」
「はあ?」
とたんに、美衣の目が点になった。
「杏里さん、その格好で、高校の先生なんですか?」
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