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第4話 転生! 凌辱学園
#69 悲しき再会②
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スマホで調べてみると、美衣の通う百合丘女子学院は、清流院高校同様、市の中心部に位置していた。
杏里の下宿から清流院高校へと向かう地下鉄の、2駅先の街である。
方角的に、墓地の近くにある自分の下宿に寄って着替えてもよかったが、みいの嗜好を思い出し、杏里はこのままでいくことにした。
みいは元来、主である人間の性的欲求を満たすために生み出されたペットロイドなのだ。
だから、元の世界でも、杏里がセクシーな格好をすると喜んだ。
もしかしたら、こちらの世界でもそうかもしれないと思ったのである。
幸いなことに市バスは空いていて、杏里のぱつんぱつんのセーラー服と常時下着の見えるスカートも、さほど物議を醸しださずに済んだ。
朝夕のラッシュ時なら確実に痴漢の餌食になるところだろうが、正午近いこの時間帯は、買い物に出向く主婦や老婆しか乗っていなかったのだ。
杏里の実家が田舎にあるせいで、目的地に着いた頃には午後1時を過ぎていた。
が、それでも学校が終わるには早すぎる。
しばらく時間を潰すことにして、杏里は学校の正門から少し離れた所にある小さな喫茶店に足を向けた。
喫茶店は、通りの側の壁が硝子張りになっている。
ここなら、生徒が出てきたらすぐにわかるだろう。
そう思ったのだ。
暇そうにカウンターで競馬新聞を読んでいたマスターが、チャリンと鈴を鳴らして入ってきた杏里を見るなり、ぎょっとしたような表情を浮かべた。
明らかに大人の女とわかる肢体の杏里が、アイドルみたいなセーラー服を着ているのに仰天したらしい。
窓側の席について脚を組む。
少しでも脚を組み替えたらパンティが見えてしまうぎりぎりのポーズである。
セーラー服の胸元は、巨乳につかえてファスナーが上がり切らないので、半分開いたままだ。
だから胸元からは、体操着に締めつけられた毬のような乳房とその頂のポッチが丸見えだった。
「いらっしゃい。お客さん、見かけない顔だね」
注文を取りに来たマスターが、杏里の胸元と太腿をちらちら盗み見しながら話しかけてきた。
「素敵なファッション・センスだけど、グラドルの人か何かかい?」
「いえ、そういうわけでは…」
よほど、「こう見えても教師です」と啖呵を切ってやりたかったが、学校の名を汚す気がしてやめておいた。
「あの、ちょっといいですか?」
ホットコーヒーを頼むついでに、こちらから訊いてみる。
「そこに見える高校ですけど、何時に授業が終わるかわかりますか?」
「百合丘さんかい? あそこは今テスト期間中だから、そろそろ終わる頃だと思うよ。きのうも、うちに寄って昼から閉店までテスト勉強していく生徒さんが、何人かいたもんだ。家に帰ると勉強できないって言ってね」
うそ!
マスターの言葉に、杏里の心臓が跳ね上がった。
ラッキーとしかいいようがない。
2、3時間は待つつもりでいたのに、もうすぐみいに会えるのだ。
「じゃ、ここはあの学校の生徒たちのお気に入りのお店なんですね」
息せき切って言うと、
「いやあ、お気に入りというほどでも…」
マスターが、満更でもない様子で、ごま塩頭をかいた。
「ま、毎日寄ってくれる生徒さんが何人かいることは確かだけどね。うちで夕食を済ませていく子もいたりして」
「その中に、広田美衣ちゃんって子、いませんか?」
「広田? うーん、名前を言われてもなあ。どんな感じの娘さんだい?」
杏里はみいの印象を、できるだけ詳しく伝えた。
ツインテールで、童顔。
アニメキャラみたいにぱっちりした目。
体型は、小柄でスリム。
だが、少女期特有の清純さとエロティシズムが融合したような ひどく蠱惑的な身体つきをしている。
「ああ、あの子かな。常連じゃないけど、友だちと一緒にたまにパンケーキを食べにくる、今はやりのバーチャル・アイドルみたいな可愛い子ちゃんがひとり、いることはいるんだけど」
「きっとその子です!」
杏里は手を叩いて喜びをあらわにした。
友だちと一緒だなんて…。
この世界のみいは、元の世界のみいと比べて、なんと恵まれていることだろう。
元の世界のみいは、学校にも通わず、おそらく杏里と紗彩だけが世界のすべてだったのだ。
「あ、終わったみたいだよ」
そんな感傷にふけっていると、マスターがガラス壁の向こうに視線を投げて、教えてくれた。
見ると、正門から、わらわらと女生徒たちがあふれ出してくる。
薄いベージュのブレザーに、濃いブラウンのフレアスカート。
みんな、首に紺のリボンを巻いている。
「みい!」
そのなかに目当てのツインテールを見た気がして、杏里は反射的に腰を浮かしかけていた。
やっと…。
やっと、会えるんだ…。
うれし涙で、視界が急速にぼやけていくのがわかった。
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杏里の下宿から清流院高校へと向かう地下鉄の、2駅先の街である。
方角的に、墓地の近くにある自分の下宿に寄って着替えてもよかったが、みいの嗜好を思い出し、杏里はこのままでいくことにした。
みいは元来、主である人間の性的欲求を満たすために生み出されたペットロイドなのだ。
だから、元の世界でも、杏里がセクシーな格好をすると喜んだ。
もしかしたら、こちらの世界でもそうかもしれないと思ったのである。
幸いなことに市バスは空いていて、杏里のぱつんぱつんのセーラー服と常時下着の見えるスカートも、さほど物議を醸しださずに済んだ。
朝夕のラッシュ時なら確実に痴漢の餌食になるところだろうが、正午近いこの時間帯は、買い物に出向く主婦や老婆しか乗っていなかったのだ。
杏里の実家が田舎にあるせいで、目的地に着いた頃には午後1時を過ぎていた。
が、それでも学校が終わるには早すぎる。
しばらく時間を潰すことにして、杏里は学校の正門から少し離れた所にある小さな喫茶店に足を向けた。
喫茶店は、通りの側の壁が硝子張りになっている。
ここなら、生徒が出てきたらすぐにわかるだろう。
そう思ったのだ。
暇そうにカウンターで競馬新聞を読んでいたマスターが、チャリンと鈴を鳴らして入ってきた杏里を見るなり、ぎょっとしたような表情を浮かべた。
明らかに大人の女とわかる肢体の杏里が、アイドルみたいなセーラー服を着ているのに仰天したらしい。
窓側の席について脚を組む。
少しでも脚を組み替えたらパンティが見えてしまうぎりぎりのポーズである。
セーラー服の胸元は、巨乳につかえてファスナーが上がり切らないので、半分開いたままだ。
だから胸元からは、体操着に締めつけられた毬のような乳房とその頂のポッチが丸見えだった。
「いらっしゃい。お客さん、見かけない顔だね」
注文を取りに来たマスターが、杏里の胸元と太腿をちらちら盗み見しながら話しかけてきた。
「素敵なファッション・センスだけど、グラドルの人か何かかい?」
「いえ、そういうわけでは…」
よほど、「こう見えても教師です」と啖呵を切ってやりたかったが、学校の名を汚す気がしてやめておいた。
「あの、ちょっといいですか?」
ホットコーヒーを頼むついでに、こちらから訊いてみる。
「そこに見える高校ですけど、何時に授業が終わるかわかりますか?」
「百合丘さんかい? あそこは今テスト期間中だから、そろそろ終わる頃だと思うよ。きのうも、うちに寄って昼から閉店までテスト勉強していく生徒さんが、何人かいたもんだ。家に帰ると勉強できないって言ってね」
うそ!
マスターの言葉に、杏里の心臓が跳ね上がった。
ラッキーとしかいいようがない。
2、3時間は待つつもりでいたのに、もうすぐみいに会えるのだ。
「じゃ、ここはあの学校の生徒たちのお気に入りのお店なんですね」
息せき切って言うと、
「いやあ、お気に入りというほどでも…」
マスターが、満更でもない様子で、ごま塩頭をかいた。
「ま、毎日寄ってくれる生徒さんが何人かいることは確かだけどね。うちで夕食を済ませていく子もいたりして」
「その中に、広田美衣ちゃんって子、いませんか?」
「広田? うーん、名前を言われてもなあ。どんな感じの娘さんだい?」
杏里はみいの印象を、できるだけ詳しく伝えた。
ツインテールで、童顔。
アニメキャラみたいにぱっちりした目。
体型は、小柄でスリム。
だが、少女期特有の清純さとエロティシズムが融合したような ひどく蠱惑的な身体つきをしている。
「ああ、あの子かな。常連じゃないけど、友だちと一緒にたまにパンケーキを食べにくる、今はやりのバーチャル・アイドルみたいな可愛い子ちゃんがひとり、いることはいるんだけど」
「きっとその子です!」
杏里は手を叩いて喜びをあらわにした。
友だちと一緒だなんて…。
この世界のみいは、元の世界のみいと比べて、なんと恵まれていることだろう。
元の世界のみいは、学校にも通わず、おそらく杏里と紗彩だけが世界のすべてだったのだ。
「あ、終わったみたいだよ」
そんな感傷にふけっていると、マスターがガラス壁の向こうに視線を投げて、教えてくれた。
見ると、正門から、わらわらと女生徒たちがあふれ出してくる。
薄いベージュのブレザーに、濃いブラウンのフレアスカート。
みんな、首に紺のリボンを巻いている。
「みい!」
そのなかに目当てのツインテールを見た気がして、杏里は反射的に腰を浮かしかけていた。
やっと…。
やっと、会えるんだ…。
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