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第4話 転生! 凌辱学園
#66 熟女の餌食⑫
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杏里が立っていられなり、蒲団の上に寝かされてからも、那智の子宮愛撫は続いた。
最後に杏里の子宮を己の蜜口に挿入し、激烈な貝合わせを交わし合ったところで、ようやく那智は果てた。
これ以上の分泌は無理ではないかと思われるほど愛液を垂れ流し、その海の中に沈んで杏里も意識を失った。
次に目覚めるともう朝で、開け放した窓からカーテンを揺らしてさわやかな春風が吹き込んでいた。
「目が覚めたかい?」
浴衣姿の那智が窓辺の椅子から振り向いた。
細身のメンソールをくゆらせて、半身を起こした杏里の胸に熱のこもった視線を当ててきた。
「もうすぐ朝食だよ。それが終わったらバスで帰路につく。安心しなさい。学校はさすがにきょうは休校だから」
「そ、そうですか…」
助かった、としみじみ思った。
身体じゅうがだるくてならない。
裸でいる時間が異様に長かったせいで、風邪をひいたのかもしれない。
こんなに疲れ切った状態で、授業なんてできるはずがない。
「それにしても、よかったね。ゆうべは」
うまそうに煙を吐き出し、那智が言う。
「笹原先生、あたしはもう、あんたから離れられそうもないよ。あんたなしには、生きて行けない気がする。先生も、同じ気持ちでいてくれると嬉しいんだけどね」
柄にもなく那智は頬を赤らめている。
まるで初恋の相手に告白する少女のように。
「私は…」
そこまで言って、杏里は口をつぐんだ。
自分の中に、強く那智に惹かれる部分が生まれたことは否定できなかった。
男性よりたくましい肉体を持ち、繊細な指先でこまやかな愛撫を繰り出してくる那智。
クライマックスの子宮セックスは、気もちがよすぎて死ぬかと思ったほどだった。
だが、杏里の中には、どうしても踏み出せないもうひとりの自分が居るのもまた確かなのだ。
この世界に那智や美和が存在するなら、みいと紗彩が存在する可能性も高いのだ。
元の世界のセフレであり恋人だったみいに会わずして、新しい恋などできるはずがない。
「わかってるよ。先生には好きな相手がいるんだね」
那智が切なげにため息をついた。
「そりゃそうだよね。あんたみたいないい女、男が放っておくはずないもんね」
「男なんて…いません」
蚊の鳴くような声で、杏里は答えた。
いや、それどころか、厳密な意味では、みいは人間ですらないのだ。
最先端の生命科学と最新のテクノロジーが生み出した、セクサロイドなのである。
「ほう、じゃあ、女性なんだね?」
那智の顔に、かすかに安堵の色が浮かぶのが見て取れた。
同じ女相手なら、まだどうにかなると踏んだのだろうか。
「ええ、まあ」
杏里はあいまいにうなずいた。
布団から出ると、一応浴衣を着せられていた。
ただ下着をつけていないので、前がはだけて乳房が丸見えになっている。
おそるおそる股間に手をやると、那智が元に戻してくれたのか、子宮は無事体内に収まっているようだった。
ありがたかった。
外に出したままでは、そのうちに干からびて杏里自身感染症に陥りかねないからだ。
「そう。先生も、レズだったんだね。それを聞いてうれしいよ」
那智は気のせいか、徐々に元気を取り戻していくようだ。
「どちらかというと…そうかもしれません」
こわもてする外見は同じだが、元の世界の那智に比べると、こちらの世界の那智は意外と優しく、まだ人間らしさを備えている。
だから杏里もつい、本音を口にしてしまっていた。
「セックスはどっちともできるんですけど…好きになるのは、いつも女性だけだったような気がします」
「それはいいことを聞いた」
那智が曇り空から晴れ間がのぞくように、明るく破顔した。
「ならばあたしは諦めないよ。いつかあんたを振り向かせてみせるから」
「鬼龍院先生…」
うれしくないといったら、うそになる。
が、杏里はそれ以上返事をすることができなかった。
とにかく、みいを探そう。
那智のまなざしから視線を逸らすと、今更のようにそう固く心に決めたのだった。
最後に杏里の子宮を己の蜜口に挿入し、激烈な貝合わせを交わし合ったところで、ようやく那智は果てた。
これ以上の分泌は無理ではないかと思われるほど愛液を垂れ流し、その海の中に沈んで杏里も意識を失った。
次に目覚めるともう朝で、開け放した窓からカーテンを揺らしてさわやかな春風が吹き込んでいた。
「目が覚めたかい?」
浴衣姿の那智が窓辺の椅子から振り向いた。
細身のメンソールをくゆらせて、半身を起こした杏里の胸に熱のこもった視線を当ててきた。
「もうすぐ朝食だよ。それが終わったらバスで帰路につく。安心しなさい。学校はさすがにきょうは休校だから」
「そ、そうですか…」
助かった、としみじみ思った。
身体じゅうがだるくてならない。
裸でいる時間が異様に長かったせいで、風邪をひいたのかもしれない。
こんなに疲れ切った状態で、授業なんてできるはずがない。
「それにしても、よかったね。ゆうべは」
うまそうに煙を吐き出し、那智が言う。
「笹原先生、あたしはもう、あんたから離れられそうもないよ。あんたなしには、生きて行けない気がする。先生も、同じ気持ちでいてくれると嬉しいんだけどね」
柄にもなく那智は頬を赤らめている。
まるで初恋の相手に告白する少女のように。
「私は…」
そこまで言って、杏里は口をつぐんだ。
自分の中に、強く那智に惹かれる部分が生まれたことは否定できなかった。
男性よりたくましい肉体を持ち、繊細な指先でこまやかな愛撫を繰り出してくる那智。
クライマックスの子宮セックスは、気もちがよすぎて死ぬかと思ったほどだった。
だが、杏里の中には、どうしても踏み出せないもうひとりの自分が居るのもまた確かなのだ。
この世界に那智や美和が存在するなら、みいと紗彩が存在する可能性も高いのだ。
元の世界のセフレであり恋人だったみいに会わずして、新しい恋などできるはずがない。
「わかってるよ。先生には好きな相手がいるんだね」
那智が切なげにため息をついた。
「そりゃそうだよね。あんたみたいないい女、男が放っておくはずないもんね」
「男なんて…いません」
蚊の鳴くような声で、杏里は答えた。
いや、それどころか、厳密な意味では、みいは人間ですらないのだ。
最先端の生命科学と最新のテクノロジーが生み出した、セクサロイドなのである。
「ほう、じゃあ、女性なんだね?」
那智の顔に、かすかに安堵の色が浮かぶのが見て取れた。
同じ女相手なら、まだどうにかなると踏んだのだろうか。
「ええ、まあ」
杏里はあいまいにうなずいた。
布団から出ると、一応浴衣を着せられていた。
ただ下着をつけていないので、前がはだけて乳房が丸見えになっている。
おそるおそる股間に手をやると、那智が元に戻してくれたのか、子宮は無事体内に収まっているようだった。
ありがたかった。
外に出したままでは、そのうちに干からびて杏里自身感染症に陥りかねないからだ。
「そう。先生も、レズだったんだね。それを聞いてうれしいよ」
那智は気のせいか、徐々に元気を取り戻していくようだ。
「どちらかというと…そうかもしれません」
こわもてする外見は同じだが、元の世界の那智に比べると、こちらの世界の那智は意外と優しく、まだ人間らしさを備えている。
だから杏里もつい、本音を口にしてしまっていた。
「セックスはどっちともできるんですけど…好きになるのは、いつも女性だけだったような気がします」
「それはいいことを聞いた」
那智が曇り空から晴れ間がのぞくように、明るく破顔した。
「ならばあたしは諦めないよ。いつかあんたを振り向かせてみせるから」
「鬼龍院先生…」
うれしくないといったら、うそになる。
が、杏里はそれ以上返事をすることができなかった。
とにかく、みいを探そう。
那智のまなざしから視線を逸らすと、今更のようにそう固く心に決めたのだった。
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