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第4話 転生! 凌辱学園
#42 恥辱まみれの歓迎会⑳
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「あの、鬼龍院先生、ちょっといいですか?」
那智の強引なハグに身をよじるようにして、たまりかねて杏里は抗議した。
「これ、宴会なんですよね? なのに、私、まだ何も食べてないんですけど…。もう、おなかぺこぺこで…」
ウソではなかった。
性欲に勝るのは、やはり食欲である。
いくら気持ちよくても、空腹が気になってくると、せっかくの快感も減退してしまう。
だいたい、主賓がこのありさまなのに、周りの男たちがみんなジョッキ片手にお膳の料理をうまそうにつまんでいるのは、どういうことなのだ?
これは私の歓迎会ではなかったのか?
と、叫び出したい気分だった。
「もちろん、準備はできてるわよ」
那智はうなずくと、
「ちょっと、仲居さん、あれ、用意して」
と、広間の隅で待機している旅館の従業員に大声で話しかけた。
那智の命令で、数人のかっぽう着姿の女性が運んできたのは、漆塗りの長テーブルである。
それをお膳が二列に並ぶ間の通路に置くと、上を白いテーブルクロスで覆った。
そのわきに次々と運ばれてくる、大皿に盛った料理の数々。
「先生方、お聞きください」
裸の杏里を両腕で抱え上げると、那智が声を張り上げて言った。
「このように、笹原先生は、今、とっても空腹を感じておられるようです。皆さんの手で、満足いくまで、おいしいお料理をたっぷり食べさせてあげてください。あ。もちろん、お酒を飲ませてあげるのも、忘れずに」
「あ、あの、何をするんです?」
那智に運ばれながら、杏里は裏返った声で訊いた。
とてつもなく嫌な予感がする。
これって、もしや…?
真っ裸で、中央のテーブルの上に、仰向けに寝かされた。
わらわらと集まってきた男教師たちが、杏里の手足を押さえつける。
「まずは日本酒をのませて差し上げよう。誰か、漏斗を」
割りこんできた大山が、張り切った口調で言った。
右手にしっかり一升瓶を握っている。
「ちょうど、きょう、化学の実験で使ったものが」
牛乳瓶の底みたいな丸眼鏡をかけたチビの教師が、大きなガラス製の漏斗を差し出した。
「さすが湯川先生、用意がいい」
受け取ると、大山がその漏斗をいきなり杏里の口に突っこんできた。
「う、うぐっ」
のがれようにも、指一本動かせない。
「さあ、笹原先生、遠慮なく召し上がれ」
どどどど。
奔流のごとく、甘辛い日本酒が、口の中いっぱいにあふれてきた。
し、死ぬぅ!
杏里はエビのように反り返った。
日本酒なんて、飲んだことないのに!
私まだ、高校生なのに!
那智の強引なハグに身をよじるようにして、たまりかねて杏里は抗議した。
「これ、宴会なんですよね? なのに、私、まだ何も食べてないんですけど…。もう、おなかぺこぺこで…」
ウソではなかった。
性欲に勝るのは、やはり食欲である。
いくら気持ちよくても、空腹が気になってくると、せっかくの快感も減退してしまう。
だいたい、主賓がこのありさまなのに、周りの男たちがみんなジョッキ片手にお膳の料理をうまそうにつまんでいるのは、どういうことなのだ?
これは私の歓迎会ではなかったのか?
と、叫び出したい気分だった。
「もちろん、準備はできてるわよ」
那智はうなずくと、
「ちょっと、仲居さん、あれ、用意して」
と、広間の隅で待機している旅館の従業員に大声で話しかけた。
那智の命令で、数人のかっぽう着姿の女性が運んできたのは、漆塗りの長テーブルである。
それをお膳が二列に並ぶ間の通路に置くと、上を白いテーブルクロスで覆った。
そのわきに次々と運ばれてくる、大皿に盛った料理の数々。
「先生方、お聞きください」
裸の杏里を両腕で抱え上げると、那智が声を張り上げて言った。
「このように、笹原先生は、今、とっても空腹を感じておられるようです。皆さんの手で、満足いくまで、おいしいお料理をたっぷり食べさせてあげてください。あ。もちろん、お酒を飲ませてあげるのも、忘れずに」
「あ、あの、何をするんです?」
那智に運ばれながら、杏里は裏返った声で訊いた。
とてつもなく嫌な予感がする。
これって、もしや…?
真っ裸で、中央のテーブルの上に、仰向けに寝かされた。
わらわらと集まってきた男教師たちが、杏里の手足を押さえつける。
「まずは日本酒をのませて差し上げよう。誰か、漏斗を」
割りこんできた大山が、張り切った口調で言った。
右手にしっかり一升瓶を握っている。
「ちょうど、きょう、化学の実験で使ったものが」
牛乳瓶の底みたいな丸眼鏡をかけたチビの教師が、大きなガラス製の漏斗を差し出した。
「さすが湯川先生、用意がいい」
受け取ると、大山がその漏斗をいきなり杏里の口に突っこんできた。
「う、うぐっ」
のがれようにも、指一本動かせない。
「さあ、笹原先生、遠慮なく召し上がれ」
どどどど。
奔流のごとく、甘辛い日本酒が、口の中いっぱいにあふれてきた。
し、死ぬぅ!
杏里はエビのように反り返った。
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私まだ、高校生なのに!
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