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第4話 転生! 凌辱学園
#39 恥辱まみれの歓迎会⑰
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「わ、私、数学担当の木更津と申します。ん? うは、げっ」
廊下で待っていたのは、華奢な体格の青白い顔をした若い教師である。
部屋からよろめき出た杏里をひと目見るなり、眼鏡の奥で目を丸くして、金縛りに遭ったかのように硬直した。
「さ、笹原先生、そ、その格好で、宴会に?」
その視線は、杏里の胸元に釘付けになっている。
無理もない。
杏里のブラウスはすべてのボタンが取れ、安全ピンで二か所留めてあるだけなのだ。
しかもニップレス代わりの絆創膏すらもないノーブラときている。
だから当然、Hカップの乳房が隙間からモロに見えているし、ブラウスが白くて薄いため、生地を透かして乳首はおろか乳輪までもがくっきりと浮き出ているのだ。
杏里が身体を動かすたびに、その熟れ過ぎた果実のような乳房がゆさゆさ揺れる。
木更津と名乗った教師の顔が見る間に赤くなり、ズボンの股間が風船のようにふくらみ始めた。
「い、いいんです。これしか、ないですから」
相手のあからさまな生理的反応に当惑し、杏里は顔を背けた。
これでは先が思いやられる、と思う。
初対面に近いこの男性教師ですら、このありさまなのだ。
あのエロ校長の大山の喜ぶ顔が目に浮かぶ。
ましてや、那智ときたら…。
木更津についてエレベーターを降り、宴会場に向かう。
宴会場は、廊下とふすまで隔てられた和風の大広間だった。
ふすまの向こうから聞こえてくるにぎやかな男たちの声に、杏里は委縮し、肩をすぼめた。
胸を両腕でガードし、開きっ放しの入口から、そっと中を盗み見る。
端から端まで並べられた、漆塗りのお膳の列。
予想通り、席についているのは全員男性教師である。
当然のことながら、ほとんどが知らない顔ばかりで、なぜか校長の大山の姿はない。
驚いたのは、男たちがすでに酒を飲んでいることだった。
誰もがビールのジョッキ片手に、唾を飛ばして大声を張り上げている。
隅のほうでじっとしてれば、目立たないかな。
そう考えて、足音を忍ばせ、広間に一歩足を踏み入れた時である。
あっと思った瞬間、突然手首をつかまれ、杏里はすごい力で中に引きずり込まれていた。
「みなさん、お待たせいたしました! 新任の笹原杏里先生をご紹介します!」
大山が、杏里を後ろから羽交い絞めして、よく通るテノールで叫んだ。
両手首をつかんだまま、杏里の両手を一気に頭上高く持ち上げた。
おおおおっ!
続いて起こる不穏などよめき。
全員の視線が、突き刺さるように杏里の胸に注がれている。
え?
不安におののきながら胸元に目を落とした杏里は、そこで危うく声を上げそうになった。
ブラウスの前が、全開になっている。
大山の無駄なアクションのせいで、命綱の安全ピンが飛んでしまったのだ!
廊下で待っていたのは、華奢な体格の青白い顔をした若い教師である。
部屋からよろめき出た杏里をひと目見るなり、眼鏡の奥で目を丸くして、金縛りに遭ったかのように硬直した。
「さ、笹原先生、そ、その格好で、宴会に?」
その視線は、杏里の胸元に釘付けになっている。
無理もない。
杏里のブラウスはすべてのボタンが取れ、安全ピンで二か所留めてあるだけなのだ。
しかもニップレス代わりの絆創膏すらもないノーブラときている。
だから当然、Hカップの乳房が隙間からモロに見えているし、ブラウスが白くて薄いため、生地を透かして乳首はおろか乳輪までもがくっきりと浮き出ているのだ。
杏里が身体を動かすたびに、その熟れ過ぎた果実のような乳房がゆさゆさ揺れる。
木更津と名乗った教師の顔が見る間に赤くなり、ズボンの股間が風船のようにふくらみ始めた。
「い、いいんです。これしか、ないですから」
相手のあからさまな生理的反応に当惑し、杏里は顔を背けた。
これでは先が思いやられる、と思う。
初対面に近いこの男性教師ですら、このありさまなのだ。
あのエロ校長の大山の喜ぶ顔が目に浮かぶ。
ましてや、那智ときたら…。
木更津についてエレベーターを降り、宴会場に向かう。
宴会場は、廊下とふすまで隔てられた和風の大広間だった。
ふすまの向こうから聞こえてくるにぎやかな男たちの声に、杏里は委縮し、肩をすぼめた。
胸を両腕でガードし、開きっ放しの入口から、そっと中を盗み見る。
端から端まで並べられた、漆塗りのお膳の列。
予想通り、席についているのは全員男性教師である。
当然のことながら、ほとんどが知らない顔ばかりで、なぜか校長の大山の姿はない。
驚いたのは、男たちがすでに酒を飲んでいることだった。
誰もがビールのジョッキ片手に、唾を飛ばして大声を張り上げている。
隅のほうでじっとしてれば、目立たないかな。
そう考えて、足音を忍ばせ、広間に一歩足を踏み入れた時である。
あっと思った瞬間、突然手首をつかまれ、杏里はすごい力で中に引きずり込まれていた。
「みなさん、お待たせいたしました! 新任の笹原杏里先生をご紹介します!」
大山が、杏里を後ろから羽交い絞めして、よく通るテノールで叫んだ。
両手首をつかんだまま、杏里の両手を一気に頭上高く持ち上げた。
おおおおっ!
続いて起こる不穏などよめき。
全員の視線が、突き刺さるように杏里の胸に注がれている。
え?
不安におののきながら胸元に目を落とした杏里は、そこで危うく声を上げそうになった。
ブラウスの前が、全開になっている。
大山の無駄なアクションのせいで、命綱の安全ピンが飛んでしまったのだ!
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