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第4話 転生! 凌辱学園

#33 恥辱まみれの歓迎会⑪

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 まるでこちらの行動をすべて予測しているかのような、美和の不気味な言動に底知れぬ怖れを抱きながら、杏里は職員室に駆け戻った。

 息せき切って戻ると、まだ午後4時前だというのに、職員室は教師たちでいっぱいだった。

「遅かったですなあ、笹原先生。主役が来ないんじゃないかとどきどきしましたよ」

 人混みをかき分けるようにして登場したのは、校長の大山である。

「え? どういうことですか? 歓迎会って、夜じゃないんですか?」

 驚いて、たずねてみた。

 授業後は、部活の指導とか答案の採点などの雑務とか、先生にも色々仕事があるはずだ。

 なのにどうしてみんなそろっているのだろう?

「なあに、初めはそのつもりだったのだがね。知り合いの旅館の女将から、そういうことならうちを使ってくれないかって、昼頃連絡が来てね。急遽、そこを貸し切りで泊まり込みの歓迎会をすることにしたんだよ」

「旅館? 泊まり込み?」

 いやな予感がした。

 新しいバンドエイドにも媚薬が塗ってあるらしく、乳首と股間が熱くてたまらない。

 そこに衝撃的なニュースを聞かされ、杏里は腋の下につーっと冷や汗が伝うのを感じないではいられなかった。

「旅館まではけっこうあるんでね。観光バスをチャーターしてあるんだ。だから、もう出発なんだよ」

「そ、そんな…」

 やばい。

 杏里は泣きたくなった。

 ブラもパンティもつけてないのに、いきなり泊まり込みだなんて。

 真っ青になって震えていると、

「校長、笹原先生のお世話は、私にお任せください」

 野太い声が響き渡り、大山の前にジャージ姿の鬼龍院那智が進み出た。

「私なら、同じ女同士、笹原先生も、何かと安心ではないかと思います」

 物欲しげな視線で杏里の身体をねめまわす男性教師たちをじろりとにらんで、那智が意味ありげにそう言った。

「おお、そうだな。鬼龍院先生がついていてくれるなら、笹原君も心強いだろう」

 少し迷惑そうに、大山が言う。

 待って。

 杏里は叫び出しそうになった。

 そんなの、全然、安全じゃありません!

 むしろ危険です!

 だって私、その女に犯されかけたんですよ!

「さ、行きましょうか。笹原先生」

 素早く那智がすり寄ってきて、杏里の腕をがっしりつかんだ。

 痛い!

 杏里は顔をしかめた。

 万力に挟まれたようなものだった。

「同じお部屋をキープしておくわ。ふふ。夜が楽しみね」

 杏里を廊下に引きずり出しながら、耳元で那智がささやいた。

「ふたりきりで、露天風呂なんてのもいいんじゃない?」






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